なんで学校に行かないと行けないの?

学校に行っていない子供と話をしていると、低学年のうちは必ずこの問を問われます。高学年になるとなぜか言わなくなるようなきがします。
諦めるのかなんなのか、、、
私もなんで学校へ行かないと行けないのか、私なりに考えてみたのですが。
将来安定してお金を稼げる良い会社に入るためって事が一番の理由なきがします。社会生活を営むために朝起きて8時間働いて(勉強して)夜寝る事のルーティーンを習慣化するための訓練が学校だと思っています。
そのほかにも良い事はあると思います。例えば、集団行動の取り方だったりルールがなぜあるのかという事も気が付くと思います。色々な価値観を持った人と知り合えるのもメリットではあります。

でも、もしそもそもお金を稼ぐ必要がなかったら全てひっくり返ってしまいませんか?

お金を稼ぐ必要がなかったら、良い会社に入る事無いし。朝起きてのルーティーンを作る必要もない。集団で活動する事もなくなるでしょう。集団があるからルールができるのであって、個人で活動すればルールもなくなるでしょう。価値観の違う人と知り合うことも時には必要かも知れないけど、自分のやりたい事に特化して生きていけるなら必要な時だけ意見を聞けば良い。今はSNSなどでいくらでも意見を聞く事ができるでしょう。

だから私は子供に逆に問いかけます。学校へ行って何をやりたいの?

大人の罪だと思うのですが、学校へ行くのは当たり前と信じて疑わない事。
親が当たり前だと思っている事は子供は当たり前に信じるので。きっとこの問いに答えられるために一瞬思考が止まるでしょう。
うちの子供は「それでも、学校は行かなきゃいけないの!」と言っていました。
この言葉が出るってことは学校へ行かなければいけない先入観に自分の心との乖離を感じました。心の中では行きたくないでも行かなきゃいけない。そんな葛藤が体を動かせなくさせているのだと思います。

そう教えてきたのは紛れもなく自分で、苦しめているのも自分と思うと次にどうするべきか見えてきます。
学校へ行かなくても大丈夫な環境をまず家の中で作る事だと思います。ここからは本当忍耐だと思うのですが、とにかく否定しない。出来ない事をやってと言われたら出来ない理由を嘘偽りなく話す。子供騙しの嘘は子供は見破ります。どんなことであれ嘘つかれたら傷つきますよね、小さな事だけど傷ついているんだと思います。

何が正解かわからないですよ。今私ができる事を精一杯やるしかないんですよね。でも、親が一番心がけないといけないのは自分の歪んだ先入観を押し付けないことでしょうね。
お金の稼ぎ方も多種多様になってきていて、それこそ自分の価値観がひっくり返るような稼ぎ方もあるじゃないですか。
学校へ行かなければいけない理由をよく考えると、別に行かなくてもなんとかなるって答えが出てくると思うんですよね。

本当に子供から教わることが多いです。ほんの少しだけ自分の方が早く生まれてきて世の中の経験が少しだけ多いだけなんですよね親って。生まれてきてくれた事で親子の愛情を知るようです。子供を産めない人は違う学びを他で絶対してる。子供を産んで育てることが全てじゃない。そう思います。

子供達に声を大にして言いたい事は、学校が全てではない。嫌なことを嫌な事として、やりたい事を突き詰めてとことん楽しんで欲しい。
親ができる事、何があっても見守る事。あともう1つ大事なことは、楽しんで好きな事をやっている姿を見せてあげる事かなあと思います。

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