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ぐだぐだ個人M&A話①

はじめに

皆さん初めまして。ちゃんろすです。
身の回りが少し落ち着いてきて、
書をしたためる余裕が出てきたのでnoteやってみんとす。
飽きたり身バレ炎上したらやめます。

個人M&Aプレイヤーは増えてきた感ありますが、
実際にやってる方はまだまだ少ないので何かの参考になれば。
というか、食堂買いましたとか自動車整備工場買いましたとかは
よく聞くと思いますが、しっかりしたいわゆる事業会社を
個人でM&Aした例がまだまだ少ない、といった方が正確ですかね。

私みたいなマジでガチで資本背景ゼロの一般家庭ピーポーが
金融機関借入フルレバでM&Aできてますのでいい実例かと。
なんちゃってLBOスキーム万歳。
いやまぁ運要素もすげぇあるんですけどね。
けど運だけじゃないから。
星5案件は自分で手繰り寄せれるから。
これだって案件引くまでリセマラ走り続けろ、と言いたい。

初っ端からだいぶ香ばしいですね。
当方古(いにしえ)のオタクなので、
平成初期のブログやテキストサイト(侍〇とか)臭がすると思いますが、
俺はこの書き方しか知らんのだ・・・許せサスケ・・・
noteを読むような今を時めくイケてるビジネスパーソンには
かなりくっせえ記事かもしれんが、誰かの何かの参考になれば幸甚っす。

自己紹介

30代半ばの男です。
2019年から個人でM&A活動をしてまして、
現在はSPC的な株や資産の受け皿になるホールディングスを1社、
その下に金属関係の製造業を2社ぶら下げて運営してます。
つまりは現在計3社の代表取締役ですね。
名刺複数持ってる本業謎の怪しいおじさんと化してます。
年商規模でいうと3社合計で約10億円。
総資産合計で言うとグループ間のあれこれを相殺して約15億円です。

現在までのM&A実績は4社。2社はバイアウト済み。
ソーシングは仲介会社経由がほとんどです。
払った仲介手数料を合計すると余裕で土地付き一軒家建ちますね。
高すぎんだろ。業界くん、MIN報酬制度なんとかして?

3大仲介業者(セ〇ター、MA〇P、ストラ〇ク)に加え、
雨後の竹の子のごとくポコポコ生える謎の仲介業者が何社か、
あとは国のやってる事業承継引継ぎ支援センターに登録したりしてます。
が、やっぱり質いいのは大手3社の案件ですね。
この辺もいずれ書こうかと思いますが、
私の感覚ですと、MA〇Pが一番いい案件抱えてる気がします。
トラ〇ビ?バト〇ズ?
M&Aプラットホームを否定はしませんが、
正直仲介業者でマッチングしなかった=買い手がつかなかった
微妙な案件を、わからん殺しでワンチャン高く売りたい的なアレや
マジで父ちゃん母ちゃんだけでやってる個人事業の案件が
大半のような気がします(ド偏見)
それなりの事業会社を買いたいならマッチングサイトは
避けた方が無難だと思います。

簡単な職務経歴ですが、
頭文字が「み」のメガバンで法人営業をしてました。
まぁ3つとも「み」なんですけど。
死にかけのセミが出す「ミ"ッ"」って感じのとこです。

まぁそこでファイナンスやら事業承継やらをかじって
自分が担当してた会社へ転職して、中小企業実務学んで
それからなんやかんやてんやわんやすったもんだして、
1社目M&AするタイミングでSPC作って独立したって感じですね。

活動開始経緯

もともと独立志向が強く、っていうかサラリーマンがしんどく、
いずれ経営をしたい、という思いは銀行員の頃より持ってました。
ただの社会不適合者な説が濃厚。

漠然と起業案を練って周囲に漏らしてはダメ出しされて諦める日々。
ツテも知識も技術もない若造が起業するとなると、
定年退職したお父さんが蕎麦屋やカフェ始めるやら、
一念発起して脱サラしてラーメン屋始めるやら、
そういうぶっちゃけ博打としか言いようがないプランしか
生まれてこないので当たり前といえば当たり前ですね。
自分でも薄々わかってるので踏み出せないの繰り返し。

そんなころ、ちょうど個人M&Aの走りだと思うんですけど、
京都のアルミ加工会社を日立出身20代の個人がM&Aしたって記事をネットで読みました。トラ〇ビかなんかの案件だったかな。

んでそこで紹介されていた下記の本を速攻買って読みました。

この著者、M&Aサロンとかやってるのでそこは正直胡散臭いですが、
この本はマジで僕の人生変えてくれた一冊ですね。
目から鱗というか「あ、俺もM&Aできるわコレ」と思わせてくれました。

幸いにも銀行員やってたので財務諸表を読む力はありましたし、
事業会社で数千社の与信管理を長年やってたのもあって、
企業の良し悪しを判断する目はある程度持ってた(つもり)ので
勉強とかのタイムラグなく即行動に移せたのがでかいっすね。

僕の今までの経験上ですが、
必要な行動までの間にワンクッション入ると動きが鈍る、
っつーか動かなくなる人間なので、
シームレスにM&A買収活動に移ったのは大正解でした。
ここで即動いてなかったらまだサラリーマンしてるわ多分。

ところで、買収先をソーシングする上で大事な知識や技術って
最低限何が必要?って聞かれたら、

  • 財務諸表(B/S、P/L、販管費、製造原価)を読めること

  • 実態B/Sを割り出せること(=毀損してる資産の有無判断)

  • 実態P/Lを判別できること(=正常収益力の算出)

  • 商流分析ができ、仕入先&販売先の筋がいいか判断できること

  • これらを判断できる情報を先方経営者から引き出すヒアリング力

なんすよ。
つまりは銀行で中小企業のどぶ板営業やってください。
全部身につきます、多分。本部とか華やかなポジじゃだめです。
支店最前線でソルジャーしてください。マル保やってなんぼです。
武闘派の上司とバトって強くなれる理由を知りましょう。
お前も(融資の)鬼にならないか。ならない。

ちなみに投資銀行やらコンサルやらの華やかな経験は役に立たない、
とまでは言わんけど、スモビジ回すにはあんまり向いてない気がします。
中小企業には過剰戦力なんだよね。

私はなんやかんや銀行員5年程度やりましたが、
最初からM&A活動する目的で銀行員ガチれば
3年かかんないくらいで身につくんじゃないかな。

今は決算書登録すれば自動で格付されちゃうのかもしれないけど、
ワシが銀行員時代は手作業で格付作業をしてだな・・・
売掛金に死んでるのがないかとか
棚卸に死んでるのがないかとか
土地に含み損がないかとか
そんなことばっかやっておったのじゃ・・・
おじいちゃん、路線価は昨日も出したでしょ?

というわけで赴くままにカタカタしてたら
いつの間にか2,500文字超えてたので次回に続きます。
長文・散文失礼。


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