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ep.10 いちばん必要とするとき、それは届く

ひと月に2回も三連休があるなんて、新年のログインボーナスなんでしょうか。何はともあれ、ありがたいことには違いない!首を長くして待っていたぞ、週末よ!

こんばんは。たまです。どんな1週間でしたか?どこにいても、あなたが元気であればわたしもうれしいです。


ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。金曜日は枕元のおとも「今夜の1曲」をお送りいたします。


今夜の1曲

Jon BatisteButterflyを。
闘病中の妻へララバイとして彼が贈った歌。今年のグラミー賞にもノミネートされていました。夫婦そろって授賞式に出席できていたのを見られて、ああ良かったなあとしみじみ。

そうなんです、週初めにあったグラミー賞の余韻の中でまだ生活しています。アーティストたちが功績を讃えられている姿、音楽そのものやアーティスト同士へのリスペクトが感じられるステージに毎年魅了されます。

一方で、音楽に賞は必要なのか?そう問うてしまう気持ちが起こるのも嘘じゃなくて。そんなときに思い出すのは、2年前にBatisteがAlbum of the yearを受賞したときの言葉。

the creative arts are subjective and they reach people at a point in their lives when their lives when they need it most.

the 64th GRAMMY Awardsでの受賞スピーチ

“アートというのは人がいちばん必要としているときに届く”
そう信じて、創作し発信する姿は、孤独だけど他者への愛に満ちていて、そして音楽への愛に溢れていて、祈りに近いように感じます。

そして、この言葉は、世のつくり手たち(分野の違いや、なりわいの大きさに関わらず)どんな人でも、心の羅針盤にしてもいいのでは、と思ったりします。日本のすみっこで、小さな創作をするわたしであっても。

同時に、必要としてくれる誰かへちゃんと届けられるように、向き合わねば!手を動かさねば!という責任感が生まれもするのですが。

音楽にもともと優劣なんかはなくて、アーティストたちがもがきながら生み出し、だれかに必要とされた音楽たちを、素直に讃え合う場。授賞式の場はそうであってほしい、いつだって。


今週もとってもおつかれさまでした。あなたも、わたしも。
どうぞどうぞよい週末を。

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