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ピアノマンに逢いにゆく

(単なる旅行記です)

1月24日
旅に出た。

今回は相棒にはお留守番いただいて飛行機でお江戸へ。
久しぶりの飛行機・・座席狭い!空気がしんどい!笑

仕事現役のときはよく東京行ってたんだけど、交通手段は最初の頃は新幹線で通ってたが、後に安いという理由で飛行機になり、だんだんと密室閉じ込められ感が嫌になってきて、ついには高くつくけど時間かかるけどクルマで行くようになった。
そんな感じだったので移動は相棒とひとり気ままが一番だなって思う。
どこの誰ともわからない他人と接近した空間で長時間とか絶対ありえん。
どこの誰ともわからない他人が吐いた息吸うのとか死ぬほど嫌や。
ワイのとなりに来んな!っていつも心のなかで絶叫してる笑

お昼はもんじゃ食べようって思って月島行ってみた。
もんじゃはだいぶ昔にここ月島で一度食べた記憶があって、その時の味はあんまり覚えてなかったんだけどなぜだか東京行くとなったら無性に月島でもんじゃ食いたいーってなったからきっとおいしかったんだろう。(めっちゃ適当)

関西のお好み焼きって超絶こってり系のカロリーこそ正義!みたいな感じでまぁそれはそれでおいしいんだけど、もんじゃはそれに比べるとかなりあっさりでサクっと食べられちゃう。
ピザで例えるとお好み焼きをハンドトスとしたらもんじゃはクリスピーだね。(例えるな!)

そうそう、もんじゃ本体もおいしいんだけど鉄板にこびりついたお焦げがまた絶品クラスにおいしいよね。
たまたま食べてみたらなにこれおいしいってなってコテでゴシゴシ削ぎ落としながらチマチマ食べてた。

***

お腹いっぱいになった後はおのぼりさんコース。

一般の展望デッキのさらに上にある天望回廊にも行ってみた。
まぁ正直350mも上ればさらに100m上に上がっても大して変わんない気がした笑
でも別料金なぶん空いてはいたけどね。
ゆっくり見物したい人には天望回廊オススメ。

ガラス床を上から覗き込んだ図。
枠がいっぱい見えるからか恐怖はなかったよ。
これもしガラスだけだったら(枠がなかったら)かなり怖いかも・・?

この写真は近くにいた老夫婦が「あれ富士山じゃないの?」って騒いでたから撮ってみたんだけど、案内図とはぜんぜん別方向じゃねーか・・
騙された笑
この日、富士山は雲が多かったせいか見ることは出来なかった。

続いて浅草へ。

ちゃんとお参りもしたよ。

浅草に来たらぜひ体験してみたかったことがあった。
それがこれ。

たくさんの会社あるようだけどまぁ客引きがとんでもなく凄いね。
過去いちモテ期きたかーみたいな。
けど勢いでどうにかしようとされるとわたし顔がテリファーのアート・ザ・クラウンみたいになるらしいからやめたほうがいいよ笑

そんななかでわりと年配のおじさん俥夫さんが声かけてきて、すごく丁寧でベテランそうな人だったのでこの方のに乗せてもらうことにした。

生まれて初めて人力車なるものに乗ったんだけど、もっとガタガタした乗り心地かなって思ってたけどかなり良い乗り心地だったよ。
やっぱりベテランなので運転上手いのか?
それとすごく喋りもお上手。

乗ってよかったー。

***

さて、次に向かった先はこちら。

の前に・・
早めに晩ごはんを済ませるためにドームすぐ近所の居酒屋さんへ。
事前に食べログ徘徊してたらたまたま能登のお料理やお酒がいただけるお店を発見してぜひココ行こうって思ってたお店。
かなり有名なお店のようで知ってる人はあーあそこねってわかるくらいのお店。
予約なしで入ったのだが、わたしの後から来られた人は片っ端からお断りされていた(予約で埋まってるもよう)のでどうやらわたしは奇跡的に入れたようだ。

きったねー写真ですまんなさい🙏
お刺身すっごい綺麗に盛り付けられてたのにお腹空きすぎて食べ終わったあとに写真撮ってないことに気づく大失態・・
もう一皿頼むにはさすがにお財布が・・笑
けどお刺身ホントおいしかった。
能登近海で採れたお魚なのだろう、ブリ、サバ、イシガキダイ、ホタテにミルガイの5種盛り。

これに能登の日本酒を2種類いただきました。
大江山と手取川。
特に大江山の松波酒造さんは先の地震で蔵が全壊し酒造りを中止せざるを得ない状況だそうで、ネット通販でも探しまくるもどこも品切れで手に入らなかったお酒。
ここのお店で出逢えたのもなにかの御縁、復興を願いながら呑ませていただきました。

***

さてさて、
燃料補給も完了し、いよいよ本日のメインイベント!

1夜限りだし最後の来日かもしれんし競争率高いだろうから当たらないだろうなーって思いつつ応募したら・・なんと奇跡的に当たったのよ。

東京ドームの中に入るのは初めてで、野球中継では見たことあるけど実際生で(俯瞰で)見るととてつもなく広いね。

で、なんでこのライブに行ってみたかったかって言うと、この動画を見てみんなで大合唱してるのいいなぁって。
みんな英語で大声で歌ってそれがドームの中で響き渡ってるのいいなぁって。
2006年の来日コンサートの映像らしいけど、このときの「あれ?みんな歌ってくれてんの?」みたいなご本人の表情がなんともよき。

その昔ギターにハマってた頃に洋楽ばっかり聴いてた時期があって(主にハードロックだったけど)そんななかでビリー・ジョエルの存在を知ってもちろんこの曲も知ってた。
その頃に聴いてたアーティスト達は今じゃみんなおじいさんになってしまって笑、調べたらビリーおじさんももう74歳なんだね。
加えて1夜限りとかいうわかり易すぎる限定商品ワードをまざまざと突きつけられて、え?もしかしてこれ最後?今しかないんだよね?うん今でしょ!って姿の見えないもうひとりのわたしが呟いたみたいな、まぁいつもの突発性カートに入れるからの購入するボタンクリック症候群発動だったわけで。

無駄話が長いな笑

さて、
演奏曲は直前のライブのセトリとか調べてて予習してたから最初から最後までノリノリ(死語)で楽しめた。

でラスト(というかアンコール前)でハーモニカを持ち出してきたジョエル御大。
いよいよ来るのね。
このために歌詞覚えたよ。(1番だけだけど)

大声張り上げて歌ったさ。
みんなで歌ったさ。
何万人もだよ!?
この一体感めっちゃ好き!
みんなでこの瞬間を共有してる感覚めっちゃ好き!

すでにYouTubeに今回のライブ撮影動画アップされてるけど(上げちゃダメだぞ笑)その中にわたしの歌声も混じってるんだーって今見ても感動が蘇って泣けてくる。

ありがとうピアノマン。

Sing us a song, you're the piano man
Sing us a song tonight
Well, we're all in the mood for a melody
And you've got us feeling alright

Billy Joel「Piano Man」作詞:Billy Joel

***

感動醒めやらずちょいとバーに立ち寄ってひと呑み。

喉乾いてるせいもあってとにかくビールがおいしすぎた。
気がつけばおかわり笑
2杯目呑み終わったところまでは平常運転でしたが・・

ほろ酔い(自覚あるレベルの泥酔状態)でホテル帰って初日無事終了。
あ、ちゃんと終電で帰りましたよ笑

翌日へ続く・・


***

1月25日
旅2日目。

モーニング食べて散歩がてらやってきたのは・・

日本の最高学府のひとつ東京大学。
ちょいとだけ中を散策してきた。
写真バシャバシャ撮れるような雰囲気ではなかったので写真は無し。
歩いただけだけどたぶんIQが10くらい上がった。(ような気がした)

その後かけ足で向かった先が、行ってみたかったジブリ美術館。
ここではジブリ映画に限らずアニメ映画が出来るまでのあれやこれやを知ることが出来る。
ジブリ愛を深めたい人にはぜひともオススメ。
撮影禁止なのでここも写真無し。

ミニ映画は毛虫のボロ。
声・擬音が◯◯さんだったのはエンドロール見るまで知らなかったけど、え?からあーなるほどうまいなって関心した。
誰?とかは知らずに観たほうがプチ感動するかも?

ジブリ映画は初期の頃の作品が好きかな。
ナウシカ、ラピュタ、トトロ、耳すま、千と千尋、猫の恩返しあたり。
ジブリ作品ではないけれどカリ城も好き。

***

井の頭公園を通って吉祥寺駅方面へ。

まだ子供だね。
親ガモは見かけなくて子供だけ2匹泳いでた。

潜った!笑

冬場だから特に撮るものもなく残念だったけれど陽射しが優しく注いで気持ちがよかった。
あと2ヶ月もしたら桜で綺麗なんだろうなぁって思いながら散策。

ピザがおいしいと評判のお店でランチ。
セレブリティなマダムやカップルでいっぱいの店内。
めっちゃ浮いてたわたし笑
正直に言います。
昼間っからがっつりお酒呑んでました・・

***

本日のメインイベントまで少し時間があるのでベイエリアの風景でも眺めてみようと豊洲まで行ってゆりかもめに乗ってみた。

ちょうど先頭車両の一番前の座席が空いていたのですかさず陣取る。
さぁ出発!

あれ?

先頭だと思ってたら最後尾だったというコント。
てゆーかどっちが進行方向か知らんし・・
まぁでもパノラマビューは満喫できたので満足満足。

ただね・・
途中から外国人(旅行者と思われる)2人組が乗り込んできてわたしの席の前に立ちはだかり景色独占しやがった・・
おいおい!そこ立たれたらわたし景色見れないんですけどー(怒)

まぁわたしとおんなじ旅行者だしねしょうがないねって仏の心でゆるしたわたしえらい。

と、
ほどなくして目的地の駅到着。

本日のメインイベント。
いよいよ今回の旅もラストだ。

こちらにお世話になりました。

サンセットクルーズってプラン。

とにかくさ、2日間ともめっちゃ寒かったー。
気温は低くても午前中は穏やかだったのでなんとか過ごせたけれど、午後になってだんだん風強くなって夜の船の上なんて台風かよっ!って思うくらいの爆風。
冷たい北風の爆風ですよ奥さん!
写真いっぱい撮ったんだけどほとんど手ブレで酷いの、そんくらい風が強くここはシベリアか?ってくらいの極寒だった。

なもんで、写真撮りたいときだけ外のデッキに行って、それまでは中のラウンジで飲み放題をいいことに呑みまくってたわたしです笑

風が強かったせいか空が澄み切っていて富士山のシルエットもすごく綺麗に見れた。
空気も済んでるんだろう、ライトアップの光もキラキラ輝いてるように見える。
スタッフの方がこれだけ綺麗に見えるのは珍しいって言ってたくらいだから今季いち大寒波に感謝せねばならんのか?
風が強いだけで波はぜんぜんだったから船酔いもなかったし。(お酒で酔ってた)

というわけで大満足のクルーズを後にして、最終の飛行機で無事おうちに帰りました。

いっぱい詰め込んだ旅だったけどわたしにとってひとつひとつが中身の濃い旅だった。
行ってよかった旅だった。

そして、
またどこかへ行きたいなって思える旅だった。

ではまた🖐😉
めっちゃ長い自己満日記なのに最後まで読んでくださってありがとうございます🙏



***

ダラダラと無駄に長いおこちゃま日記みたいになっちゃってるけど最後にちょっとだけ書かせてください。

東京に住んでいらっしゃるネッ友さんがいらして、東京行ったらお逢いしてみたいなーなんてこと言ってた時期があったのね。
癌になってるだなんて夢にも思ってなかった頃の話。

けどこんなことになっちゃって自分の死期がその方よりも間違いなく先に来るわけで。
てゆーか死ぬことわかってるのに逢いゆくとか、それでわたしすぐに死んじゃってその方の記憶にはまーさんは死んだってネガティヴなことだけ植え付けて、なんかそれって許されることじゃない気がして。

わたしなぜか歳若くして亡くなった知人が何人も居てて(災害死、事故死、自死いろいろ)死んじゃったんだってことを自分の中で消化するまですごく時間かかった。
その苦しみ味わってるから自分から逢いにゆくのは罪なことだなって思ってしまう。

間違いなく自分本位の、自分のエゴだってわかってるんだけど、死ぬ順番なんて決まってるわけじゃないってわかってるんだけど、死の受け止め方なんて人それぞれってわかってるんだけど、わたしほんとチキンだからイザとなったら何かしら理由付けして逃げようとするんだよね。

だから、

せっかく東京来てるのにお逢いすることができなくて本当にごめんなさい。

って謝ったの。
東京へ向かう直前にね。

でね、

話これで終わりじゃないのよ。

実はその方も東京ドームへビリー・ジョエルのライブに行かれてたってあとで聞いてビックリ!
私が行ってたその夜その場所。
同じ時間同じ空間に居たっていう偶然!
同じビリー・ジョエルを観てたっていう偶然!
もちろんお互い行ってたなんて事後で知ったわけで・・
同じ歌を聴いて同じ歌を歌って同じ感動を共有してたんだ・・

逢えないって言ったはずが実は逢っていただなんて何という奇跡!
神様のイタズラ?
こんなこともあるんだなぁって感動したお話でした。

おしまい。


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