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ふりかえり と 落語 の稽古を コネクトして考えてみた

ふりかえりカンファレンス 2024 の テーマが、
「コネクト」。だったので、何か繋がるものはないのかなぁ。と考えてみて

昨年夏頃から参加していた

まちの部活動古典芸能部での落語の稽古について
考えてみることにしました。

ふりかえりカンファレンス

connpass で公開された時に
この季節がやってきたのだなぁ(笑) と思うくらいには
2022年、2023年と参加して、とても楽しんだイベントだったので
今年も公開された時に、参加したいー。っとなった。

まちの部活動

長野市に住んでいて、縁あって、R-DEPOT さんに入居している企業に所属している私は、自然とR-DEPOTさんの活動自体にも興味があり、
いろんなイベントに参加してみたり、顔を出してみたりしていました。

その一環で、まちの部活動 というのが始まった時に
「あ、古典芸能部に参加しよう。」と思いました(笑)

なぜ、古典芸能部だったのか?

音楽部、美術部と他にも部活動がある中、なぜ古典芸能部に参加したのか?というと、
大学生時代に落研に所属していて、落語をやったことがあったからです。

新しいことを始めてみる。という意味では、
音楽部や美術部も魅力的だったのだけど、学生時代にやっていたことを、
もう一度社会人になってチャレンジできるかも。というのもまた魅力的だなぁ。と思い参加してみました。

落語の稽古について

古典芸能のお稽古は師匠と一対一のマンツーマン指導が基本です。

https://note.com/rdepot_nagano/n/n0a87ee42d55e

落語自体、そもそも触れたこともない人は多いと思いますし、
ましてや、ドラマや漫画などで取り上げられたとしても
稽古 してる様子 が映ることは少ないのではないかと思います。
(というか・・・見ること、ないのではないかと。。。)

でも、お仲間の稽古風景を見ながら、自分ならどのように表現するかをあれこれ考えるのも大切な学びです。

https://note.com/rdepot_nagano/n/n0a87ee42d55e

学生時代の落研では落語をやるってなった場合、
稽古は一人でやってました。
(壁に向かってぶつぶつ、やってましたね。。。ちょっと外から見たら、怖い気もしますねww)

ただ手見せ という形で、他の部員に見てもらいフィードバックをもらう機会はありました。

それが今回のまちの部活動では
主にマンツーマンでのフィードバックだった感じです。

また他の部員がマンツーマンで稽古してる様子を見る
というのは新鮮な体験でした。

具体的なフィードバックの例

私は「紙入れ」というネタを稽古していました。
ちなみに、こちらのネタは
アーティストとやるまちの部活動のちいさな文化祭
の方で実施した寄席(高座)にて、実践することができました。

ここで稽古の中で得たフィードバックを並べてみたいと思います。
(YWT 形式で)

マンツーマン稽古序盤の方

Y(やったこと)
・紙入れを一通り、覚えていたのを、話している状態
・動きや所作は、まだ慣れていないので、ところどころ詰まっている
・オチまでは、一通り話せていた

W(わかったこと)
・旦那の呼び方が、途中で間違えていた
・目線の合わせ方が、上下(かみしも)で、あっていなかった
・くすぐりを一部除いてしまっていた
・旦那のキャラクターが曖昧だった

T(次にやること)
・所作を少し意識する
・旦那のキャラクターを固める
・常に主人公の新吉が下(しもて側)で話すようにする

マンツーマン稽古 中盤

Y (やったこと)
・詰まらずに、最後まで話せる
・おかみさんの所作を考えながら実践する
・タバコを吸う仕草を取り入れるのを忘れないようにした

W (わかったこと)
・タバコの吸い方にも、高い場合と安い場合がある
・女性らしい仕草をする時の目線と顔の位置に気を付ける
・強調したい部分を、もう少しゆっくりやった方が良い

T(次にやること)
・録音を試してみる(自分が、どんな抑揚で話しているのかをしる)

(終盤は・・あんまりメモできてなかった。。。)

ふりかえりとのコネクト

ふりかえり という活動と、稽古が似ているなと思える部分として
自分が強く感じているのは、稽古のフィードバックを受けて
次にやること、もっと良くしていきたいことを考える時
ふりかえりと同じく今自分がどんな状態なのか?
を確認するところから始まるのだよな。ということだと考えています。

場づくり・声出し編

オンラインでふりかえりをすることが多い私は
始める際に、サイコロトークをすることがあります。
主に声を出す練習として笑

テキストメインでのやり取りを普段してると
ふりかえりやるぞーってなった時に
思ったように声が出ていないことがあったりします。

落語の稽古でも、最初に声出しを稽古したことがありました。
その際に気づいたのは
普段、家で稽古してる時は、そこまで声を張る稽古は
なかなかしづらいこともあり、大きい声を出さずに練習しています。
その状態をそのままに稽古に臨むと
必ずと言っていいほど声が小さいと感じます。

ふりかえりやるぞー。ってなった時に、
ふりかえりへ意識を切り替えることと同じように
稽古に入る前(ふりかえりに入る前)の準備は大事だなと考えています。
(日常的に、ふりかえりが溶けている状態だと、また違った感じ方があるのかも知れないなぁ。とも思いますが。)

ふりかえりの場づくりとして
事前にフレームを用意しておくことがあります。
私は、YWTが好きです。(タイムラインも好きです。)

落語の稽古でも、いきなり稽古しよう。というよりは
物理的に場所(部屋)を変えることで、師匠とマンツーマンの場へ
移動します。

向かい合った状態の座布団に座る、もしくは、高座として用意された座布団に座ることで、状態を切り替えたりします。
(本番の際には、着物を着ると、意識が切り替わったりします。)

実践(Try)編

実際に稽古を続けていくだけではなく
本番の高座で実際にお客さんの前で試すことで
さらなる改善が見つかることが常です。

同時に、お客さんの層や、やるタイミング、他の出演者のネタとの
噛み合わせなど、外部要因の影響を受けて
いろいろ変化する部分もありつつ
そこを加味することが、次のアクションへとループさせることができます。

全く同じ内容でやったとしても、外部要因によって
自分が意図していなかった部分で、笑いが起きたりすることは多々あるため
そこが次のふりかえりだったり、ネタそのものを稽古する上で変化させることができる部分だと思います。

ふりかえりでもあると思うのですが、
以前試さなかったことを、今試してみよう。だったり、
以前Tryした結果Keepに入った試作が、徐々にあれ?と思い
見直すことがあるのは、実践して試した結果による
フィードバックだと思います。

最後に

実際に繋がっているのかどうか?は定かではないですが。
私は自分が好きなものと好きなものを繋げてみた結果、
ふりかえりも、部活動も好きでいることが出来ています。

単純に社会人になって、仕事に関する情報に対して敏感になったり、
ふりかえりを仕事の一つの場面として捉える状態から
仕事ではない場面で考えてみる、実践してみることで、
新たな側面に気づけることがあるな。と
今回の記事を書きながら、考えることが出来ました。

まちの部活動の古典芸能部の活動は3月に
稽古場となっていた本願寺長野別院さんで
締めくくりの寄席をやる予定で、そこで一旦区切りを迎えるので
そこまで、精一杯稽古して、楽しんでいきたいな。と思います。

4月に予定されている、ふりかえりカンファレンスでの
いろんなコネクトの話も楽しみに。

ふりかえりも、落語も、楽しんで実践していきたいと思います。


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