「随所に感じるジブリ」に、ジブリのすごさをみた
「君たちはどう生きるか」
正直なところ、全体としては何がなんだかわからないままエンドロールが流れて、誰だろ〜と思ってたけど気付かなかった声優陣に驚いて……。世界観。ドン!て感じだったのだけれど。
そんな中でも、机の下からでる時に頭をぶつける眞人をみて、あ、ジブリだ。と思い、
ヒミの部屋をみて、
あ〜ジブリの家だ。と思い、
若かりし頃のキリコをみて、
あぁジブリ。ジブリのキャラ。と思った。
そして、たくさん出てくる動物たち(ちょっと気持ち悪い)をみては、あれ、ジブリってこんな感じだったっけ?まあこの多少の気持ち悪さは、ナウシカとかもこんな感じか?と思ったりした。
久石譲の音楽にも、やはりジブリを感じた。
みんなやるであろう観た後の検索をしてみたら、色々な解釈や見方があって、見る側に委ねられてる作品と多くの人が書いていたな。
監督の頭の中に広がっている宇宙のような世界が、わかる人にはわかるんだろうか。
なんて思いつつ、途中で左右の人見たら、寝ていたことを思い出す。
私は映画論とか、見方とかを考えるほどには理解も咀嚼も今のところできていない、というのが本音だけれど。
そんなことよりも個人的には、「よくわからないのに、随所にジブリを"感じる"って、すごいな。」なんて思ったのである。
だってそれは、今までの作品を通して、これまで積み上げてきた宮崎駿の世界観を、日本人の多くが自然と「ジブリってこういう感じ」とか「これがジブリだ!」と受け入れ認識しているということだから。
だからこそ、たとえ1回みてよくわからなくても、多くの人がどうにかして自分なりに解釈しよう。と試みているし、どんな作品でも「ジブリ作品」として受け入れようとしているんだろうな〜と。
そんなかたちで、ジブリの凄さ、唯一無二である存在みたいなのを実感したのでした。
こうして、ジブリ作品いろいろと観返したいな〜と思ったあたりが、まんまとハヤオの術中かもしれないな。
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