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春よもぎ

2月の終わりの頃の話になるけれど(時の流れははやいね)

買い物帰りに見かけた
よもぎ餅。

つつつと惹かれてさくら餅と一緒に購入。
夕飯の準備の前に岩茶とともにいただいた。

鼻から抜ける爽やかな香りと苦み。
その苦味で体と心がふわっと緩んだのがわかった。

わかっていながらも衝撃の体感。
春を健やかに過ごすための、春の食材。
その素晴らしさ。

春の陽気が上昇している自然界の影響を受けて
私も気持ちが昂ぶりっていたのかもしれない。

このご時世、ストレスもあるから余計にね。
事実、小学校、幼稚園、保育園からそれぞれバシバシと
陽性者、濃厚接触者、休校、休園などのお知らせが届き、
「明日の登校、登園、どうなるの?うちの子も濃厚接触者?」
なんて、メールが来る度にドキドキしていました。
そりゃ、気持ちも昂ぶるよね。。。

春と苦味

苦味(くみ)は上のものを下に降ろす働きがあるから
春の氣の昂ぶりには、苦味のある食材を活用するのも養生の知恵。

ご存知、タケノコ、ウド、フキノトウ、たんぽぽ、タラの芽
春の食材は苦味の食材。
でも、身体を冷やすものが多いのも事実。

よもぎは手軽に手に入り、身体を温めてくれる苦味の食材。
試しに取り入れてみて、身体の反応を観察してみませんか。
私はよもぎ若葉のお茶もお気に入りです。

病気を未然に防ぎ、健康を維持するための知恵

春には春に摂れる食物を
夏には夏に摂れる食物を
秋には・・・

自然界はその季節を健やかに過ごすのに
必要なものを、旬の恵みとして与えてくれている。

身体と大地は一体であり、その土地で暮らす人々は
その土地で摂れる季節の恵みを食すことで環境と調和します。

人々が長い歴史の中で経験的に身につけてきたその統計が
食養生であり、中医学、薬膳である。
私は2008年から中医学を学び、今もその奥深さに学びを続けていますが、自然界と人の心と身体の関係は本当に面白いです。

食べ物で身体はすぐには変わらないのでは?
なんて思っている人も多いはず。
だけれど、生姜やスパイス、夏だったらスイカ
すぐに反応を感じられることもありますよね。

毎日の食事で、食後の心と身体の反応を
いつもより少しだけ観察してみるのもいいと思いますよ。

コーヒー好きの方は、コーヒーが苦味のものだからと飲み過ぎないよう気をつけて。のぼせを助長し、消化器官を冷やしてしまうので。

Shiho


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