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おうちでの弐寺立ち環境構築記事


はじめに


当記事はお家で快適にbeatmania IIDX(弐寺)を遊ぶために構築した立ち環境についての記事です。
筆者と同じように家で立ち環境を作って快適に遊びたい人達の参考になれば幸いです。

参考程度に記事執筆時点での筆者の腕前はAC 八段、CSGOLD·DD八段に受かる程度です。

弐寺の上達方法としてある程度他音ゲー機種での素養がある場合は別として、全くの初心者が上手くなろうと思ったらアーケードだけプレイして上達するのはとにかくお金がかかるためあまり現実的とはいえません。
幸いにも現状弐寺はPCでプレイ出来るINFINITASのサービスがあり、月額料金さえ支払えば家でクレジット数を気にせずにプレイすることが出来ます。
他にも過去に発売したPS2ソフトの家庭版もあり、こちらは現行の弐寺作品に比べるとオプション面で不備があるものの、一度購入してしまえば追加のお金は電気代しかかかりません。
(他にスマホ版のultimate mobileもありこちらは月額料金が1000円ほどで済みますがACの環境に近づけるのが難しいため今回は除外しています)
そのため家でプレイ出来る環境を整えてしまえば練習する手段は用意できます。
私自身もこれまでACよりもCSをメインにプレイしています。
CSで地力をあげてACには新曲を触りに行ったり、段位認定を受けたりするような感じです。

 弐寺の立ち環境といえばメタルラックを用いて作るのがメジャーかと思われます。
私は過去にメタルラックを用いて立ち環境を構築したことがありました。しかし、コントローラーを固定する為のラックが不安定であり重りを置いてないとまともにプレイ出来ない、ものを置いた時に金属が反響してうるさい、無骨すぎてインテリアとして全く部屋に馴染まないなどなど様々なデメリットがあったため1度解体しています。

そこで今回は安定して弐寺がプレイできてなおかつインテリアにも馴染むような筐体をコンセプトに作成していくことにしました。
またメタルラック環境構築当時に購入した32インチのモニターがある為、筐体サイズはこのモニター準拠で組み立てていく事としました。
(AC筐体のモニターサイズは旧筐体が37インチ、現行のライトニングモデルが43インチとなっていますがモニター購入当時はまだライトニングモデルが存在せず、37インチのモニターは既に生産終了となっていたため32インチを購入した次第です)

また、今回の環境構築に際してこちらのザビエル様の記事を大いに参考にさせて頂いています。

以下必要なもの

•PCまたはPS2+家庭用弐寺作品
·コントローラー
·モニター
·ニトリ Nクリック ボックスデスク
•ニトリ ワイヤーシェルフNポルダ

順に紹介していきます。

PCまたはPS2+家庭用弐寺作品


これがないと始まりませんね。
PCだとINFINITAS、PS2だと特にこだわりが無ければ16 empressを購入しておけば間違いないです。
通常のempressディスクなら16までの段位認定における定番ボス曲は一通り網羅しておりそれに加えて16まで最低限抑えておくべき定番の人気曲が一通り収録されたプレミアムディスクの2枚組となっているため今から揃えるなら持っておきたいソフトです。


ちなみに私は16 Empress未所持です

双方共にメリット·デメリットがあります。

INFINITAS

※こちらの動作条件などについて詳しくは公式サイトをご覧ください。
要求スペックはかなり低いので大抵の場合はプレイできるかと思われます。
なお、筆者は2020年Intel CPUモデルのMacBookAir(Corei5/ 8GBメモリ)のBootcamp環境下でプレイしていますが特に問題なく使用できています。
また導入前にトライアル版で動作確認を行えば確実かと思われます。
こちらはビギナー譜面の中から実際に楽曲のプレイが可能です。


メリット
·現行のアーケード作品と同等の環境でプレイできる
→最大のメリットです。120fps·HD解像度対応。オプション面も現行作と同等の設定で遊べるため、ACと同じような環境でプレイ可能。
練習していく中で特にありがたいのがACと同じくクリアレート順に楽曲ソートができるためWikiで調べなくてもその場で各レベル帯の中での大雑把な難易度の把握が可能です。

·楽曲数が豊富。お金と手間さえかければ1300曲以上プレイ可能。
→初めから26 Rootageまでに収録された人気の定番曲や17 SIRIUSの楽曲を中心に131曲がプレイ可能。
未解禁の楽曲はbitを貯めて個別に解禁していくことでプレイ可能。
また、楽曲パックを購入することで一気に曲を増やすこともできます。

•現行作品なので定期的にアップデートが行われる
→毎月の楽曲追加に加え、毎年5月・8月にイベントが開催され目玉のアップデートが実施されています。
楽曲に関しても2023年現在ACより3作前に当たる27HVまでの楽曲パックを販売しているため比較的新しめの曲を遊べます。

デメリット
·月額料金1628円に加えて遊びたい楽曲がパックに入っている場合は楽曲パックを購入する必要がある。
→1曲辺りの単価は220円。30曲入りで6600円(税込)になる。高いと見るか安いと見るかはその人次第ですが参考程度に同じジャンルの音ゲーとしてSteamにて販売中のDJMAX RESPECT Vの楽曲パックなら20曲入り2480円(一曲あたり124円)に加え各DLC毎にそれぞれに合わせたテーマスキンも付属し定期的に安売りセールを開催しています。
一方弐寺は純粋に楽曲の追加のみに留まり、半額セールも一年に一度特定のパックのみ安くなるといった程度。

·楽曲解禁が面倒
→NORMAL、HYPER、ANOTHER譜面に加え何故か初心者向けのBEGINNER譜面まで未解禁のものは個別で解禁が必要。
ANOTHER譜面を解禁する際には1万bitほど必要でありログインボーナスが1000bit、各ミッションを無課金で回せば何とか1日1万bitは稼げるかどうかと言った感じ。
全曲全譜面解禁には相当なbitが必要となる。

·段位認定をプレイする度にチケットを消費する必要がある。
→こちらは毎月8日にログインすれば無料で1枚配られるがそれ以外だと課金で入手する必要がある。

·起動が遅い
→音ゲーなので起動してすぐに遊べるのが理想なのですがPCの起動に加えてソフトの起動も必要なためそれなりに時間がかかります。(起動時のロードが結構長いです)
起動前にコントローラーやヘッドフォンを挿し忘れたりするとまた再起動しないといけないので地味にストレスです。

·サービス終了したら遊べなくなる
→これはオンラインゲームの宿命と言ってもいいかも知れません。
公式側でもサービス終了後はオフライン稼働の予定は無いとはっきりと断言されているためどれだけお金をかけてパックを揃えたとしてもサ終してしまったらそれ以降はもう遊べなくなってしまいます。悲しい。
故に楽曲パック購入するのを少し躊躇ってしまいますね…

•定期メンテナンスの時間帯はプレイ不可能
→ACのe-amusementのメンテナンス時間帯と同じく明け方05:00~07:00(毎月第3火曜日のみ02:00~07:00)の間はプレイ不可となります。
この時間帯にプレイすることは稀だと思いますが念のため。

PS2CS作品

メリット·1度必要なものを揃えたら追加のお金は必要ない→INFINITASと違い買い切りなのでお金を気にせずあそべます。当たり前だけど段位認定も受け放題です。

·数曲の隠し楽曲を除き初めから全ての曲を遊べる
→empressならプレミアムディスクと併せて180曲以上、それ以外のCS作品でも100曲近くプレイ出来ます。
15DJ TROOPERSや16empressなら隠し曲一斉解禁コマンドもあるため多少の手間はあるものの初めから全曲解禁可能。

·トレーニングモードがある
→苦手な曲を低速で練習したり、一定の区間だけを繰り返し練習することが可能です。
段位ゲージで練習することも出来、残り%も指定可能。あらゆる状況のシュミレーションが出来ます。

·起動が早い
→PCと違ってコントローラー挿してボタン押すだけなのでセットアップもかなり楽です。

デメリット
·システム面が16作目準拠で止まっている
→IIDXはシリーズを重ねる毎にソフト面での改新が行われているためこれは最大のデメリットと言えるかもしれません。
画質がPS2準拠のため当然SD画質となり17 SIRIUS以降追加されたエクストラハードゲージ、チャージノーツやリフト、フローティングハイスピードなど現行作品では無くてはならない要素が無いです。
とはいえ16当時に入れられる要素は全て入っておりSUD+Bや判定調整などは出来るためそれなりの環境でプレイは可能。

·PS2ハードが古く不安定な場合がある
→こればかりは仕方ないですが、中古で揃えるしかないため運にも左右されます。
また、HDMI端子が付いていないためモニターにD端子がない場合はHDMIコンバーターが必要になってきます。
筆者は1度中華製のコンバーターを使ったことがありますがものの数週間で映らなくなったためこちらは日本メーカーのものがオススメです。
(参考程度に筆者の使用しているものはこちらになります↓)

初期型PS3を使えばこの問題点は改善されます。(その場合はINFINITASと同じく専用コントローラーを挿す為にPS2端子からUSBに変換するコンバーターが必要になってきます)

双方ともに一長一短といった感じですが双方のデメリットを補い合えるのでPS2とINFINITAS両方起動出来るハイブリッド環境を揃えるのが一番オススメです。


コントローラー


予算に余裕があれば現状フェニックスワン一択といえます。


筆者は10年ほど前に購入した虹コン(現在のFPSの前身にあたるコントローラー)を愛用しているのでそのまま使用します。


↑の2点は海外産の非公式品となるため購入するハードルが高いと感じる場合、現行のKONAMIオフィシャル品であるエントリーモデルを購入するのが良いと思います。

https://www.konamistyle.jp/products/detail.php?product_id=110744

こちらは私自身現物を見たことも触ったこともないのでなんとも言えませんがボタン部分はPS2専コンと同じような仕様なのでボタンハマり対策さえすれば充分使用できるかと思われます。
なおスマホ版の弐寺にも対応していますが、PS2版には使用できません。


少しでも安く抑えたい場合はオークションなどでPS2時代の専用コントローラーなどを探すのも手です。
プレ値になっていた頃と比べだいぶ値崩れしており探せば5000円以内で手に入るかと思われます。
PS2版の弐寺であればボタンハマリ対策·皿離しを講じればそのまま使用出来ます。
INFINITASで使用する場合はコンバーターを通すことになるので多少の遅延や判定にブレが生じる可能性があります。
クリア力を上げるだけなら問題ないのですがスコアをガチで狙いに行く場合にはやはりお金をかけてちゃんとしたコントローラーを用意するのがオススメです。

モニター


今回の立ち環境では32インチモニターがぴったりと収まるラックを使用するので32インチモニターを使用します。

筆者は2017年のメタルラック環境に合わせて購入したHisenseのテレビモニター(60fpsモデル)を使用しますが出来ればライトニングモデルに合わせた120fps対応モニタが良いと思います。
60fpsモデルだと安く抑えられ、十分プレイ可能ですがイメージとしては旧筐体でプレイしているような感覚になります。
この辺りはお財布と相談して決めて下さい。


ニトリ Nクリック ボックスデスク


何このサイズ……弐寺筐体やん……ってなりますよね、なりましたコントローラーを置く台はもうコレ一択です。そしてめちゃくちゃ安定します。


簡単組立て Nクリック ボックス デスク通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8791331-87913451s/

色を選べますのでお好みでどうぞ(筆者はミドルブラウンにしています)

弐寺筐体コントローラーユニット周りのサイズについてはこちらのマメシバ様のブログをご覧ください。





コントローラーを2台置いたらこんな感じです。Real Edition Doubleなんかだとピッタリと収まるんじゃないかと思われます。

ちなみにKONAMI純正の専用コントローラーだと高さがライトニングモデルと同じ90cmになります。
筆者の虹コンやフェニックスワンだと5cmほど高くはなりますがプレイ感覚自体はかなりACに近く良好です。気になる人は気になるかもしれません。

高さの誤差は足元にジョイントマットを敷いてスリッパを履けば多少マシになります。

いずれにしても立ち続けていると足に負担がかかるのでスリッパを履いてプレイすることを推奨します。

ニトリワイヤーシェルフNポルダ 80cm幅


ワイヤーシェルフNポルダ 幅40・60・80cm通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8791421s/

※サイズは必ず80cm幅を選択してください
今回メタルラックの代わりに使用するのがこちらの商品。
32インチモニターを置いてくださいと言わんばかりにピッタリと収まり、尚且つ突っ張り棒が天井まで伸びているので安定感も抜群です。
(実店舗でも32インチテレビを置いて展示していたので推奨されている使用方法だと思われます)


インテリアとしてもよく馴染んでいますね。
モニターに映しているのは画像です。カスタムスキン導入して欲しいですね。。。


最後に


この環境を組んだおかげでめちゃくちゃ練習が捗るようになり、AC七段から八段になりました。
以前は☆11に手も足も出なかったのが今では易ゲランプが点く実力にまで至りました。

立ってプレイすることで体の軸がブレないため余計な筋力を使わなくていい上に目線の固定が可能になる為、かなり集中してプレイできるようになります。
何よりもゲーセンが閉まっている朝方や深夜帯でも徒歩0秒で筐体にたどり着ける上に専用の環境ということでめちゃくちゃモチベが上がります。おうちゲーセンはロマンありますしね。
流石にAC実筐体を置く訳には行かない(中には置いている猛者もいるが…)けれどこのくらいの環境ならハードルがそこまで高くはないのではと思います。
おうち時間を充実させ、よき弐寺ライフを送りましょう。

おまけ:他機種音ゲー

https://twitter.com/_noro4_/status/1667930691508793344?s=20

これらは今回作った環境の副産物です。
モニターとボックスデスクがちょうどいい高さにあるためモニターアームを使って縦画面にしたり各々対応ソフトとコントローラーを用意すればこのように様々な機種の音ゲーが遊べます。
コントローラーがないので試していないですがボルテやポップンもいけると思います。

現在はもっぱら運動不足解消の為に始めたDDRにどハマりしています。めちゃくちゃ楽しい・・・

let's DDR!!

DDRについては後日記事を書く予定です。

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