早川芽生

弱さの中に、ひかりを願っている。 Univ.Tokyo Civil Engineer…

早川芽生

弱さの中に、ひかりを願っている。 Univ.Tokyo Civil Engineering 『いっぽ。〜東大生が本気でまちづくりを考えた体験記』著 →https://camp-fire.jp/projects/view/510030

マガジン

  • 弱さとひかり

    2023年末ころから、「弱さとともに生きる」ということについてよく考えます。 ふっと息を吹きかけると消えてしまいそうな、それでも暖かくて愛おしい、そんなひかりを感じて、浴びて、灯して、拾って、生きていきたい私の思考録。

  • 自己紹介/他己紹介

    私について。 私が書いたり。誰かに書いてもらったり。

  • めいのmonokaki日記

    「『いっぽ。』〜東大生がまちづくりについて本気で考えた体験記〜』 をつくっています。 文章を書き、お金を集めて、製本し、届ける。 本をつくるまでの過程をどんどん垂れ流していくマガジン。

最近の記事

  • 固定された記事

弱さの中に、ひかりを願っている

信州の冬は、さむい。 じわじわと、痛い。 そして、白い。 山のてっぺんも、道路の真ん中も、枝の先も、 吐息も、ガラスも、遠く先の空気も。 「寒さ」にもいろんな種類があるんだと知ったのはつい最近のことだ。 この世界には肩をすくめるような寒さだけじゃなくて 遠くから遠くから、 じわじわと冷気が伝わってきて 気がついたら からだを動かす熱はどこかへ出かけてしまっている、 そんな寒さがある。 今、暮らしているまちよりも ずっとずっと寒いまちは世界中に数えきれないほどあって、 エ

    • 「出会う」の周りにある何かの雑記。

      「出会う」 ことを手放したい。 「出会う」 ことに源を求めることを手放したい。 今まで 絶えず新しいものに出会ってきて 新しいものに出会える環境を求めてきて そこで生まれるトキメキのようなものを 自分の糧に生きてきた。 日々、変化と出会い 日々、人と出会い 自分の中で絶えず流動が起こっていた。 前へ押し出され、後ろへ押し返される わずかに上回る、前へ進む力を受けて 一歩一歩、前に前に進んできた。 気づかない間に 自分の中に溜まっていくものには目もくれず。 変化のな

      • 無題

        散々悩んだって 最終的には 「自分も頑張る」 が結論になることは 心のどこかで分かっていて その逃げ場のなさが持つ盲目性が 今のわたしにはすごく怖い。 頑張る、その先の結果は だれにも分からないし あまり期待していないけれど 頑張る、その過程には なにかしらの未来があるように たくさんの人の背中を見て 思うから やっぱりもう一回 前に向かって歩いてみようと そんな気持ちになっている、 空を見上げたから。 でもやっぱり、今でも不思議だ なんでそんなに みんな頑張

        • つづき。メモ

          社会のどこかに理想があるのかもしれない 野望かあ。 多分わたしは土木100%の人間ではないので 建築的野望を 深めていきたい、気もしている。 メモ。

        • 固定された記事

        弱さの中に、ひかりを願っている

        マガジン

        • 弱さとひかり
          9本
        • 自己紹介/他己紹介
          3本
        • めいのmonokaki日記
          6本

        記事

          現実と理想。の周りにある何かの雑記。それはただの現実逃避なのかもしれない。

          視界の端から端まで見渡せる空が、 とてつもなく恋しい。 刻々と色を変える マジックアワーの幕開けと夕焼けの背中を 心ゆくまで追いかけていたい。 その一瞬は 今日という一日よりも長いということを ずっと信じていたい。 自分が一番よくわかっている、つもりだ。 所詮、わたしの悩みはありきたりである。 所詮、人間の悩みはありきたりである。 たとえ、わたしがもがこうとしても 社会は今日も動いているし、 世界は今も回っている。 恩恵にあやかって今日も何者かにながされて生きながら

          現実と理想。の周りにある何かの雑記。それはただの現実逃避なのかもしれない。

          積み上げている。ぐらぐらと。

          足元が不安定なときこそ、 空を見上げてしまいます。 このまま、どこかへ飛んで行けないかと 思ったりもします。 カメラロールには いろとりどりの空の表情が残されていて ときおり、 そこに果てしない時の奥行きを見ます。 ぐらぐらと揺れる地面の上に立って 天に向かって積み木を積んでいるような日々です。 鈍臭いわたしは、よく手元を滑らせて くしゃっと崩してしまいます。 風向きのいいときは 周りの人に助けてもらいながら また、積み木を積んでゆきます。 風が吹き荒れる日には

          積み上げている。ぐらぐらと。

          メモ

          出口の見えないトンネルは 青空の下でも 急に目の前に現れるらしい。

          直線も眩しい光も力もやっぱり仲良くなれないのかな

          心理的安全性のない中で 言葉の定義も状況も説明がされず 合意がされてない中で なにかを二分する問いに 答えさせられることほど 苦痛なことはない気がしている そういう時間は もう少し穏やかで柔らかなひかりに 包まれていてほしいのです

          直線も眩しい光も力もやっぱり仲良くなれないのかな

          天と地

          肩の力抜いて そのままで 自分との約束を 守りきれるように それがむつかしい今は ほんの少しだけ 肩に力を入れて その力をお腹におろして しがみついてでも 地面に立っていられますよう そしていつか ピンと張った足を弛ませて そのまま どこまでも 飛んでいけますよう

          無題

          どうして死んじゃいけないかを ちゃんと知らないことに気づいたから 死んじゃだめだ、って言えないんだ それでも、あなたは死んじゃだめだ そう思う私は自分勝手だろうか。 生命を讃えるうたを うたっていたい

          揺らぎ。の周りにある何かの雑記

          際と際の境目に立っていたくて そこに なにかを刻めるんだと信じていたくて 毎日毎日 ぐらぐらと足を踏み外しそうになりながら 繊細に、でも大胆に 一歩ずつ歩いていきたいと思っています。 もし 世界がぐわんぐわんと揺らめいているならば 吹いている風を信じてどこまでも飛んでいけるような 嘘みたいな でも 確かな軽やかさを身にまとっていたい。 柔らかさではなんともならない 目の前に立ちはだかっている壁を 私は強さで乗り越えられるのだろうか。 負けないための強さは 風に飛んだ景

          揺らぎ。の周りにある何かの雑記

          春ゆらら

          桜の花が満開を迎えるのとほぼ同時に 新生活を迎えました。 ふわふわと漂って霞となっている何かのように なんだかぼうっとしながら ときおり荷物をどこかへぶつけながら 規則的に刻まれていく時間を吸って 息をしています。 この世界は 説明できないことで溢れているんだと 初めて認めることができた冬でした。 それは絶望に似た闇を抱えるものだけれど 塗りつぶされた黒ではなく 穏やかなひかりが通ることのできる余白が 見え隠れする陰のように見えました。 4月。 冬眠から目を覚ました虫

          彩りの色を身にまとうあなたへ。

          世界は、目まぐるしく変わります 少し立ち止まる間に 新商品が発売開始 AIは学習を繰り返し 時計の針は幾度も回る あなたは卒業し もう進路が決まっているとか いないとか 卒業と始まりのその隙間 社会は、激しく動いています あなたも相変わらず 目まぐるしい日々を送っているのでしょうか 冬から春へのその狭間 三寒四温のその合間 卒業と始まりのそのわずかな隙間 あなたは今その隙間に立ち よく似合う色に包まれています 景色はいっせいにあなたを彩り その中心に笑顔がありま

          彩りの色を身にまとうあなたへ。

          雨。のまわりにある雑記。

          雨。降っている。 今年の冬は、よく雨が降る。 太平洋側のカラッとした冬晴れ、 なかなか会えていない気がする。 けっこう、好きなんだけれどなあ。 でも、雨は好きだ。 雨は、 わたしがわたしでいること わたしがひとりでこの世界にいること わたしが大切な誰かとこの世界で生きていること なんか、 見てるよって伝えてくれる気が、たまにするんだ。 たまに、ね。 『言の葉の庭』 ふいに思い出した。 雨の日の午前中はきまって、 新宿御苑のとある東屋に足をはこぶ男子高校生が主人公だ

          雨。のまわりにある雑記。

          息継ぎ。のまわりにある何かの雑記。

          息継ぎをしていたい。 無数の声が重なるこの世界の端で たくさんの主義主張が飛び交うこの社会の隙間で 息継ぎ、していたい。 何かを形にすること、 何かに線を引くこと、 どこか、 息がつまる。 何かに意見を言うこと、 何者かになろうとすること、 なぜか、 息が止まる。 積み重ねつづけるということを どうにか 手放したい。 手放したいと思っている間は 積み重ねつづける世界にしかいられなくて だから、手放したいなんて思う前に 手放せているじぶんで ありたいなんて、思ってしま

          息継ぎ。のまわりにある何かの雑記。

          療養中。おとなしく眠ればいいのに。

          流行病の厄介になってしまった。 ここ3日間ずっと高熱にうなされている。 付きまとう頭痛にどうしても耐えられなくなって 滅多に飲まない解熱剤をさっき飲んだ。 今日はもう少し楽にねれるかなあ。 体が痛くてしんどい部分と対話しながら 自室の天井を見上げる時間はわるくない。 欲している角度に体を動かすと、すーーーっと少しずつ楽になるのがわかるから。 でももうちょっと限界だった。 限界までが早すぎることにも少しショック。 私こんなに体弱かったっけ。 きっとここ1年とんでもない波の中

          療養中。おとなしく眠ればいいのに。