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30歳、ゴルフ、はじめました。


日本で金融機関に勤務していたので、入社してすぐほとんどの同期の男性はゴルフを始めました。日本に居たとき、わたしのゴルフに対する印象は、取引先や偉い人とのお付き合いのためにやるしかないスポーツ、でしたが、実際自分がはじめてみると、現状すごく楽しくて、ポジティブな印象です。

日本にいたらやる機会ないままだっただろうなあと思うし、ゴルフを始めたことによって得られた楽しかったこともすでにいっぱいあります。

飛距離が伸びる瞬間、距離感を掴んだ瞬間

そもそも、わたしはシュミレーションゴルフでゴルフを始めました。これは、韓国の会社が開発しているスクリーン上でのゴルフ体験で、上海在住の日本人の間でとても人気があります。スクリーンに向かって実際に球を打ち、そのあとの軌道はスクリーン上で表示されるというものです。打ちっぱなしのように練習にも使えるし、コースを回る体験もできます。

わたしは打ちっぱなし90分の間に、20分ほどインストラクターがレクチャーしてくれるレッスンに10回ほど通いました。最初の1-2回は、30ヤードくらいしか飛ばず全然楽しくないと思っていましたが、70ヤード、80ヤード、90ヤードが安定して飛ぶようになる瞬間がふいに訪れ、あまりの快感に病みつきになりました(笑)
また、このシュミレーションゴルフでコースを回った際、パターの距離感を掴む瞬間がありました。5.3ヤードはこのくらい、10.1ヤードはこれくらい、がわかってきて、13ヤードのパターを決めて初めてパーがとれたときは小躍りしました。

初めて会う人との共通の話題が増える

海外赴任の場合、同じ会社に日本人は少ないため、必然的に外にコミュニティを求めていくことになりますが、初めて会う人とのコミュニケーションの手段としてゴルフの持つ力は絶大です。私の場合、特に一番会話のきっかけをつかみにくかった50代の男性との共通のトピックスを持つことができたことにすごく価値を感じました。

ゴルフを始める前は、飲み会の度に必ずゴルフの話題になる男性たちになんでー?と思っていたけれど、つまらないと感じていたその会話が多少わかるようになったことで単純に楽しいと思える時間が増えました。同じくらいの経験やスコアの人だと、今度一緒に回りましょうという展開にもなるので、再度会う人も増えるために友達も増えていくかなと思っています。

30歳前後で初めてゴルフをする人が意外と多いことも新たな発見でした。自分の同期達が22歳で始めていたので、自分が相当上手になるまで誰ともラウンドできないし話も合わないだろうと思っていたのですが、上海で初めてしたよ、という同世代にたくさん出会うことができて、全然遅くなかったなと思います。ラウンド以外も、朝から1-2時間だけ打ちっぱなしにいくとか、夜シミュレーションで9ホール回るとか、気楽な楽しみ方もできて娯楽が少し増えた感覚です。

身体を鍛えることへのモチベーションがあがる

30代だし、もともと何か運動はしないといけないな、という認識はあり、ジムでランニングや自転車をしたり、部屋で自主的なヨガをしたりはしていたのですが、ゴルフを始めてちゃんと筋力をつけつつ痩せたい、と思うようになりました。

ラウンドにあたりウェアを探していても、すごくかわいい!でもスタイルよくないと着られない(涙)!なものが多く、身体づくりが喫緊の課題になりました(笑)。普段の運動量を増やしたり、食事に気を付けたり、パーソナルトレーニングに行くようになったりして、身体を鍛えるようになったのは、ゴルフのおかげかなあと思います。

今のところ、わたしにとってコミュニケーションの手段としての効能が多いゴルフですが、早くテクニックを身に付けてそのものを楽しめるようになりたいです(笑)。真面目にレッスンに通いだして約4カ月、このnoteを通して、継続への思いを新たにしたいと思います。

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