〈第二弾・新春特別短編オマージュ〉 【ラララカラオケ】よじれ節
ここはほんわか商店街の中にある『六兵衛』という名の小料理屋。
ガラガラガラ♪
「邪魔するでぃ!」
御手洗六助(ミタライロクスケ)が入ってきた。
「いらっしゃい!」
九里雨音(クリウネ)が答える。
今夜はやけにシンとしている。
すると、すかさず九里雨音(クリウネ)が口の前に人差し指を当てながら、
シーッ🤫
目の前で、美月経子(ミズキケイコ)が白と黒の鍵盤をまさぐっている。
「今ね、耳コピ中。」
六助、何を聞き間違えたのか
「耳にチュー💋!?」
六助は頬をポッと赤く染めた。
「でっ、できました! 耳コピ! これで誰か歌いたい方が来ても大丈夫。♪ラララカラオケ完成ですっ!」
と経子は目をチクタクと時計のように瞬きながら胸を弾ませる。
心の中のリトル六助がつぶやいた。
"競馬予想より当たる確率が高いタイタンさん1コメ獲得率"
聴くっきゃナイっ!
ぱひゅん♥
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