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マノミコト

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こころのおくのほう。毎日更新。     マルハダカ。
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2021年4月の記事一覧

2021/4/26 「彼女」

すみません。今、少しやることがたくさんありまして。それでもこないだこの映画を見て、言いたいことが募ったので。簡単にではありますが。感想です。お許しください。 ネットフリックスで見られます。ぜひ。日本語タイトル『彼女』、英語タイトル『Ride or Die』だそうです。演出が大胆ではありますが、すごく美しいと感じました。ぜひ。 偽りの美しさ。すごくきれいな色合いのシーンが沢山あるけど、どこか嘘っぽくて、偽りのようで、何かが欠けている。そんな感じがしました。レイと七恵含む、周

2021/4/22 「文学」

先日、父と車の運転練習がてらドライブへ行きました。私はこの時間が結構好きです。私みたいな若い人たちが好きな曲。が流れていると思いきや、父親が放った「飽きた」という言葉一言で、今度はノスタルジックな雰囲気を持つ曲や、ヘビーメタルというようなジャンルの音楽が流れる狭い空間。というのはかなり独特。父とのドライブの時だけしか感じられない世界観です。まぁだからといって、私の好きな曲は変わらないので。またすぐ、こちらの世界観へと戻してしまうわけですが。そういう、世界観がころころ変わってし

2021/4/18 「閉じ込めた世界は」

何か楽しいことありましたか?この質問。今一番、嫌いです。頭がむしゃくしゃしてくる。大っ嫌い。多分、顔に笑顔がなくて、気を遣わせているのだろうと解釈していますが。それを分かっていながらも、あと数回。溜まってしまったら、ぶち切れてしまいそうです。 笑顔ってそんなにないといけないものですか?笑っていなかったら、それは楽しくない、になってしまうのでしょうか。不愛想な人。人に興味がなさそう。そうなるのでしょうか。 私は。丸いへらにココナッツオイルをつけてワッフル焼き機に塗ること、赤

2021/4/14 「文章の中か、上の世界」

部屋に飾ってある額縁に誘われて、約9年ぶりに開けてみることにしました。右上の方、今もそっちを見ると視界に入ってきます。でも今日は誘ってこない。どうしてこないだは、こっちを見つめていたのでしょう。 流石に9年もの時が経つと、埃がかなり覆い被さっていて。でもなんだか白いんです。汚いって感じじゃなくて、それよりも興奮が勝ち誇った顔をしていて、別世界に行くかのようで。映画とか物語の中で、登場人物が埃を払って何かを読んだり見つけたりするときの気持ちが、わかったような気がします。そうい

2021/4/10 「ドクダミ草」

違う。違う。違う。どれもこれもみんな違う。私の欲しいものじゃない。億の、千万枚で買えるように軽々しくないのです。ほとんど衝動的だった。ほとんどって、何。一ミリは脳が動いていたと思うからです。探したの。 文章のなかで生きたいってそう思った。言葉が出てきた。言葉が出てた。気持ちとか夢とかそういうのじゃなかったの。 書いていたら「いのち」があって、それが「ここで生きたい」で、その、ここっていうのが、文章の中だった。上かもしれない、けど。それはまだわからなくて、でも、文章は確かで

2021/4/6 「キナリノカナリア」

あのキンキンごえは、毒。毒を毎日浴びています。今日も昨日も一昨日も。明日だって明後日だって、私がここにいる限り毎日聞くことになるのです。そんな毒を大体毎日浴びていたら、身も心も弱くなる。ちょうど、骨の髄が見えなくなっていくところです。 二階にいても聞こえてくる、下からの声。聞きたくなくても聞こえてくる、あの声。たった今、ドアを閉めて必死に逃げたけれど、今度は外側から家の壁を這い上がってきて、出窓から入り込んでくるのです。 だから、どこに行っても逃げられない。 聞いている

2021/4/1 「師匠」

先日。この人のこと師匠って呼びたい、この人の下で働きたい、学びたい。そんな人に出会いました。虚しくも見事な片思いだったようで、22時01分、サラッとこの恋心は散ってゆきましたが。こういうときにエイプリルフールが使われれば良いのにと、はらわたが煮えくり返りそうになりました。こういうときのエイプリルフールであれば親切なのにとも思いました、残念です。春ってほんとうに、出会いと別れの季節ですね。新社会人のみなさん、おめでとうです。 お会いできたのはたったの一回。あとは数回のメールの

2021/4/5 「崖に咲く花」

今日は珍しくお昼に書いてみようと思います。書けるかなと臆病な気持ちが体の中心を漂っている最中です。だから少し震えています。面接直後なので、心を隠して閉じ込めて、良く見せようとしていたから。狭いところに押し込められた私の心が、異様に圧迫されてのことかもしれないです。 やっぱり面接というのはしんどいなぁと今しみじみ感じています。気が合わないなぁと、つくづく思います。もう十分。早く終わりにしたいです。あぁ、だんだんと落ち着いてきた、私の心。でもやっぱり、夜に書く文章とは違う気がし

2021/4/3 「赤になった他人様」

四月が始まり、初めての土曜日。今日も地元の小さな北欧カフェに立っておりました。六時間の拘束時間、まだまだ若いお歳ではありますが、最近家に帰ると腰が痛いのです。それでも店内にいるときは、あくまでカフェ店員。テキパキ俊敏な動きを見せています。それに拘束されてはいるけれど、やっぱりどこか非日常な空気が流れているので、心地がよいのです。カフェの居場所は、地元の道沿いで、近くに川が流れています。その後ろは田舎感のある家々が立ち並び、さらにその後ろには森という、王道な日常の中にあるという