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同じ空に焼き付いたあの花をいつまでも忘れない〜18祭備忘録〜


2022年7月16日・17日の日産スタジアム2日間と、23日・24日のヤンマースタジアム長居2日間の夢のように楽しかった18祭を忘れないように、いつでも思い出せるように、ここに備忘録を残します。


待ちに待った周年LIVE、待ちに待った18祭。


15祭のように過去を辿りながら、今はもうグループにはいないメンバーにも触れながら、歴史を振り返り懐かしむLIVEなのかなと願望も込めた期待を胸にウキウキしながらセトリを予想して待ち侘びた日々。


初日はあいにくの雨予報で、毎日毎日天気予報と睨めっこし続けたものの、なんとか土砂降りにはならず持ち堪えた天気。


向かう途中に浴衣を着ている女の子がいたり、十祭の法被を着ている人がいたり、そんなお祭りらしい雰囲気に胸を躍らせながら会場に入ると、そこには頭で描いていたよりも遥かに大規模な光景が待ち構えていました。

スタジアムってこんなに大きかったっけ、、、客席こんなにあるんだ、、、と改めて関ジャニ∞の大きさを感じさせられ、より一層期待が膨らみます。


そして、「エイト!エイト!」の掛け声(録音)とともに会場のボルテージは高まり、オープニング映像の花火着火に合わせてステージセットの上から登場した5人。
丸ちゃんの挨拶で幕を開けるお祭り。

スタジアムライブということもあって、その日の天候に触れながら客席を煽る丸ちゃん。その様子をほほえみつつ誇らしげに客席を高いところから見渡す4人の姿も印象的だったなぁ。


8ESTでは大阪ロマネスク、十祭では浪花いろは節、さて18祭ではどんな曲からお祭りが始まるのかといろんな予想を立ててずっと楽しみにしていたけど、その答えは無責任ヒーローでした。

正直個人的な予想とは少し違っていてそうきたか!と初日は感じたけど、もう何度聴いたり見たりしたかわからないほど披露されてきた彼らの代名詞とも言えるようなどストレートな定番ソングで初めての人でも盛り上がれる曲を持ってきたのがなんだかとても今の彼ららしいなと。



あおっぱなやがむしゃら、前向きスクリームなどLIVEでお決まりの盛り上がり曲が続き、トロッコでぐるっとアリーナを巡ると再びメインステージに戻ってきて新曲「喝采」のカップリング曲「CIRCLE」へ。

この18祭で初披露された曲だったけど、順番に立ち上がり順番にしゃがむ…みたいな幼稚園児のお遊戯会のようなわちゃわちゃした可愛い振り付けで毎公演私の楽しみのひとつだったな、、、笑


お次はみんなが楽しみにしていたジャニーズシャッフルメドレー。

初日の「初心LOVE」の歓声たるや、OPの登場に勝るほどの勢いでとても気持ちよかった。
もちろん、このようなご時世なので歓声自体はNGではあるのだけれど、みんなわざと出している声ではなく漏れ出てしまった歓声だったのがその喜びを物語っていて私は気持ちよかった。

そこからSnowManの「D.D.」、SixTONESの「マスカラ」と、若手グループの人気曲が続く。

40前後のいわばおじさんに差し掛かる年齢のアイドルが20代の後輩のデビュー曲をこの上なく可愛くかっこよく踊りあげて、まだまだ俺ら行ける、まだまだ負けるもんかという熱意と自信を感じて誇らしかった。


十祭では硝子の少年を披露した山田による「Anniversary」。
歌声の相性の良さやモニターに映し出される2人のメッセージに感動させられたのは言うまでもないのだけれど、あぁきっと今亮ちゃんがいたらtornのユニットも観れたんだろうなとついつい寂しくなってしまったり。

人数が少なくなってしまったから、7人揃っていた十祭とは違ってメドレーでのそれぞれの登場率がぐんと上がっていて。
人数が減ってしまったから出番が増えるのはそりゃ当たり前なのだけど、あの頃よりうんと歳を重ねたのに休む暇もなく次から次へと出番が回ってきてちょっと心配になったりもしたなぁ。


十祭では年下組がわちゃわちゃ花道を駆け抜けて披露した「スシ食いねェ!」が18祭のメドレーでも再び登場。

丸ちゃんが曲に合わせてお寿司を頬張る演出で笑いに包まれるスタジアム。
誰がやろうと言い出したのか想像するだけでも微笑ましいけど、口をパンパンにしながらみんなの期待に応える丸ちゃんとそれを楽しそうに笑って喜ぶメンバーたち。私が大好きな光景。大好きな2人がそこにはいないだけで何も変わらない関ジャニ∞でしかなくて、楽しくて愛おしくて、ここでもまた少し寂しくなった。


そしてこれまた十祭と同じく披露された「A・RA・SHI」


お馴染みの村上くんの関西弁ラップでまたまた笑いに包まれるスタジアム。

長居公演の時に、公演中後ろを向いて座らなきゃいけない警備スタッフのお兄さんが「スシ食いねェ!」と「A・RA・SHI」で笑うのを我慢できずに思わず笑顔になりながら会場後方のモニターを見ていたのが私は本当に嬉しくて。

ファンは推しが何をしていても可愛くて面白くて笑っちゃう生き物だけど、きっとアルバイトのシフト上今日偶然関ジャニ∞だっただけのはずのお兄さんをあれだけ笑顔にできてしまう関ジャニ∞はすごい。


そして、Jr.コーナーを挟み、お祭りは後半へ。


みんな大好き「罪と夏」では、大量の水を使ったステージ演出。
せっかくの晴れでもあの演出によってバックステージ付近のお客さんはびしょ濡れになってたのが不憫だったけどそれすらも楽しそうでほほえましかった。


お次は「Dear Summer様!!」からの「クラゲ」というJUKE BOXを思い出さずにはいられないセトリ構成。

夕日でオレンジ色になった空の下彼らが歌うクラゲには感無量だった。
9年前、横山くんが緊張で息を震わせながら初めて披露したトランペット。

「メンバーをびっくりさせたい」そんな想いもあって当初はサックスをやろうとした横山くんですが、自分がサックスを買ったから横山くんはトランペットにしてくれという亮ちゃんの自己中なワガママに「俺は遊びじゃなく本気でサックスしようと思ってるのになんでどっくんに気遣わなあかんねん!」と怒っていたもののトランペットは主役になれる楽器だというスタッフの言葉でトランペットを即決したなんていう横山くんらしいエピソードもあったり。

そんな横山くんがステージでトランペットを披露するまでの努力とその緊張を知っているからこそみんなが心配そうに見守り、うまくいってもいかなくても嬉しそうに笑って讃えたあの光景。

そんな過去の光景を思い出しながら今の5人を眺めるクラゲの時間が大好きでした。


大切な思い出の節々で彼らが歌ってきた「オモイダマ」

「がむしゃらに走ってきて やっと背負った重みを知り うまく笑えなかったり あきらめたくなったり きっと不安や孤独に襲われることもあるけれど 忘れないで君は ひとりじゃなかったんだよ 今も明日もずっと」

この曲ってこんなに今の彼らにピッタリな曲だったんだなぁと、私は18祭で初めて気付かされました。

「流れた涙 陰に隠れて でも見守る視線もあったんだ」
「誰かに向かった悔しさじゃなくて 本当は自信が欲しいだけ」
「立ち上がるたびに転んで 這いつくばってでも進んで 報われる日もある 報われない日もある」
「それでも"選んだ道"を悔やんだりしたことなかった
"きっともう一度" その夢に届くまで 僕らここにいるよ」


泣けちゃうよね。本当にピッタリで。 


そしてこの曲の亮ちゃんパートはほとんどが村上くんに受け継がれていました。私はそれも嬉しかった。
誰だったら嫌とかそういうのはもちろんないんだけど、村上くんだったのがなんだか嬉しかった。



ファンから募った"踊ソング"と"レアソング"のコーナーでは「マーメイド」と「アネモネ」がそれぞれ1位に。

マーメイドといえば、コロナ禍に行われたドリアイで披露されたものの「荒れる波に瞳濡れてマーメイド 涙の果てまで沈むよう」のパートを体調不良により不在になってしまった大倉くんに代わって横山くんが歌ったこともあったよね。
そしてこの曲で髪を結んで登場したヤスがなんとも言えない色気とかっこよさで、前の席にいた大倉担丸山担コンビも思わず「ヤスやば、、、」と声を漏らしていたけど私もすっかり虜になっていました。



私がずっとずっと聴きたかった「アネモネ」

嬉しくて嬉しくて本当に嬉しかったけど、ずっと聴きたかったアネモネには亮ちゃんがいなくて。
この曲は念願だったからこそ嬉しくて寂しくて辛かった。

そしてお次はエイトレンジャー。
懐かしい「∞レンジャー」から始まり、そのまま「ER」へ。

モニターに映る映画エイトレンジャーの映像からは綺麗にイエローとレッドが消されてたけど(実際一部映り込んでしまってたけど)、もうライブで彼らに会うことはないかなとすら思っていたから嬉しかった。


そしてキャンジャニちゃんによる「CANDY MY LOVE」

ERのレンジャー衣装から制服衣装に早着替えするためのカラクリとして、ほんとのところはERをステージで踊っていたのはエイトに扮したJr.ちゃんたちだった背景には驚かされたなぁ。笑

キャンジャニちゃんたちの挨拶も相変わらずの個性で、なんだか7年前の元気コンにタイムスリップしたかのようなそんな感じだった。ただそこには2人がいないだけで。


可愛いキャンジャニちゃんにたくさん笑わせてもらったあとは、お楽しみのバンドコーナー。


そんなバンドコーナーの1曲目は6人の関ジャニ∞の全てが詰まった「ここに」

意図してなのか偶然なのか、5人が歌い演奏するステージ上は黄色いライトで照らされていて。
日産初日のこの曲では、出だしのヤスに次ぐ「降り出す雨に打たれて 始まるんじゃない始めるんだぜ」の亮ちゃんパートをすっかり歌い忘れてしまった丸ちゃん。

そこはずっと亮ちゃんが当たり前に歌ってたパートだったもんね。
もう亮ちゃんがいなくなって3年経つけど、その感覚がメンバー自身にも染み付いてるのがなんだか嬉しかった。違和感を身体が覚えてるのは私たちファンだけじゃないんだなぁと。



そんなここにの次は「ローリング・コースター」
亮ちゃんがずっとずっと大好きだと言い続けてた曲。

この曲は亮ちゃんが最後に関ジャニ∞としてステージに立ったツアー十五祭でも大倉くんがセトリに入れてくれてたよね。亮ちゃんの大好きな曲だから。
そして亮ちゃん脱退後すぐの関ジャニ通信で村上くんが流してくれたのもこの曲でした。亮ちゃんの大好きな曲だから。

「ここに」と「ローリング・コースター」という並びに、私はどうしても亮ちゃんと6人のエイトに想いを馳せずにはいられませんでした。

ほんの1年程度の短い期間だったけど、関ジャニ∞の歴史を辿るようなセトリの中に6人でボロボロになって駆け抜けたあの1年も忘れずにセトリの中に刻んでくれたことが本当に嬉しくて。

悲しみやトラウマからあの時代から目を背ける人が多かったり中には悪く言う人がいる中で、5人が6人の関ジャニ∞とあの1年を肯定してくれたようで私はこの2曲に涙が止まりませんでした。
亮ちゃんよかったね。相変わらず亮ちゃんの大好きなロリコスは最高だったよ。


そして「夕闇トレイン」
これまたJUKE BOXを思い出さずにはいられない1曲。


村上くんのピアノソロに合わせてモニターが真っ赤に染まると共に始まるイントロ。
気持ちよさそうにピアノを弾く村上くんだったけど、よく見るとその指は震えていて。今ではすっかり見慣れてしまった村上くんのピアノ演奏姿だけど、未経験者の彼がこんな風にソロパートをこなせるほどの腕前になるまでどれだけの努力があったのかと思うと感慨深かった。


大好きな、ずっとまた聴きたかった曲なのにそこには2人がいない現実。嬉しいと寂しいの感情がごちゃ混ぜで溢れてくる涙がここでもまた止まらず。

9年前のJUKEではこの曲でヤスとおでこを寄せ合ってギターを奏でていた亮ちゃん。
2022年バージョンのヤンマーちゃんたちのこの絡みも見てみたかったなぁ。




そしてそんな涙にさらに追い討ちをかけてくる「BJ」

すばるがいなくなってすぐのGR8ESTでは目に涙を浮かべてこの曲を演奏していた大倉くんが、18祭では幸せそうに笑っていたのが印象的でした。

強くなったんだなぁ。強くなるしかなくて、強くならざるを得なかったんだろうけど。



日産2日目で姿を消してオタクが荒れた(3日目以降ロリコスと交互で披露されることになった)「イエローパンジーストリート」。

きっと全eighterが大好きでずっとまた聴きたかった曲。
この曲は曲名からしてそりゃそうなんだけど、ステージ上が黄色いライトで照らされるもんだからつい嬉しくなってしまったり。




「ズッコケ男道」「勝手に仕上がれ」と、オタクが大好きなぶち上げソングたちが続く。

前回のツアー8BEATからギターを練習し披露するようになった横山くん。
なんだかもうすっかり様になっていて、ギター姿がよく似合ってカッコよかった。

村上くん同様、関ジャニ∞でちゃんとしたバンドの形を作るにあたり十数年前に楽器を始めた横山くん。
「これしか残ってなかったから」というなんとも横山くんらしい理由で担ったパーカッション然り、トランペット然り、大人になって何かを始めるって本当に大変で難しいことなのに、40歳になってもなお新しいことにチャレンジする横山くんは本当にかっこいい。

「グループのために」その思いをずっと変わらず抱き続けている横山くんが私は大好きです。



今回のスタジアムライブのテーマソングとも言える「喝采」

「昨日までのため息に聞いた もう少しだけ信じてもいいか」「最後は笑ってるヤツでいたいんだ」

信じて信じて何度もどん底を見た5人がそれでもまだ信じてもいいかと、最後は笑ってたいと、そんな歌詞をスタジアムで歌い演奏する姿に心を揺さぶられました。


そしてみんなの挨拶が終わり浴衣に着替えた5人が披露する後半のラスト曲「青春FIREWORKS」


この曲は、参戦前からもうきっと泣いてしまうなと自分自身確信を持っていた曲だったけれど、「それぞれ道が違っても 同じ空に焼き付いてる花を思い出す きっと」という歌詞に十祭の純情恋花火で同じ花火を見た7人と重ねずにはいられなくて案の定涙が止まるわけもなく。


「立ち止まることもできなくて 変わりゆく未来だろうと」という歌詞で毎公演感極まって泣いてしまうヤス。身体がボロボロになっていた時期も、別れを繰り返して心が折れそうなときも、ずっとずっと走り続けてきたもんね。

日産の初日の挨拶で「俺8年前は挨拶のたびに泣いてた」って笑って話してた横山くんは、青春FIREWORKSでメンバーみんなが歌う中1人後ろを向いて打ち上げ花火を見上げて顔をぐしゃぐしゃにして泣いていました。

こんなステージでまた花火が見れて嬉しくてなのか、本当はここにいたはずの、いてほしかったはずの人たちのことを想ってなのか、寂しくてなのか、悔しくてなのか、その涙の理由は本人にしかわかり得ないけれど、子供のように泣く横山くんがどうしようもなく愛おしくて切なくて、そんな姿を見て私も一緒にたくさん泣きました。


この曲で何よりも印象的だったのが、花火を見上げる客席の私たちを見渡して嬉しそうに幸せそうに微笑む彼らの姿でした。

8人から7人、7人から6人、6人から5人と、3度の別れを経験した彼ら。
3人を追うように彼らの元を去っていくファンも少なくはなかった。
若手グループがどんどんデビューして立派な数字を叩き出してくる中で、きっと日々たくさんのプレッシャーと不安を感じてきたと思います。でもだからこそ、自分たちを愛する7万人、5万人の人たちがみんな幸せな顔をして笑ってる姿は、彼らにとって他の何にも変えられない最高の光景だったんじゃないかなぁと。


アンコールでは、「∞OSAKAおばちゃんROCK」に入ろうとする村上くんを横山くんを中心にみんなが邪魔をするノリから始まり、懐かしい曲から人気曲までメドレー形式で次々と披露されました。

そして「All is well」

たくさんの思い出が詰まったこの曲。
みんなで歌詞を紡いだ大切な曲。
JUKE BOXで渋谷すばるが魂を込めて歌っていた曲。

「また会えるかな また会えるかな」
みんな会いにきたのに、そう繰り返し歌っていた彼がもうここにはいない。

「ねぇ、いま何を思ってるの あの頃思い出してんの
その目の中に写ってる僕らは変わったかな」
丸ちゃんが歌う大好きなパート。何も変わらないよ、ただ2人がいなくなってしまっただけであの頃と何も変わらない関ジャニ∞に会えて幸せだよと声を大にして言いたくなってしまう。


「もう会いたいよ 会えないから会いたいよ」
この横山くんの歌詞に私は本当に弱い。
会いたいのに会えなくて、会えないからこそ会いたくて。もう本当にそのまんまの感情を毎日毎日抱き続けてるからこそ改めて辛かった。

長居初日、大倉くんは早口で歌いにくい自分のパートを噛んでしまいました。あの大好きなニズムのステージのように。
ごめんねと手を合わせて謝る姿があの頃のままで可愛かったし、その翌日は無事歌い上げられて隣の丸ちゃんと目を合わせて笑い合っていた姿も全部が大好きだった。


そして、「溢れ出す想い 上手くまとめられなくて あきれるくらい君だけで」の亮ちゃんが歌っていたパートを受け継いだのは丸ちゃんでした。

あの独特な高音を出す時のクセと歌い方まで丸ごと受け継がれていて、私たちと同じように丸ちゃんもこの歌い方に聴き慣れてるからあの部分を歌うとそうなってしまうんだろうなぁと胸が熱くなった。



本来すばるが歌っていたこの曲のラスト部分「愛してる 届かなくても 信じている この言葉 All is well…」を受け継いだ村上くん。

実際、コロナ禍に関ジャニ∞TVで一度この曲を歌う彼らの姿は公開されていたものの正直音程や高音に厳しい部分がありその当時はあまり出来の良いものではありませんでした。

でも、それなのに、18祭で披露されたそれはもう圧巻のクオリティで、誰が見ても彼らの歌の技術が進化していることがわかるようなものになっていました。


思わず息を呑んでしまうような村上くんのラスト。
会場は大きな大きな拍手で包まれました。
どの公演もここの拍手はすごかったけれど、長居最終日の拍手はもう他と比べ物にならないほど長く、大きく、それはもう圧巻でした。


そんな拍手喝采を受けて嬉しそうな村上くんの顔、そんな村上くんのことを誇らしげな大倉くんの顔、全部が宝物です。




最後は彼ららしく賑やかに、感情をあっちこっちへ揺さぶられるどんちゃん騒ぎな一曲「関ジャニ∞ on the STAGE」でお祭りの幕を閉じました。



この18祭は、十五祭のように過去を振り返るような映像や辞めた3人の姿が映ることは一切ありませんでした。
でも、過去を具体的に振り返るわけではないけれど、過去の周年LIVEでやったような演出や曲をまた披露したり、過去のツアーを思い起こさせるような構成を組んだり、過去の思い出と共にあのステージに立ってた感じがしてとても良かったです。


いろんな記憶を掘り起こされて、もう懐かしさと嬉しさと寂しさで感情ぐちゃぐちゃにされてしまったけど、こんな風にいなくなったメンバーと共に歴史を辿る方法もあるんだなぁと。


『ずっと一緒にいられなくなってもいつまでも忘れやしない 僕ら人生のステージの上にはいつだって全員で並んでいる 君だって あいつも あの子も』

このメモリー・バンドの歌詞のように、18祭のステージの上にはちゃんと内くんとすばると亮ちゃんがいました。
18祭で私たちが見たものは、5人の18年じゃなく間違いなく8人、7人、6人での18年だったしたくさん思い出させてくれたおかげで恋しくて寂しくてもう最高に楽しかった。
5人がまた私たちが会いたかったあの頃の関ジャニ∞に会わせてくれたから。


すばるも亮ちゃんも、自分たちが残したものを5人にめちゃくちゃ大事にされてることをどうか知ってほしい。そして2人と5人に伝えたい。関ジャニ∞最高だよと。



そしてこの18祭を通して改めて感じたのは、5人はもうきっと過去を振り返らないんだろうなぁということ。

8人、7人、6人で歩んだ思い出箱に蓋をして、いつかまた振り返れる時が来るまでは今はそっとしまっておくんじゃないかなぁと。
きっと今また蓋を開けてしまったら歩けなくなってしまうかもしれないから。

いつだったか、その蓋を開けてしまったヤスが彼らとのメトロックの思い出をたどりながら

「目の前が滲んで携帯の画面の文字が見えない」
「クヨクヨしないって決めていたけど、まだ過去の僕たちの歴史と決別できていないんだって苦しくて顔が歪む」
「思い出に溺れててごめん、鼻水垂れるほどクソ弱くてごめん」
「7人で頑張るって言ったじゃないか」
「10年後もこの仲間で歌い合えることはもうないのだけれど、心では繋がってると信じてたい」
「涙が止まらない。悲しいのか辛いのか、懐かしんでなのか苦しいのか、認めたくないのか認めたから昇華のしずくなのか」

こんなことを珍しくボクに綴り、涙しながらその素直な感情をぶつけてくれたことがありました。



平気な顔して頑張ってる彼らだけど、平気なわけがない。
一緒に夢を見た仲間が、大切な家族が、3人も自分達の元から去っていった5人の苦しみや辛さ。


私たちファンですら過去を思い返すとこんなにも辛く寂しく苦しいのに、彼らと共に過ごした5人は私たちには到底計り知れないほどの感情を抱えているはず。


でもそれでも、彼らはただ前を向いて、遥か遠くまで先回りしていつも笑い飛ばしながら待っていてくれる。関ジャニ∞って強いな。

そんな変わらない彼らと彼らのステージを見て、少し関ジャニ∞から離れていた人たちもまた応援したくなったという声をよく見かけます。

私もそう。まだまだ彼らと人生を共にしたい。


亮ちゃんとすばるがいなくなった悲しみや寂しさは拭いきれないし、ここに亮ちゃんがいたらな、こんな景色亮ちゃんにも見せてあげたかったなとついつい想いを馳せてしまうのも事実だけれど、もっともっと5人にいろんな景色を見せてもらいたいし見せてあげたい。

「関ジャニ∞でよかった」この言葉をずっと胸を張って言わせてあげたい。
18祭はそう強く願ってしまうような、そんな素敵なお祭りでした。


この夏、関ジャニ∞との忘れられない思い出がまたひとつ増えました。
同じ空に焼きついたあの花も、それを見上げる5人の表情も、客席を見渡す嬉しそうな顔も、泣き顔も、全部一生忘れません。

関ジャニ∞を続けてくれてありがとう。
関ジャニ∞でいてくれてありがとう。
最高の夏をありがとう。


eighterでいられて幸せです。

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