『お金がない』は『お金になる』

なんとも不思議なタイトルを付けさせて頂きました。

普通のお店なら金がないなら出て行けと言われますよね。ですが、お金がなくても出て行かなくていいし、長居してもいいという不思議な場所があります。

今回はその場所についてのお話。


『お金がない』

読んで字の如くお金がありません。
金だけでなく、家も住所もありません。

住所不定無職で道端で倒れていた所を発見され、救急車で病院に搬送されました。
身寄りもなく、市区町村の生活保護の担当者に連絡をし、生活保護受給となりました。

病院は病気を治す所です。病気が治れば、もしくは、在宅など病院以外で生活できるレベルまで回復すれば退院しなければなりません。

家がない人はどこに退院すれば良いのでしょう

先日からお話しています要介護認定を受け、要介護度が1〜5ならば介護老人保健施設(老健)に入所することが出来ます。

A会の老健では、このように住所不定の生活保護受給者を積極的に受け入れています。

とても良い話ですよね。社会貢献していると思います。住所がない人達に寝床や三食昼寝付きの介護サービスを提供するのですから。

しかし、このAグループは、この住所不定で身寄りもない利用者を逆に利用しているのです。

それは、稼働を上げるために、同じグループ内の施設に同日入退所を何度も何度も行うのです。

同日入退所とは、同じ日に入所と退所を行うことです。

これをやると、ベッド利用数(稼働)が100床が101床の計算となり売り上げが上がります。

家族がいると家族の同意が必要となり、面会に行くことを考えると遠くの施設への移動は勘弁して下さいとなりますが、家族がいないためやりたい放題。他県への移動も御構い無し。グループ内の施設をたらい回しなんて当たり前となっています。

新しく施設を立ち上げる時には近県の施設にも声をかけて利用者を搬送し、1日で満床にしています。
抜けた利用者の分は病院や在宅から退所させた日に入所させる徹底ぶりです。

このように、お金のない人を上手に稼働を上げるための手段とし、お金を生み出していくのです。

法には触れませんが、生活保護の担当者はまた移動するのかと思うことでしょう。担当者に何か手続きや作業があるのかは分かりませんが、あるのなら一箇所に留まっていて欲しいと思うでしょう。

全国展開するくらい大きなグループに育つためには、また、自民党への多額の献金を生み出すためには必要なことなのでしょう。

お金がない人はお金になる実際に行われている介護の世界のお話でした。








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