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SNSとファンと作品の評価

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今日はSNSとファン作りと小説作品の評価について、思ったことをつぶやきます。


人気の先生とアンチコメント

先日X(旧Twitter)で、どなたか作家さんが「これは組織票でもらったポイントでランクインした作品であり、面白くない」と感想が寄せられたことをポストされてました。(フォローしていた方ではなく、おすすめで出てきたので、ポストを保存しておりませんで、ソースが提示できず申し訳ありません。)

そんな感想をわざわざ送る人って、世の中に一定数いらっしゃいまして、SNSや表現活動でなにがしか発信されている方は一度は遭遇されたことがあるんじゃないかと思います。きっと幸せではない方なのでしょうね。幸せでしたらそんなこと人に言いたい気分になりませんもんね。お気の毒です。

そして作家の先生ご本人も、それで悲しい思いをされたのは事実でしょうが、その意見を鵜飲みにされたわけではないと思うのです。こういうことがあって悲しかったよ、という呟きなだけで、アンチの方もおっしゃる通り「ファンからの組織票だけでランクインする」ほどの人気作家さんですから。SNSでの発言力が文章力や作品の魅力と直結しないのは確かですが、たくさんのファンを獲得して支持を得られるだけの優れた実力とお人柄がある、という証明にはなるのではないでしょうか。

知られる力と売れる力

先日、第11回BL小説大賞に応募させて頂きました。やはり固定ファンが最初から付いていらっしゃる先生は、作品自身の魅力はもちろん、衆目を集めて支持を得る力をお持ちです。SNSを巧みに使いこなし、「更新しました」の通知だけで「お、面白そう」という気持ちにさせていただく術にも長けていらっしゃいます。これは是非見習いたいところです。やはり作品を執筆して世の中に発表する限りは、出来れば多くの方に楽しんで頂き、喜んで頂きたいものですよね。誰にも知られることがなければ、それは存在しないに等しいのです。

一方で、じゃあSNSの巧みな先生の作品が受賞するのかといえばそうでもないようで、BL大賞の前に開催された漫画賞について、ポイント1位の方は大賞・読者賞に輝いてはいたものの、編集長賞やその他の賞は、400位台の作品が選ばれていました。審査をされているのはプロです。単純に、読者の人気だけで選んでいらっしゃるわけではないのですね。

当然、人気があるということは需要があり、人心や需要を掴むお力に長けていらっしゃるということ。そして、一定の実力がなければ、そもそもファンは付きませんから、確かな実力をお持ちだということです。その上で、ファンの多いクリエイターさんは、最初から潜在的な購買力を持っていて、作品を商業ベースに乗せれば、一定数の部数の売り上げを見込めるわけです。これは強いですよね。

知られる努力

世の中には、美味しいお菓子屋さんがたくさんあります。だけど、一番売れてるお菓子屋さんが、すなわち一番美味しいお菓子屋さんだとは限りません。よく知られたお菓子屋さんが売れているのです。だからといって、美味しくなければ売れないでしょう。漫画も然り。画力の高い漫画は素晴らしいですが、一番売れている漫画は必ずしも画力が高い漫画ではないのと同じです。これは色々なことに当てはまります。

世の中には多くのネット小説が存在し、そのどれもがとても面白い。正直、文章力には多少差があって、中には驚くほど高い教養に裏打ちされたもの、泣きたくなるほど美しい文章で綴られたもの、どうしてこの人がアマチュアなんだろうっていうものもたくさんあります。ですが、皆さん「頭の中で思い浮かんだ物語を、文章にして書き記し、表現できる」という時点で、相当高度な文章力をお持ちだと思うんですよね。もう、小説投稿サイトに投稿されてる時点ですごいことです。

じゃあ、コツコツ作品を発表して文章力を磨くのと同時に、売れる努力、知られる努力も頑張ってみようかな、って思うんですよね。やっぱり読んでいただければ嬉しいものですし、執筆意欲も湧いて来ます。

SNSの運用の上手な先生はたくさんいらっしゃいます。私も学べるところは学ばせていただいて、積極的に取り入れて行きたいと思います。

今日のおしゃべりは以上です。読んでくださって、ありがとうございます。

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