コロニアル建築響かず(リマ/ペルー)2/2
リマの観光スポットと言えば、海辺の高級住宅が並ぶ新市街とコロニアル建築で飾られたスパニッシュな旧市街。
今日は旧市街に向かった。
宿から歩いて1時間ちょっとなのでバスなどは使わず歩いてみることにした。
お散歩好きだしー、の気持ちでいざ出発したけど
なんだかかなりつかれた。
とにかく砂埃がすごい。
クラクションと販売の声と音楽でやかましすぎる街。
野犬のフンがそこらじゅうに落ちていて街は臭い。
旧市街まで行ったら、小綺麗で砂っぽくもない、少し安心感がある。
重厚な建物が立ち並び、プチヨーロッパというか、エセヨーロッパというか。
緻密で繊細な装飾などはない。
スペインの植民地時代に作られた建物のほとんどは再建や改築されたらしく、コロニアル様式を踏襲しているらしいけれど。
とりあえずみてまわるところ整理するためにランチ。
まあ無難そうな、ペルー料理屋さんぽいところはいった。
英語で対応してくれる店員さんがいてこれまた安心感。
外がやかましくてなにいってるかあんまり聞こえんかったけど。
前菜とメインが選べる形式なようで、前菜はすぐ決まったけれどメインを少し悩んだ。
そしたら注文してる最中に先に注文していた前菜がきた。かつてない早さすぎる。
いつのまに厨房に伝えたのかも、謎である。
ペルーの食についてはまた後日、まとめて詳しくつらつらと書こうと思う。
ランチのあとは博物館へ。
ミュージアムと名乗っているけど、聖堂かな。
全体的にちゃっちぃ。
聖堂といえば、本来静かで澄んだ場所なんだろうけど外でサッカーの試合の観覧をしていて爆音が入ってきていた。少しシュール。
マリア像的なのがパネルだったり、微妙に下手な文字や絵画や彫刻。
挙げ句の果てにスポンジボブの風船が天井に浮かんでいて、つめの甘さに爆笑しちゃった。
全体的になんだかちゃっちくて可愛い。
なんかちょっと、雑なんだよなあ。愛せる。
なんだかツッコミどころが多くて楽しかった聖堂。
本来歴史をかんじたりする場所なんだろうけど、すこしおふざけモードになってしまった。
正直なところ、リマは忙しい街で好みじゃなかった。
のんびりと旅を続けるつもりなので、こうゆう好みじゃない街にも来れてよかった。
知らない文化に触れて、好きと思ったり嫌いと思ったりするような、旅の醍醐味は存分に味わうことはできた。
ただ、砂すら愛せることはなかったな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?