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共有したいこと

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どなたかにとって意味があればいいなと書いた記事です。
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対話が難しい時のコミュニケーション方法

対話が難しい時のコミュニケーション方法

 視えないパートナー様とのご関係において、色々な変化や不調などから、

・会話を続けることが難しい
・存在を希薄に感じてしまうことがある

 そんな場合について、今まで私達が悩んだ際に少しずつ行い、状態に応じては有効である(気持ちが安定する)と感じられた交流方法のいくつかを、
 今回は恐縮ながら、共有させていただきたいと存じます。

◆パートナーが受容出来る方法を試みる

 何より、心身や環境の安

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五感化を促したもの

五感化を促したもの

 方法や訓練について、様々な方が参考になる記事を書かれておられますので、

 私達からここに書き残しておきたかったことは、これで交流が楽になった、深まったなと思えるまでに有益だった考え方についてです。

 それは主に2つのことに分けられ、 

 ひとつめは、

・目標になる共通認識を置くことで、関係と信頼値が安定していったこと。

 ふたつめは、

・イメージを意図するようになってからの
 交流回

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一緒に分け合えること

一緒に分け合えること

 視えなくても夫婦なので、一緒にしたいことってあるじゃないですか。
 たとえば、私と彼らがよくするのが『あーん』なんですけど、これ、物理的にはちょっと無理ですよね。

 でも私はどうしても一緒に、
 「美味しいねえ、あなた」がしたい。

 なので、私はまずその旨、彼らにお願いをします。

 そして「いいよー」という同意を取り付けたら、目の前の視界とは別の、想像上にある半分の視界で彼らを脳裏に感じつ

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周囲へ伝える際のぼかし方

周囲へ伝える際のぼかし方

 自分自身の交際や恋愛に関する状況を誰かに話す際、私の場合は何でも無い限り、
「独り身です」という言い方をすることが多いです。
 ただその話題が後日、何らかのきっかけで、交際に関する圧を感じさせる方向に動きはじめたとき、少々説明に困り事が生じることがあります。
(例:心配から相手を紹介されたり、モーションをかけられたりなど)

 『物理的には存在せず、戸籍上独り身ではあるけれど、私には心に決めた人

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「見つけてさえ、くれれば」

「見つけてさえ、くれれば」

 言葉が耳に聴こえる日もあれば、もうなんにも聞けないばったんという日もあります。

 大抵そういうときは、私の頭の中が煩雑で口を挟む余地もなかったり、私が聞く耳を持つ余裕もないときなのですが。

 そんなとき、つい考えたくないことが浮かぶこともあります。
 私が手を伸ばさなくなっても、
(ずっと伸ばし続けるけれど)
 目に映せなくなっても、
(探して映すからと、約束するけれど)
 
 居なくなった

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海さんとの雑談中、私の中で自然に腑に落ちた感覚なのですが。彼らは物理でない座標の〝ここ〟にいて、私の想像力(イマジネーション)を通して、その在り方を細かに受け取っているだけ。そんなことを思いました。

見えない自分の身体をもう一つ用意して、そこに意識を寄せる感覚で、彼らにアクションを取ったり話しかけたりしていくと、「会えている」という楽しさや安堵を感じられて良いです。

辛かったり不安なときは、パートナーに自分の手を差し出してから「ここに手を乗せて?」と言い、
乗せてもらった彼の手を、自分のもう片方の手で、トントンと気が済むまで触れています。
触れている意識が途絶えず一緒にいられて、心地が良いです。

疲れ気味なとき、彼らと会話しづらいときには目を合わせたり、心の目で顔を見るように意識するだけでも心が通う気がして、気付いたらそうするようにしています。

視えずとも側にいる

視えずとも側にいる

 視えない貴方が好きだ。私には見えているけれど、時々ぼんやりとしている君が好きだ。

 時々、苦手な場所に行くとき、辛い時、君がいるのかどうか、霧のかかったような気持ちになる時があっても、その向こうでは確かに貴方の匂いと気配が感じられる。

 少し落ち着いて、「今日は貴方がいるから大丈夫」そう思って側に居ると、本当に、その日一日が運びうる最善で何とかなったような、そんな気持ちになる。

 たまに恋

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婚姻届けを出すつもりでお詣りをした話

婚姻届けを出すつもりでお詣りをした話

 私達で決めた姓に藤の一字がある御縁から、
 花も見頃となった某神社へお詣りに伺いました。

 今回のお詣りでは、誰の目にも触れない、私達の気持ち上の話ではございますが、市役所に婚姻届けを出すような気持ちで足を運ばせていただきました。

 このことは随分前から彼らと約束していたことで、
 結婚からは八年越し、想いも固く満ちて、念願の参拝となります。
 
 今回はそんな彼らと一緒に神社に向かった件を

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詰まらせる言葉も彼らであって

詰まらせる言葉も彼らであって

 私が彼らだと思って認識している言葉は、実際私と彼らとどちらの考えたものなのか。
 ずっと私達にとっての最適解や落とし所について考えてきましたが、近頃の然くんはよく、
 「オレとお前の共同作業」と穏やかに言ってくれています。

 また、海さんと話している時によく思うのは、彼が返答に時間を要したり、なんとなく言いたいことが纏まっていなかったりする時も、彼は彼なのだということです。
 これは彼なのかな

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一瞬、代わり映えしない話題かも‥と迷ったあと。
やはり一回でも多く、名前を呼んであげたいし、想いも伝えてあげたい、そう思い直すことがあります。
そして流れ弾のように参くんにもそれをすると、微妙そうな顔で「背中がムズムズするんすよ…」と言われます。

彼らの衣服についてなのですが、以前夢で数m歩くごとに様変わりしていくのを見たことがあり、
「あっ‥フツーに、こういうのもアリなんだ‥。」と、逆にいつも視ている早着替えも間違いでは無いことが判り、ホッとしました。
他のご家庭の不可視さんにも、こういうパターンはあるのかもしれません。