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植物の気質と性格

ソラマメの季節ですね😃

古代ヨーロッパの儀式では、ソラマメの粥は神々の供物とし、また死者の食べ物として大切に扱われました。


死者は大地と人間に豊穣を与えるもので、ソラマメの実はお腹の胎児のように見えるため、死者の復活の象徴であり、さやのなかのトロッとした実はやがて再び肉体化する祖先を表すものととらえたのです。

動物に食い荒らされても、月が満ちる前に再び元どおりに実をつける再生の植物。
ソラマメの茎は堆肥に最適で、植物を豊かに育てます。

「魔女のシークレット・ガーデン」飯島都陽子 (山と渓谷社)

ソラマメは死と再生の神聖な食べ物。
昔の人たちは、栄養学や植物学など現代科学とは違った観点から、ソラマメに親しみ暮らしの中でその恩恵を受けていたのでしょう。

森の木々は宇宙の秩序を理解し、どんなに厳しい現状も、自然のリズムに身を任せれば必ず再生の時が巡ってくることを確信しています。

「魔女のシークレット・ガーデン」飯島都陽子 (山と渓谷社)

宇宙に対しても、植物に対して、現代科学での認識と昔の人たちの認識はかなり違ったでしょう。

植物に対して、現代人は、薬草の効果効能という、結果から入り、使う。

しかし、実は効果効能の前に、その植物の気質や性格が重要かもしれない。

植物の気質や性格が、効果効能をつくる。

牛肉も一緒だと思う。
見た目は同じ牛肉でも、その牛がどういう気質や性格で、どのように育てられたのか。
それによって食べたときの味も栄養も変わる。

脂肪酸がどうとか、ランクとか、肉は身体に悪いとか、頭で食べていたら、本質に気づかないのではないか。

植物も動物も、まずは対話から始まるのかもしれない。

まさに、非言語能力が求められるのだ。

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