発達障害疑いの職員

発達障害についての記事を読ませて頂き、私の職場にも発達障害ではないかと思われている職員がいるため記事にしようと思いました。

20代後半の男性。立派な事務員になりたいと思い事務員として勤務していましたが、仕事のミスが多く、簡単な電話の伝言すら出来ませんでした。

保健所の◯◯課の△△さんから電話がありました。Bさんが電話を受け、メモ用紙に〇〇課の△△さんと書いたにもかかわらず、口では✖︎✖︎課の@@さんから電話がありましたと伝えてしまいました。

✖︎✖︎課に電話しても@@さんはいないと告げられ、施設に電話したのは誰かを保健所内で探してもらうという大迷惑なことになってしまいました。

他にも、発注作業をしていましたが伝票に記載されているものではなく、全く違うものを発注したことが多々ありました。

Aの商品を注文するよう依頼しても、購入するのはAでいいでしょうか?と、3回以上確認に来ることもしばしばありました。

そんなにミスをしまくっていたら流石に事務所のお姉様方はおかんむりです。

もういい!何もやらなくていい!と言われ、彼の仕事は椅子に座って時々水分摂取をすることと、トイレに行くことになってしまいました。

仕事がないのはいいと思うかも知れませんが、ハッキリ言ってつまらないものです。何もやることがないのですから、会社から必要とされていないということになります。それでお金がもらえるならいいと思うかもしれませんが、もともと安い事務員の給料で、賞与も期待できないようでは将来設計は出来ないと思います。

ただ事務所にいるだけではただの給料泥棒となってしまうため、事務長は人数不足の介護現場で入浴後のドライヤーなどを手伝ってくるようにと指示をしました。

お荷物を押し付けたな?と思いましたが、何かしらでもやってもらえるならありがたいと思い受け入れました。

介護の仕事は初めてなため1つ1つ分かりやすく説明し、手本を見せながら教えていきました。

ドライヤーで髪を乾かす介助については自分の頭でやっていることのため説明不要かと思っていましたが、風量について質問してきたため、火傷しないように手を頭とドライヤーの間に入れることを説明しました。

毎日自分でやっている事でも、他人にやってあげる時はどうやればいいのかわからなくなるものなのかと思いました。

しかし、彼はAさんに対して①②をやるということを教えても、次のBさんに対してその教えたことを実践することが出来ません。

①②はAさんに対してのことで、BさんにはBさんの①②があると考えてしまうのです。

もう一度やるからちゃんと覚えてねと伝え、もう一度やってみせました。

見せながら彼にバトンタッチ。彼はBさんに対してドライヤーをかけ、上手に髪を乾かしました。

Bさんの次はCさんです。また戸惑っている彼に同じようにやってみなとだけ声をかけました。すると上手に髪を乾かしました。

全員に同じようにやってみなと伝えると、彼は全員に同じようにやって良いと理解したようで全員に上手にドライヤーをかけました。

彼への指導はなかなか骨が折れると思いましたが、人手不足を少しでも補うために出来ることを増やしながら手伝ってもらおうと思います。





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