ギランバレー症候群

noteで鳥に殺されそうになった話を拝見させて頂きました。

鳥小屋の掃除で襲われでもしたのかなと小学生時代の掃除当番を思い出しながら読んでいたら違いました。

生の鶏肉を食べたとのことでした。

最近居酒屋などで生に近い鶏肉を提供するお店が多くあります。

豚や牛は火を通して提供することが義務付けられていますが、鶏肉は特に義務付けられていません。

義務ではないなら生でも大丈夫と思うでしょう。

しかし、大丈夫だと思ったら大間違いです。

実は命の危険があります。

生の鶏肉からカンピロバクターに感染し、感染者の30〜40%くらいの割合でギランバレー症候群を発症しているといわれています。


ギランバレー症候群とは

急性突発性多発根神経炎で末梢神経や神経根でみられる炎症性脱髄疾患です。

・・・何言ってるか分からないですよね。

ヒトは細菌に感染すると、体内で自己抗体が作られる場合があります。この自己抗体が自らの神経に支障を与えることで発症すると考えられていますが、完全には原因は分かっていません。

症状

感染症発症後1〜3週間程で症状が現れます。
初期症状は突然起こり、足が動きにくい、痺れ、脱力感等の神経症状が現れます。その後、手、腕、体幹、顔面へと範囲が拡大していきます。

運動機能に支障が出ることが多く、力が入らない、階段が昇りにくい等の症状が現れ、悪化すると嚥下障害、呼吸困難、眼球周りの筋肉麻痺によりものが二重に見える等の症状が起こります。

また、自律神経系にまで影響を及ぼす場合があり、不整脈や排尿障害等が起こる恐れもあります。

発症後、数ヶ月で症状が改善することが多いが、麻痺が残ったり、呼吸不全を起こしたりと命の危機に晒されることもあります。


予防するには

鶏肉を食べるときはしっかりと火を通すことが挙げられます。
居酒屋等で鶏刺し、鶏レバー、鶏肉のたたきなど、新鮮であっても感染の危険があるため生や半生の状態や加熱不足の鶏肉を食べないようにして下さい。



いつもnoteを読んで下さる皆様ありがとうございます。

生は危険だということを覚えておいて下さい。

題名を『ギランバレー症候群』ではなく、『生は危険』にしておけば良かったかしら・・・





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