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【企画参加】 令和版百人一首 恋の巻 〜 夏の部③


もっともっと。と出来ております。
姐さんの恋ウタ。
オトナの姐さんからオトナのみなさんへ。


令和版百人一首 恋の巻。

三羽 烏さんの企画に参加しております。





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 ふと手を止めて、触り心地の良い白い内股が目に鮮やかだ。ふるふるとまるでそれは絹の豆腐のようである。すぐ脇に控える緑の芝は、それを食む馬の如し気分で徳次の心をいななかす。その白い豆腐を壊れぬよう優しく撫で上げれば文香はくぅ、と言って下唇を噛み締めながら大きな雫をぽたりぽたりと垂らす。
 絹豆腐の如き内股に右手で小さく輪を描きながら、空いた左手は弾力のある臀を鷲掴む。こちらは逆にしっかりとした手作りの木綿の豆腐のような手触りだ。徳次の武骨な指が食い込んでもはぁ、と息を飲んで波打たすのでつい大粒の汗がぽたりぽたりと交じってゆく。血が湧き、肉が躍りはじめる。
 絹の内股に唇を押し付けてそのふるふる具合を愉しみながら、舌の先で緩い触感を味わう。ついでに緑陰にも顔を埋め、ひかる雫を舐め回したら手応えのある木綿もぐっと手の平に入れる。あゝこれで文香は俺の手中だ、と妙に気持ちが穏やかになる徳次であった。
 
 


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暑い季節に冷奴。
冷たいビールとイキたいですねぇ。



あはん♥

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