![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130254035/rectangle_large_type_2_f4db00a1e080fc99aea4ae0cb47c8734.jpeg?width=800)
ep.10 いちばん必要とするとき、それは届く
ひと月に2回も三連休があるなんて、新年のログインボーナスなんでしょうか。何はともあれ、ありがたいことには違いない!首を長くして待っていたぞ、週末よ!
こんばんは。たまです。どんな1週間でしたか?どこにいても、あなたが元気であればわたしもうれしいです。
ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。金曜日は枕元のおとも「今夜の1曲」をお送りいたします。
今夜の1曲
Jon BatisteのButterflyを。
闘病中の妻へララバイとして彼が贈った歌。今年のグラミー賞にもノミネートされていました。夫婦そろって授賞式に出席できていたのを見られて、ああ良かったなあとしみじみ。
そうなんです、週初めにあったグラミー賞の余韻の中でまだ生活しています。アーティストたちが功績を讃えられている姿、音楽そのものやアーティスト同士へのリスペクトが感じられるステージに毎年魅了されます。
一方で、音楽に賞は必要なのか?そう問うてしまう気持ちが起こるのも嘘じゃなくて。そんなときに思い出すのは、2年前にBatisteがAlbum of the yearを受賞したときの言葉。
the creative arts are subjective and they reach people at a point in their lives when their lives when they need it most.
“アートというのは人がいちばん必要としているときに届く”
そう信じて、創作し発信する姿は、孤独だけど他者への愛に満ちていて、そして音楽への愛に溢れていて、祈りに近いように感じます。
そして、この言葉は、世のつくり手たち(分野の違いや、なりわいの大きさに関わらず)どんな人でも、心の羅針盤にしてもいいのでは、と思ったりします。日本のすみっこで、小さな創作をするわたしであっても。
同時に、必要としてくれる誰かへちゃんと届けられるように、向き合わねば!手を動かさねば!という責任感が生まれもするのですが。
音楽にもともと優劣なんかはなくて、アーティストたちがもがきながら生み出し、だれかに必要とされた音楽たちを、素直に讃え合う場。授賞式の場はそうであってほしい、いつだって。
今週もとってもおつかれさまでした。あなたも、わたしも。
どうぞどうぞよい週末を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?