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あったらいいけど、なくてもいい。でも、やっぱりあってほしい。

洗濯機を持たないままの生活を始めて、8ヶ月程経つ。

手洗いをしたり、コインランドリーに行ったり、実家で洗ったり、なんとか買わなくても生活できている。


どうしても必要なものってなんだろう、と、ふと考える。

私は、冷蔵庫。
料理がしたい、アイスをストックしたい。

あとは、なんだろうか。
日用品、消耗品ももちろん必要だけれども、それらもそんなに多くないのかもしれない。


物を集めたがる私だけれど、どうしても必要だ、と思っている物は、実は少なくて、意外と無くても暮らしていけるのかもしれない。


それでも、やっぱり部屋の中は、いろんな物で溢れている。

お菓子の空箱のような、捨ててもいいだろう物も、一度愛着が湧いてしまうと、飾ったり、小物容れにしたり、役割を与えてついつい手元に置いておきたくなる。

収集癖もあるから、文房具、雑誌は新しいもの、新刊はとりあえずついつい買ってしまう。


物を持たない人が増えている時代に、私は物が増えている。
溢れているとも言うかもしれない。


それでも、やっぱりあってほしいと今は思う。
かわいい本が並んでいると、心が明るくなる。
色が揃っているペンを見ると、書きたいことが溢れてくる。
溢れている物の中に埋もれながら、私は私を温めて、新しい私を孵化させようとしているのかもしれない。

産まれたひよこの私も寂しくないように、お気に入りのものたちが見守ってくれていると思えば、もう一踏ん張り、と頑張れる。




あったらいいけど、なくてもいい。
でも、やっぱりあってほしい。

洗濯機がこの中に入ることは、しばらく無さそうだけどね。

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