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走り抜けろインカの稲妻(ピサック/ペルー)

2023年11月14日、世界一周旅行の幕が上がる。
南米に始まりじわじわと日本に近づいていく魂胆。だいたい3年ほどかけて巡るつもり。
旅情80%ぐらいのかんじで緩く書いてまいります。

ピサックは居心地がいいのでまったりすべく、長めに滞在した。
まったり過ごすと言っても、毎日ちょっと街ブラして、あとは部屋でゴロゴロ。

泊まった宿はWi-Fiがそこそこ早くありがたかった。毎日映画を観た。小説も読んだ。
まるで学生の時のような暇の持て余し方をもってして、大人になってから久々に文化に寄りかかることができた。
満たされる心の奥底。
映画や小説はいつだってわたしの心の暗い部分を肯定してくれる。もちろん明るい部分も。

怠惰な生活を過ごせて最高だった。
サブカル道を歩んできた人生なので、どう転がってもわたしはノンアクティブ系バックパッカーにしかなりえない。
(バックパッカーの時点でアクティブだろうけど、わたしはその括りに片足のみかかってるギリギリの状態で所属している。そんなイメージ)


さて、引きこもりでHPも回復したことだし久々のアクティブをしにピサック遺跡へ。

遺跡に向かうべく街の外れまで歩く


ピサック遺跡はマチュピチュ遺跡に次ぐ大きな遺跡らしい。
歩いて往復3時間くらい、ゆっくりしてたら4時間くらいかな?とおもってたけど
けっこう広くて、大変だった。

実際は、1時間半歩いても序盤の方しかいけなかったので、ゆっくりいったらおそらく往復7時間はかかる。だめじゃん。
車でも行けるらしいけど。行きぐらいは車で行ってもよかったな。

少し登るだけで家はミニチュア
教科書にある遠近法の説明みたいな奥へ続く川



ハードな道、高山のためすぐ息切れがする。
道中ももあげレベルの石段をいくつも上がる。
乾燥してるからすぐ喉がひりつく。

しかし遺跡を目指して歩くというよりかは、遺跡の中を歩く感じで常に景色は綺麗だった。

ここに遺跡を作ったインカの人々の体力に脱帽する


めちゃくちゃ晴れてて暑くて汗だく。

かとおもいきや、1時間半くらい歩いたところで雷が鳴り出して雨降ってきた。
音もすごいし辺りが光っている。
というか、自分の周りに稲妻がみえる。
囲まれてる!?稲妻の持つ雲の中心にいるの!?
と思いちょっとドキドキ。

地元の人がいたから危険か聞いたら「危険だよ」って言って、走って下山していった。もちろんついて行った。
周りに高い木とかもないし、雷が落ちるなら自分の頭じゃない!?と思った。

アンビリバボーで見た。サッカーコートの端に雷が落ちてその瞬間、コート内にいた選手全員が感電し一斉にパタリと倒れて動かなくなる映像を。

走る地元の人。追いかける私、冷や汗。

雷が落ちて感電ビリビリ、ガイコツが点滅で見える描写が思い浮かんだ。やだアフロになっちゃう。

旅は続くんだ。
こんなところで雷なんかにうたれてる場合じゃないとおもって必死で下山。

途中、東屋に避難した。屋根があるところで座れるだけでなんだか急に落ち着くなぁとおもってチョコ食べた。
美味しかった。
チョコの幸せ味パワーなのか、まあ雷ぐらい大丈夫か〜とおもってあとの道のりもささっと下りた。

無事下山完了。

追いかける。地元の方の背中。



無事宿につき、くたくた。
そして腹ペコ。チョコはなんの足しにもならないよ。

夜は気になってたピザ屋さんへ(また食レポ会でまとめます)。

夜はさむい。
雷雨はどこへやら。あたたかな電灯が街をつつむ。

体力を使ったので今日は大きめのピザをペロっと食べた。
宿に帰ってからベッドに寝転んだ途端満腹すぎることを自覚した。
お茶のみながらボーッとまったりしていると突然の停電。
「あっ」とおもったけどまったりし続けた。
まったりなら、まかせろ。


明日、クスコへもどる。
ピサックに来るため素通りしてしまったけど、
クスコも期待値が高い。

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