考察「睡眠と覚醒の間でのこと」

微睡の中、無意識に浮かぶ考え

時にそれは脳を覚醒させ、時には眠りへ誘う

前者の場合、不快に感じること、嫌なこと、恐怖

後者の場合、やすらぎを感じること、楽しいこと、安心

こうしたものに分けられる

そして意識すればどちらかに傾けられるが、無意識下ではやや難しい

また意識することでやはり覚醒させてしまうことにもなる

だが、これは自分への伝言だと思っている

覚醒下では、自身の意識を恣意的に方向付けていることが多い

だからこそ、この無意識下での考えが、本当の深層心理を表しているように思える

大切なのは前者が来たとしても、それを受け入れてあげることだ

必要だからその考えが浮かぶ訳であり、それを拒絶することは自己否定に他ならない

また、その考えに立ち向かい、それを打ち消した先の安心を求める心の作用のように思える

明日起きられない不安を抱くよりも、今の自分と向き合うことのほうが大切だ

つまり苦悩は悪いことでは無い


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?