新型コロナウイルスとインフルエンザ

新型コロナウイルス(以下コロナ)を語る時にインフルエンザと比較することが多くあるようです。

どちらも死者が出ているため注意が必要なことに変わりはありません。

しかし、コロナとインフルエンザで異なる点がいくつかあります。

1.治療薬について

インフルエンザには治療薬やワクチンがあり、感染予防のために予防投与を行うことができます。
コロナには治療薬やワクチンはなく現在開発中です。

2.医療現場について

インフルエンザもコロナも感染症ですが、インフルエンザは潜伏期間が2日程に対し、コロナは14日と長い期間になります。また、インフルエンザは発熱や咳嗽など明らかな症状がでますが、コロナには発熱や咳嗽などの症状がある場合と症状が無い場合があります。

インフルエンザは潜伏期間が短く、症状が出るため対応しやすいのに対し、コロナは潜伏期間が長く、無症状の場合があるため対応が難しくなります。

そのため、コロナでは医療崩壊に繋がります。

インフルエンザでは医療崩壊に繋がりません。

これが一番大きな違いだと思います。

インフルエンザでも面会制限をすることがありますが、外来を閉鎖することは珍しく、時期は乾燥している時期に流行するため冬の時期だけ注意すれば良いとされています。

コロナは面会制限はもちろん行いますが、外来を閉鎖したり、お店を閉めて消毒作業を行わなければなりません。注意しなければならない季節はなく、常に注意が必要となっています。


コロナを語る時にインフルエンザと比較することはせず、どちらも感染すると死に至ることがあるため注意していきましょう。感染を拡大させないような行動を常日頃からとるよう心がけましょう。

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