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駄菓子屋の店主が1人目PMとしてチッピーにジョインすることになったときの話

こんにちは! 駄菓子屋PM の永嶋です!スラッシュワーク(複業)というスタイルで働いていまして、株式会社 cultivate (カルチベート)の代表として、子どもの興味を発掘するクイズアプリ「ホルーペ」や駄菓子屋「かるちべ堂」を運営しながら、2024年5月から株式会社 チッピー にジョインして、キモチを届けてひとのつながりをつくるサービス「Chipee」のプロダクトマネジメントを行なっています

cultivate の最近の活動については、前回 note にまかせ…

今日は、チッピーについてお話したいとおもいます!!!


チッピーとは

チッピーは 2023年に設立された「生きやすい世界を作るソーシャルインパクトスタートアップ」です。顕在化された業務課題の解決が出発点ではなく、新しい行動習慣や、社会を作ることを目的としています。(ちなみに、結果としていろんな課題を解決できそうなことも見えてきていたりはします)

ありがとうや応援の気持ちを伝えるプラットフォームとは言ったものの、なかなか形にするのが難しく、道のりは長いため、まだまだ立ち上げフェーズの初期の初期、といった状況です。

なぜここにいるのか

最初は CCO の大和さんから声をかけてもらったのがきっかけです。普段スカウトをもらっても、よほどのことがないかぎりはあまり反応しないのですが、事業概要をみたときに非常に面白い事業だと思ったので話を聞いてみました。「間違いなく面白い、世界に必要だ」とは思ったのですが、この時点では「事業としてのスケールは厳しいのではないか」と感じたのも正直なところです。

その後、 CEO の山崎さんと何度かお話しをしたり食事をしたりしているうちに、事業そのものも面白いが「そもそもこの人が面白いぞ?」と気づき始め、スケールがどうとか細かいことはおいといて(すごく大事だよ?)、まず、お手伝いしましょう、となりました。

ここで、山崎さんについて、簡単に紹介しますね。

音楽系から始まり、ウェディング、飲食など、数々の事業を立ち上げてきた、いわゆる連続起業家です。かなり変わった経歴の持ち主で、そしてマインドがユニークです。私自身、いろんな起業家の方のもとでお仕事をしてきました。その中でも、かなり独特の雰囲気を持った方だなと感じています。

いくつか、彼と話して印象的だった言葉を紹介します。

「世の中はもう十分便利。我々は世の中を便利にするのではない。」

世の中は特定の領域ではもう便利過ぎるんです。もちろん、まだまだ解決すべき課題はあります。ただ、ン%の改善とか、そういうものも少なくない。同じ領域を同じような事業者がひしめき合っているケースも残念ながら見受けられる。効率化と経済合理性を重視し、課題を解決した結果、失われているものがある。それが、感謝の気持ちであったり、想いを届けることである、と。

これは私も常々思っていて、共感せずにはいられませんでした。

「飲食店で自動化すべきなのは、もしかしたら接客ではなく調理の方なのかもしれない。」

これもすごく面白いなと思っていて。飲食店で食事をしていると、最近は自動化がすごく進んでいるのを感じます。注文をとったり、給仕したり、会計したりする店員さんのコストは下がりました。その結果、どうなったかというと、店員さんと触れる機会が激減し、会話や気持ちのやり取りがとても少なくなってしまいました。

ちょうど、海外のとあるニュースで、こんなものを読みました。

これ、わかるなぁと。

コミュニケーションが発生しないのであれば、お店に行く理由がなくなっちゃうんですよね。石田徹也氏の牛丼屋の風刺画(パンチあるので適当にググってください)じゃないですが、もはや、それは食事なのか、と言ったら言い過ぎですが、望んだ未来ではない気はしています。

そんな話をしていたときに、彼が言った言葉が上の言葉です。聞く人が聞いたら気を悪くする可能性もあるかもしれませんが、飲食の経験もあるからこそ、本質をついた発言だなと思います。

「この事業は成功させるんじゃない。成功するんだ。」

これは最も山崎さんっぽいなと思っていて。

これまで私が出会った起業家はみな、素晴らしい方々でした。天才、ロジカル最強、情熱家、努力家。。。そのどれともちょっとずつ違う感じです。

この言葉、私の「事業としてスケールは厳しそう」のイメージへのカウンターでもあります。

「成すべきことがあって、それをやりきれば、途中回り道をしたり形が変わっても、実現する。その状態が成功とすれば、それは成功」(みたいな言葉だったような)

「がんばって成功させる」んじゃなくて「どうやっても成功する」んだって。このマインド、衝撃でした。実際に結果出している人間が言うと、重みが違いますよね。ようは「為せば成る」的な?

全然簡単な紹介じゃなかった。話を戻しましょう。

私自身がここ10年くらい業務課題解決の仕事をやってきていて、やりきれたことと、やりきれなかったこといろいろありはしましたが、自分の中で一定落ち着いてきているタイミングでした。漠然と、次は社会課題解決をテーマにしたいと考えていて、3年前から細々とやってきた cultivate をきちんと事業として成立させようと、リアル店舗に進出し本腰入れようとしたタイミングでもありました。

大和さんや山崎さんと話をしていく中で、私自身が自分の会社でやろうとしていた社会課題解決と、山崎さんたちがチッピーでやろうとしていた社会課題解決が、上流のところで重なる部分を感じました。

そして、お互いの想いに共感し、お互いに応援する、という形で、 cultivate をやりながら正式にジョインすることになりました。

私がやっていること

β版のリリースの直前くらいから関わっていて、基本なんでもやるのですが、主に プロダクトマネジメント や プロジェクトマネジメント 、事業開発やプロトタイプを使った仮説検証などを行なっています。

フェーズもフェーズですし、かちっとした型みたいなものはないです。進め方として、すでにユーザがいる本体プロダクトには開発メンバーがいますので、デザイナーと一緒にプロダクトの方向性や UX や仕様を考えながらいわゆるプロダクトマネジメントをして、エンジニアと一緒にイテレーションをまわしています。

また、プロダクトを世に出すだけでは事業は伸びないので、そのプロダクトの事業を伸ばすためのアライアンス案件などを調整しています。いわゆる事業開発的な動きになります。

上記に加え、別スレッドで新規プロダクトの種をみつける仮説検証プロダクト開発( PM 自身が生成AI を使って高速プロトタイピング)をしています。いつまで今のように使えるのかはわかりませんが、生成 AI というやつは非常に便利でして、うまく使うと仮説検証が多重化&高速化できます。仮説検証がこんなに早くできる時代に、何を作るのかを何週間も掛けて議論しているヒマがあったら、はやく検証して白黒つけたほうが早いと感じていて、昔からやりたかったことが今、ここでできていて、これは非常に楽しいです(これはどっか別のところで note 書く)

そして、ここで得た知見を本体プロダクトに逆輸入するロードマップを引いて正式に仕様を策定する、みたいな進め方をしています。

現在の状況

山崎さんも note で書いていますが、ここまでの道のりは決して順調だったわけではありません。うまくいくこともあれば、全然うまくいかないこともあります。

とはいえ、まだチッピーは仮説検証のフェーズなので、極端な話「すべてが成功」だと考えています。高速に仮説が検証できて失敗も含めて「わかったこと」が増えれば、次のアクションを打つことができます。速いのは正義

これまで私自身としては業務課題の解決をしてきた期間が長かったので、「課題解決脳」が染み付いていて、チッピーで扱っているのはユーザの「課題」ではなく「気持ち」という難しさを感じています。やればやるほど、おもしろさと難しさが出てきます。まったく違う面白さ。

そして、新しいことを身につけるには、まずアンラーニングすることが重要だなと感じています。いつもアンラーニングしてます。(これもまた、別のところで語ろうと思います「破壊と創造。アンラーニングとリスキリング」みたいな)

これからやろうとしていること

先日プレスリリースを行いましたが、インパクトスタートアップとして、資金調達も行なっています。やりたいことがたくさんあるので、組織を強化し、プロダクトもどんどんやっていきたいと考えています。

すごく面白いんですよ。今。

"Done is better than Perfect" の精神で、とにかく高速に仮説検証して、高速に変化していく。そんなことをしていきたいと考えています。

そのためには仲間が必要です。

こんな人に会いたい!

とくに私のところでは、私と一緒に動ける、 "プロダクトマネージャ" 的な?人を求めています。的な?というのは、いわゆるプロダクトマネジメントではなく、「なんでもやる」フェーズだからですね。教科書に乗っているようなプロダクトマネジメントではないが、一緒に悩んで、ぶつかりながら前に進んで、あとから振り返ったときに「あれはプロダクトマネジメントだったかもしれない」みたいな感じだといいですね。

以下のような人に会いたいです。

  • 好奇心が旺盛で、ポジティブで素直な人

  • なにかしら一つこだわりのスキルにプライドを持っていて、でもあるいみプライドが低く、それだけにこだわらないことができる人

  • 具体的に自分がやりたいことが語れる人

  • チームを作っていける人(リーダー任せられる人)

人物像としてイメージしやすいのは、いろんなことをまんべんなくやってきたり、遠回りしてきた器用貧乏な人、ではあるのですが、これは同質性が高くなってしまうので、私とぜんぜん違うタイプの「それもありだね!」みたいな人の方が組織としては楽しいかもしれないなと思っています。カスタマーサクセス出身の人とか、合うかもしれないと思ったりもします。

結局「事業に共感」できて「自分で動く」ことができて「いいやつ」!

これですね(よくばり)

いいチームを作りたいです!ぜひ、お話しましょう!!!お待ちしてます!





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