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冬の森の朝

一年の中で雪の降り積もる季節が一番好きだ。
私の住む地域は北海道の中でも雪が少ないが、ようやく積雪が増してきた。

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今朝、玄関から歩き出すと、「ぎゅっ、ぎゅっ」と乾いた雪の音が足元から聞こえてきた。
さっそく森へ出かける。

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植物屋の人からすれば、植物が枯れてしまう秋や冬よりも、春や夏の方が断然良いと言うだろう。

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私も植物をメインに自然観察をするから、それはよく分かるし、いろんな植物が観察できる春夏は確かに楽しい。でも、そうした利益や目的を差し置いて、純粋な「好き」という気持ちが冬は先行する。

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そんな私は真の植物屋じゃない、あるいは半端者なのかもしれない。
それでも、好きなものは好きなのだ。理屈じゃない。

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冬の森なんて寒いし何もない?そんなことはない。
雪はあらゆるものを覆い隠し、

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何てことないものを芸術的に見せてしまう。

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スノーシュー(雪上歩行するための道具、西洋版かんじき)を履いて森へ入ると、どこまでも歩いて行きたくなる。

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雪や氷が作り出す美しさに見とれ足をとめることもあれば、

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そこに住まう生き物の生活に想像を働かせることもある。

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時折姿を現す鳥たちに、検分されるのもまた楽しい。

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こんなにもたくさん夢中になれるものがある。
さあ、雪降る森へ出かけよう。

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