「ものは言いよう」でも、「出来事は捉え方次第」と考えたほうが、人生を楽しめる
私は人から言われたことに対して、
〔そんな言い方、ないんじゃない?〕
と感じることが、昔はよくありました。
といっても、無意識に『いい人』ぶるのがデフォルトだった、私のこと。
その場では表情に出さず、ひとりになってから悲しんだり、怒ったりして、よりストレスを感じていたように思います。
人生を軽やかに生きられるになったいま、人生を楽しむコツをご紹介したいと思います。
「ものは言いよう」というけれど
〔そんな言い方しなくても……〕
とネガティブな感情を引き出されるのは、
〔『ものは言いよう』なのに、なぜそれができないの?〕
と相手を批難する気持ちが私にあったからです。
同じことを伝えるとしても、人によっていろんな言い方があります。
非言語で伝える人だっています。
私の場合は、ネガティブなニュアンスを含む言葉に接すると、胸が締めつけられるように感じていました。
〔言わんとすることはわからないでもないけれど……もっと優しく言ってくれてもいいじゃない〕
なんて、ね。
真に受けていたら身がもたない
いま思えば、私の受け取り方にも問題がありました。
人から言われたことを、『言葉どおり』に受け取る癖があったからです。
『いい人』ぶって、ショックを表情に出さない(つもりの)私の態度を見て、
「言ってもわからんヤツだな」
と思われた方もいれば、
「おや、えらい凹んでいるやないか」
と感じられた方もいることでしょう。
人からどう思われたかはさておき、『相手の言うことをいちいち真に受けていては身がもたない』ということに気づくまで、何年かかったことか。
40代になってようやく、心が悲鳴をあげて気づいた私です。
(職場で涙が止まらなくなっていました)
「出来事は捉え方次第」
今となっては、思うんです。
何があろうと、それに意味づけするのは私次第。
言われた瞬間には「批難された」と思ったとしても、大丈夫。
マイナス(試練)と同じだけ、私を支援してくれるヒト・モノ・コトがあるのですから。
最初は
「ひどい……」
とショックを受けるような言葉を言われたとしても、
「そっか、あなたにはそう見えるのね」
と一歩ひいて受けとめる。
これができるようになったのも、『プラスとマイナスは同時に同じだけある』と実感できるようになったから。
おかげさまで、いまでは何を言われても、ひどく落ちこんだり、反射的に怒りが爆発したりすることがなくなりました。
かつての私は、いちいち 真に受けていた から、しんどかったのですね。
もちろん、いまでもたまには、ありますよ。
あまりに想定外の出来事に、
「むむー!」
と感情がブレることが。
でもね。
「おっと、私らしくない」
と頭のなかで呟いて、必ずあるはずのプラスを探して、サクッと自分軸に戻ります。
どんな出来事もニュートラル
それを信じていれば、ネガティブな出来事をネガティブなまま受け取って、ネガティブな感情に囚われることがなくなります。
『ブレない自分軸』を手に入れようとがんばらなくて、いいんです。
『ブレても大丈夫、私はいつでも戻れるんだから』という自己信頼こそが、自分軸に不可欠なものだと思っています。
『いまはマイナスしか感じないこの出来事には、どんなプラスがあるだろう?』
もしよかったら、探してみてくださいね♪
見つかった瞬間、きっと笑顔がこぼれています。
変化を感じない場合は、『他にもまだプラスがある』という証拠。
プラスとマイナスが釣り合った瞬間、
「ああ!」
と心が軽くなります。
面白がって、試してみていただければと思います。
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
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