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なつめく
2023年10月20日 01:02
月曜日、午後12時。お昼を食べようとテラス席に座った。晴れた日の日差しは強く、黒い服を着た私の背中をじりじりと温め続ける。肌寒いこの頃だが、太陽に当たり続けた背中は、暖かいを超えて少し鬱陶しいくらいの暑さになる。もう、冬が間近だというのに。平日のこの時間は、スーツやオフィスカジュアルな服を着た人々が財布を片手に一斉に街に出る。思いがけない日差しの眩しさに目が眩まないよう、片手を額のあたりに