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読書体験【30代を無駄に生きるな】

30代を無駄に生きるな
著者:永松茂久
2019年12月14日きずな出版より発行

現在31歳に突入し、うつ病で休職している私はより人生や自分のキャリアについて考えるようになり、そんな中出会った本がこちらです。

人生の9割が決まるこの10年。
全ての悩みを解決する30代の教科書と銘打っているこの本。

私はこの本で『今の自分を知り、大切な人にシェアをする。そして好きな時間を増やして素敵な勘違いを身に着け、格上の世界に飛び込む』
こんな学びを得ることが出来ました。

まず、30代というのは一番分岐点の多い時期だということ。
そのため数多くの選択を迫られ、その選択によって今後の人生に多大なる影響を与えるということが書いてありました。
そのためにまずしなければいけないことが自分の棚卸。

自分の棚卸とは、今の自分を知ることであり自分自身の価値観や立ち位置を知ることです。
これを理解しないまま30代を生きていくということは、10年という長い時間を何の指針もなく進んでいくことで非常に困難な道のりになるということだと書いていました。

この内容を読んで私なりに自分の棚卸をしてみました。
今、私はうつ病で通院しており専業主婦として生きています。
国のお金と旦那の稼ぎで生活しており、それについて「なんて自分は生産性がない人間なんだ」と落ち込むことも多々ありました。
ただ、うつ病にかかり何もできなかった頃、私は自分が何が好きで何をしている時が楽しいのか、それすらわからなくなっていました。
今はだいぶ回復し、そして旦那の私の絶対的味方であるという言葉を信じれるようになり、新しい趣味を見つけ、将来に向けて資格の勉強をし簿記2級を取ることが出来ました。

今の私は、ベリーダンスが好きでチームダンサーとして活躍したい。
美容部員として働いてた知識を使ってメイクに悩む女性の手助けをしたい。
簿記1級の勉強を続け、傷病手当が切れるころには経理関係か会計事務所で正社員としてキャリアを築いていきたい。
本を読むことが好きで、本の良さを伝えて読書仲間を作りたい。
本にかかわる仕事をしてみたい。
12時間睡眠が今の私に必要な睡眠時間だからそれを確保したい。
文章をこうして書くことが好きだと気づけた。
そして欲望全開で自分に正直に毎日楽しく過ごしたい。

こんな思いを抱いてることに気づけました。

自分の棚卸が出来たら、次はそれを周りにいる大切な人たちにシェアしていくことが大事だということ。
自分の価値観を共有していくことは周りの協力を得やすくなり、そして自ら伝えていくことをしない限り誰も自分のことを知ってくれないということ。
この価値観をシェアするというのは、今とても難しく感じる。
周りに伝えてなんて思われるだろう、とか。
反対されたり、馬鹿にされたり、恥ずかしい思いをするんじゃないか、とか。
でもそれによってふるいにかけられる人間関係もあるということなのかなと今は感じています。
やってみないとわからないし、もし嫌なことをされたらそっとその人から距離を取ればいい。
自分のことは口にしないと伝わらないと改めて感じれたことです。

30代の10年という限られた時間の中で、選択肢の多い時期に嫌なことやしたくないことに時間を割くのはすごくもったいないと改めて思いました。
その本の中では、「好きな人と過ごす時間、好きなことをする時間を今の3倍増やす」と書いてありました。

小田桐あさぎさんの著書やcitta手帳の未来を予約する考えと一緒で好きを原動力にすることが自分を幸せにするためには不可欠であり、自分の機嫌を自分で取って毎日ハッピーに過ごすことには大事な考えだと思う。

そして素敵な勘違いを身に着ける。
素敵な勘違いとは、理想の自分に近づくために必要なことだと思った。
思考と言葉は現実になると言われるように、今の現状は自分が使っている思考と言葉が現実になっているらしい。
これは小田桐あさぎさんも著書の中やセミナー等で言っていて、私にとっては目から鱗が落ちる出来ことだった。

お金がないと思えば、お金が入ってこないように。
愚痴ばっかり言っていたら、毎日辛いことが起きるようになったりといった風に今の現状に不満がある人は一度自分の思考や言動を振り返るタイミングなのかもしれない。

確かに私は過去、男運がめちゃくちゃ悪かったし、メンヘラ女だった。
でもそれも「なんで私ばっかり好きなんだ」とか「男運が悪い」って自分で口に出したり、思っていたことばっかりだった。
結局かわいそうな自分が好きだった。

そんな私も今は人妻だけど、今胸を張って「いい夫」であると思ってるし、何なら口にも出しまくってる。
そうしていくうちに夫婦喧嘩などほぼしない幸せな結婚生活を送れてる。
思考と言葉が現実化するということを身をもって体験した。

だから素敵な勘違いを身に着けることが大事なんだ。
ポジティブで幸せな素敵な勘違いをし続けるとそれが思考になり、言葉になり、現実になっていく。
前の話に戻るが、だから自分のことを言語化して知ってもらうということも素敵な勘違いを身に着ける一歩になるのかもしれない。

そして最後は格上の世界に飛び込む。
小田桐あさぎさんのセミナーでも、自分のリアルな周り5人の常識が自分の常識になると言っていた。
今の自分を知って、素敵な勘違いを身に着け、行くべき指針を見つけたらまずその環境に身を置いてみる。
それをすることで自分もその格上の世界の住人になれるのだと。

私は「30代を無駄に生きるな」を読んでこんな読書体験となりました。

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