虹の谷、アースカラーの全てが揃う場所(ウマワカ渓谷、カファジャテ/アルゼンチン)
アルゼンチン30日目、ラ•リオハを立ちサルタに滞在。
ラ•リオハの旅行記はこちら↓
サルタの街の周囲には山や高原、亜熱帯の乾燥した大地が広がる。
ワインの産地としても有名で見所たくさん。
サルタからはいくつもの日帰りツアーが催行されていて私たちは
南米のグランドキャニオンと呼ばれるウマワカ渓谷に行くツアーと
別日、ワイナリーを訪れた後に巨岩がひしめくカファジャテ渓谷に行くツアーに参加した。
まずはウマワカ渓谷へ。
早朝サルタから出発し、3時間ほどにあるプルマルカという村へと車を走らせる。
タバコやコーン畑だけの道を行く。
車内でうとうとしていると次第に砂漠の環境に適応した植物になっていった。
土は赤くなり、ウマワカ渓谷に入った事がわかった。
絶景の中、車は進みプルマルカという小さな村に到着した。
村の背後には七色の山が鎮座している。
地層の成分がない混ぜになると埃のような灰色になりそうなもんだけど、くっきりと分かれている。
茶色は銅、赤い色は鉄。
黄色い部分はバクテリアによる影響で3億7000年前から存在し、地層には恐竜の化石もあるらしい。
構成成分が色として目に見えるのが面白い。
まさに異国の土壌。
近くのプカラ遺跡も訪れた。
山がカラフルなので落ちている石もカラフル。
したがって遺跡にある小さな住居もカラフル。
同じ色の石は横に連続して置いていないのはちょっとしたこだわりかな、可愛い。
そしてこの土地はサボテンがたくさん生えている。
村に倒れたサボテンがあったの触ってみた。
いつから中身が日にされされているかは不明だけどかなりびしょ濡れ。
ジュワッと水分が出る。
スーパーのビニール袋用にある指を湿らせるアレの20倍くらいジュワッとしている。
サボテンは年に数ミリしか降らない雨を蓄えてちまちま使いながら生きている。
1年に1~5cmくらいしか伸びないらしい。
背の高いサボテンがそこらじゅうに生えてるけどみんな過酷な環境で控えめな暮らしをしていらっしゃる。
この写真の手前にあるサボテンたちは100歳ぐらいらしい。
大センパイ。
畑の中にも大きいサボテンがあったりするけど、100歳ともなると畑よりサボテンが先にそこにいたんだと思う。
抜かずに周りを耕したんだと思うとサボテンへの愛を感じる。
そして別日、ワイナリーとカファジャテ渓谷へ。
訪れたのはとても小さなワイナリー。
ワインの作り方はおもしろいけれど試飲しても特になにもおもわず。
何を隠そう、私は赤ワインが少し苦手。
お酒は色とりどりなのでどこかで美味しいと思える赤ワインに出会えるとは思っている。
お酒全般嗜むパートナーによるとアルゼンチンのワインは味の複雑さがあまりなく、いい意味でも悪い意味でも飲みやすいと言っていた。
ワイナリーの後はカファジャテの街へ。
そこでランチをした。ランチはデザート付きで4種類ほどある中から好きなものを選べた。
説明を聞いてみたが理解できなかったので必殺「音の響きで注文」をしてみた。私の方は黒糖味のゼリーのようなものだったがパートナーの方に謎の一皿が置かれた。
アレ?もう食べ終わったのきた?と思った。
食べてみると物凄くうっっすいチーズにシロップがかかっている。
よかった、誰かの食べ終わったお皿じゃなかった。
チーズはさけるチーズの味だった。
食後、カファジャテの街を散策。
暑いけど砂漠地帯の割に乾燥していないし砂っぽさも酷くない。
特にみるところはないからぶらぶらして、公園で時間を潰した。
帰り道、ケプラーダ•デ•ラス•コンチャスという奇岩群を訪れた。
奇岩群なんて言葉初めて知った。写真を見返しながらこうゆう岩の事なんて言うんだろうと思って調べていたら出会った単語。
奇妙な岩の群れの事をいうらしい。漢字そのまま。
単語そのものを知らなくても意味はわかるから漢字って便利だ。
ここは公園などの施設にあるわけではなく、普通の道路脇にあるスポット。
この辺りは何の変哲もないですみたいに走る道がすごく面白い景色だったりする。
道中が楽しい良いツアーだったな。
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