放牧にも技術が要る
朝は牛舎近くの練習用放牧場での草刈り。
放牧してしばらくすると、牛が食べない草だけが残っています。
茎が太くて長い草や、葉っぱの広い草など。
そういう草も、人が刈ってやれば食べます。
そして、その後は、山の放牧場へ。
仔牛の生産検査のために、鼻紋を採取するため、一旦牛舎に連れていきます。
生まれたときから放牧場にいた仔牛は、かなり元気で、捕まえるのに一苦労です。
捕まえるだけで半日かかることも。
抵抗して暴れるので、何人かがかりで捕まえます。
仔牛でもかなり力強く、放牧したまま放置すれば、野生化してしまい、人では手に負えなくなってしまうのです。
なので、一旦牛舎に連れていき、検査のついでに人慣れしてもらいます。
逆に、ずっと牛舎にいた牛は、放牧を嫌がります。
放牧場の草だけではエサが足りないこともあるので、放牧したまま放置すれば、飢えてしまいます。
放牧が牛にとって幸せかというと、その牛の生まれ育ちにもよるかもしれません。
ですが、食べたいときに草を食べ、動きたいように動き回れる。
慣れれば、放牧の方がきっと牛にとってもいいでしょう。
放牧と一言で言っても、色々な過程があり、力や技術、牛の観察力が必要だと、森川さんは言います。
午後も草刈りをしてから、放牧場のエサやり。
牛が糞をして土が良くなる、この先のことを考え、酒粕や竹炭を使用した自家配合の発酵飼料を、地域に点在する放牧場を回って与えます。
そして夜は、地域の方のお家で田んぼ会議。
魚とワインが最高に美味しかった😃✨
森川畜産の牛肉のサーロインも、みんなで試食しました。
今年は、冷夏ということもあり、田んぼは遅めに。
朝晩の冷え込みが落ち着く6月に入ってから
籾まきをします。
今年はエルニーニョ現象や太陽フレア、その他異常気象で農業は大変そうです。
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