遡-ギゾ編・1日目
ソロモン諸島ガダルカナル島に来て3日目、旦那初仕事でいきなり離島出張。第三世界の右も左も分からない状態のまま更にその僻地へ二泊三日飛ばされるのは流石に旦那乙という気持ちなのだが、このギゾ島、ソロモン諸島ご自慢のリゾート地らしく、まぁちょっと楽しみだったりする。私は仕事しに行くわけじゃないしな。
ホニアラ空港国内線カウンターで、旦那と出張に同行するソロモン人職員キャメロン君と落ち合い、颯爽とチェックインを済ませる。この時間はギゾ行きしかない。迷いようがないから安心だね!
小一時間ほどボーっとした後、搭乗。プロペラがむき出しの、ブーーーーーーーーーーーーンってくっそうるさいタイプの飛行機だった。低空飛行なので、海面が近い!私はGoogle Earthでキモい地形にズームインして「ウヒョーーーーきもぉぉーい!!!こわぁぁーい!!!」となるのが大好きなんだけど、それをリアルで見れたことに大興奮でした。アホのように写真を撮った一部をここに載せる。
そんなこんなでパシャパシャやってたらギゾ島に着陸…は、してない。
ギゾ島には空港がない。
飛行機が着陸するのは、着陸専用の小島。この島に降りて、そっから船で10分ほどかけてギゾへ向かうんですな。この着陸がまた凄かった。周りとりあえず海しかないのに高度をどんどん下げてって、もう私外見ながら「あああああちょっと飛行機海に落ちる落ちるゥゥゥ!!!!」と過去の楽しい思い出が走馬灯のように駆け巡りかけた瞬間、突然陸が見えてドスン!っと着地した。この滑走路への着陸難易度がいかほどなのかはド素人には分からんが、お見事としか言いようがなかった。
エアポートピックアップは自家用船で。
自家用船がない人達は、小さな乗合船に乗る。運賃は20ドル(約260円)だったかな。船員が横着すぎて出発してもドアを閉めない。「閉めろやww」と思いつつも、臨場感たっぷり、真っ青な海にうっとりしているうちにギゾ島に着いた。
宿泊はギゾホテル。ある程度の文明(エアコンとWifi)を必要とする人にはこのホテルしか泊まれるところはないと思う。当然ここに泊まった。
奥に見ゆるはギゾマーケット。この島で一番ホットなスポットだ。
近づいた。釣りたての魚を無造作に並べる。ってか、ゴザに載せる。
野菜売り場。ホニアラのマーケットと品揃えは似てるかな。必ずしもこの島で採れたわけではなく、農家の人が毎日船に乗って売りに来るそうですよ。
海ぶどう(大)。
夕方の風景。ギゾで撮った写真の中でも屈指のお気に入り。
夜になると、日中売れなかったんだと思しき魚を今度は焼き魚にして売る。街灯がないので、おばちゃんたちが携帯のフラッシュ機能で照らす。電気がないと外は暗いって、電気が当然のようにある生活をしていると気づかないものですね。
ま、かたやホテルの部屋ではクーラーがガンガンに効いていたし、温度は16度に設定されてた上にリモコンが紛失していたゆえ温度を上げることも電源を切ることもできず、あまりにも無駄すぎるエネルギーをものすごい勢いで消費していたんですけどね。
そんな感じのギゾ一日目でした。
翌日に続く。
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