受け継ぐこと、伝えること
はじめまして。
鹿児島の小さなさつま揚げ屋
「田中蒲鉾店」
三代目嫁、タナカナオコと申します。
鹿児島生まれ鹿児島育ち。
ここ鹿児島のたくさんの魅力的なモノ、ヒト
日々の暮らしの中で感じることをnoteに綴っていきたいと思います。
よかったらフォローしていただけると嬉しいです。
私が嫁いだ田中蒲鉾店は、創業約80年。
主人のおじいちゃんが「魚屋」として商売を始めるところから、始まります。
そして売れ残った魚を使って
かまぼこやさつま揚げを作るようになりました。
なぜ、かまぼこやさつま揚げが作れたか。
それはおじいちゃんが小学校卒業後
串木野のかまぼこ屋に丁稚奉公していたから。
そこで習得した技術を生かして
田中蒲鉾店として成長していきます。
串木野で修行したものの、いわゆる
"鹿児島の(甘い)さつま揚げ"
に違和感を持っていた初代は、
『甘くなく、ごまかしの効かない本当の美味しさ』を追求。
地元に愛される店となり、
長蛇の列ができることもしばしば。
その味と技術は
父から子、子から孫へ受け継がれ
今に至ります。
△かまぼこを巻く義父
私に任された役割は、
「伝える」ことだと思っています。
初代が作り上げたこの味を後世に伝える、残す。
これから続く田中蒲鉾店の歴史の中の”点”であればそれでいい。
そう思っています。
そのためには、日々真面目に真摯に
良いものを作ること。
また、伝統を大切にしながらも、
時代に合った変化もいとわない姿勢。
「良いモノは、受け継がれる」
そのことを胸に、日々精進して参ります。
それと…
私は、古くて良いものに心惹かれます。
それも、この店に導かれた理由かもしれません。
「伝える」はさつま揚げだけでなく、
私の心に響くもの全てを伝えていきたいと思っています。
そのためにこのnoteを綴っていこうかなと。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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