PONO nao

鹿児島で小さなさつま揚げ屋を営んでいます。鹿児島での暮らしを通しながら、自分の好きなモ…

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鹿児島で小さなさつま揚げ屋を営んでいます。鹿児島での暮らしを通しながら、自分の好きなモノやヒトの紹介がしたいと思います。<好きなこと>は、自然の中で遊ぶこと、昔の人の知恵を学ぶこと。現在はリノベーションをした我が家についての投稿が主です。

最近の記事

PSのこと〜寒さ(暑さ)対策その③〜

リノベーションが終わり 新しく生まれ変わった我が家に住み始めて8ヶ月が経ちました。 我が家の寒さ対策として①〜③まで書こうと思っていたら、季節が巡って今はもう夏真っ盛り(汗)でも、寒さと暑さについて書いてみますね。 冬・夏とどちらも経験した今、 住み心地を一言で言うなら、、 『快適』 その一言に尽きます。 冬:家の中の方が(なぜか)外より寒く、 家の中なのに白い息が出て、 寝る時は鼻の頭が冷た〜くなる。 夏:家に入るともわっとした空気。 とてもじゃないけどクーラー入れ

    • リノベーション完了

      7月から始まった我が家のリノベーション。 無事終わり11月3日に引き渡しされました。 (投稿がかなり遅くなりましたが) そしてその日、リノベーションの完成見学会があり、私たちも参加しました。 リノベーションで見学会て珍しいなと私は思ったのですが、 何より面白いなと思ったのは、 施主である私たちもお客様のおもてなしをしたこと。 他社の見学会には何件か足を運んでいますが、 工務店さんがお客さまを案内するだけで、 施主さんがいらっしゃることはあまりなかったような。 川畑さんが

      • 寒さ対策その②〜アップルゲートセルロース断熱〜

        以前の記事で基礎断熱について書かせていただきました。 が、それだけでは肝心の断熱材が入っていないので、断熱材を施さないといけません。 私たちの家に導入された断熱方法は、「アップルゲートセルロース断熱」。 セルロース断熱とは、パルプを原料とする紙製品を再利用してつくられた細かな紙片状の断熱材を、専用の装置を使って壁の中や屋根裏などに施工するものです。 その中でも、アップルゲート・インシュレーション社のセルロース断熱は、セルロース断熱が普及しているアメリカでも高く評価されて

        • 鹿児島のお祝い事に|蒲鉾の折詰

          うちのお店(さつま揚げ・蒲鉾専門店)に入って来た年配のお客様が、よく言う言葉がある。 「懐かしいねー!昔はよく結婚式にもらいよったぁ!で、この卵を兄弟で喧嘩して取りよったのよ!」 こんな感じの言葉。 たしかに私も昔は父が結婚式に出席した日のお土産(引き出物)は、折詰と赤飯だったなぁと思い出す。 昔は、お祝いと言えば蒲鉾の折詰というくらいよく使われていたようだ。義母達が言うには週末になると300個〜出ていたと。 今では多くても30個くらいの注文なのだが、先日ありがたいこ

        PSのこと〜寒さ(暑さ)対策その③〜

          誰が作っても同じだと思っていた"過去"と、自分だけが作れると誇れる"現在"

          「若い頃は、誰が作ってもどんな大工が作っても出来上がるものは結局同じだって思ってた。でも、今はそうは思わない。」 そう言った我が家の棟梁、三窪さん。彼が大切にしているものって何だろう。 ■自分だけの納まり(おさまり)の感覚リノベーションが始まってから、”納まり”って言葉をよく耳にする。どうやら、設計図や図面だけでは表せない、家を作っていく中での細かい部分の処理の仕方みたいなものらしい。”納まり”は何も見た目やデザイン性だけに限ったことではない。技術上・構造上でも”納まり”問

          誰が作っても同じだと思っていた"過去"と、自分だけが作れると誇れる"現在"

          寒さ対策その①〜基礎断熱〜

          リノベーション前の古い家には、床を剥がしてみても断熱材が入っていなかった。らしい。そりゃ冬は寒いし、夏は蒸し暑いはず!!だって外気の影響をもろに受けるんですもの。 冬の寒さをどうにかして!! という私の願いを叶えるために、採用されたのは基礎断熱という断熱方法。 ※以下は、私なりのまとめです。三窪(大工)さんが一生懸命説明してくれたんですが、私自身飲み込みが悪いので、インターネットでいろいろ見て簡単にまとめてみました。素人ですので、言葉使いなど間違ってるかもしれません。心を

          寒さ対策その①〜基礎断熱〜

          うちは、リノベーションに耐えられる?

          どうして、うちはリノベーションができたのか? 目に見えない部分が腐っていたりしたら? 解体前に大丈夫!ってどうしてわかったんだろう? そんな思いがあったので川畑さん、三窪さんに聞いてみました。 (↑前の記事) なぜ、計画を実行に移せたか? 1.室内の空気感(三窪)何度か手を入れられていて、きれいに保たれてるなあと感じました。 (川畑)全体的にカラッとしていればいいのですが、湿っぽくカビ臭がするのはアウト。でもそれはなかったので大丈夫。田中さんの家は北面にお風呂場があっ

          うちは、リノベーションに耐えられる?

          着工。のち楽しみ時々不安。

          2021年7月5日着工。 私たちのリノベーションが始まった。新築ではないので地鎮祭のような儀式ないものの、着工前に安全祈願をするということで主人が参加した。家の四隅にお米と塩、お酒をまき、清めていく。 ー今まで支えてくれた木々や設備に感謝して、新たに生まれ変わる生活を支えてくれると思います。そして安全第一で工事が進みますように。ー ↑棟梁の三窪さんから暖かいメッセージをいただきました。こういう思いで作っていただけるのはとても嬉しくありがたい。これからの家づくりがますます

          着工。のち楽しみ時々不安。

          施主として、こうありたい。

          施主(せしゅ)=工事を発注した人 家を建てる、手直しする、経験がなかったので、施主という言葉すら知らなかった私ですが、施主として初めからこうありたいと思っていた点が3つ。  1.楽しんで仕事をしてほしい「チームの3人には、楽しんで家づくりをやってもらいたい。」 私が一番に大切に思っていたことです。 特に大工である三窪さんに対してその思いは強かったです。なぜなら、作り手の思いがその家に宿ると思っていたから。あとはより質の高いものが出来ると思っていた。楽しい気持ちで作れてい

          施主として、こうありたい。

          3人のチームのこと

          私たちのリノベーションを進めてくれるチーム。 "チームDWELL HOUSE" (仮名称) は、デザイナー川畑さん、バイヤー兼サポーター窪見さん、大工三窪さん、の三人で構成されています。 ▪️3人のプロフィール川畑 健一郎:家具職人としてキャリアをスタート。仕事の幅を広げるためシンケンに6年在籍、その後独立。これまでの経験を統合し、住宅・店舗などのデザイン計画や家具製作など「暮らし」にまつわるさまざまなことを手がける『DWELL』オーナー。 窪見 裕介:東京のIT企業でホ

          3人のチームのこと

          月星座を知る

          リノベーションの着工が急遽1週間後に決まった6月末、家を空っぽにするため私はその日のうちに台所や子ども3人の服の整理など、着工日までにやらなきゃいけないことを頭の中に書いて、1週間の間でひとつづつクリアしていっていたわけだけれども、、、 まるで動く気配のない者がひとりーー。主人だ。彼はせわしなく動く私を見ているのかいないのか、いつもと変わらぬ時の流れで過ごしていた。「ちょっとずつ引っ越しの準備しなさいよー。」と言われて自分の服の一部だけ整理したものの、相変わらず雑誌やらテレビ

          月星座を知る

          『不完全』を楽しむ家

          「不完全を楽しめばいい。」 提案されたDWELL川畑さんのプランは、私がお願いしていた3つのことを完璧にクリアしていました。 (3つの改善点についてはコチラ↓) しかも、クリアした上に、オマケまで付いている!子供部屋が一つ増えていました!無駄に広かったキッチンを子供部屋(男子二人用)に、キッチンは、対角線上の「えっ?ここに!?」という、大移動でした。 ↑これはリノベーション前 そしてもちろん!!川畑さんの推奨する"GOOD-TIME PLACE"も完備! これは私の主

          『不完全』を楽しむ家

          私の3つのお願い@リノベーション

          リノベーションにあたって、私たちがDWELL川畑さんに要望した改善点は3つ。 1.冬の寒さ これは我が家の最大の欠点です。下手したら、なぜか外より寒い。冬が大の苦手な私には朝起きるのがもう大変で。夜は一度お風呂に浸かったらなかなか湯船から上がれない。勢いつけて「よしっ!!」と気合いを入れて出ていました。 部屋は暖房を効かせて、ストーブを付けてやっと普通のお家並みになります。それでも私の両親が遊びに来た時は、ジャンバーを脱がずにそのまま過ごしていたり。 お願いです!この寒さ

          私の3つのお願い@リノベーション

          家をリノベーションするという選択

          たくさんの選択肢がある中で、私たちが選んだのはリノベーション。 その理由は――。 1.古き良きものに惹かれる私たち夫婦が結婚したのは2008年、今から約13年前です。主人のおじいちゃんの家が空き家になっていたので、ありがたいことに結婚前に義両親が綺麗にリフォームしてくれてそれからずっとその家に住んでいました。 おじいちゃんの家には家具がほとんどなかったのですが、古いものに愛着を感じる夫婦なので、家の中にある家具は大体どこからか譲り受けたもの。 △譲ってもらったカリモク家

          家をリノベーションするという選択

          受け継ぐこと、伝えること

          はじめまして。 鹿児島の小さなさつま揚げ屋 「田中蒲鉾店」 三代目嫁、タナカナオコと申します。 鹿児島生まれ鹿児島育ち。 ここ鹿児島のたくさんの魅力的なモノ、ヒト 日々の暮らしの中で感じることをnoteに綴っていきたいと思います。 よかったらフォローしていただけると嬉しいです。 私が嫁いだ田中蒲鉾店は、創業約80年。 主人のおじいちゃんが「魚屋」として商売を始めるところから、始まります。 そして売れ残った魚を使って かまぼこやさつま揚げを作るようになりました。 なぜ、

          受け継ぐこと、伝えること