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2021/4/5 「崖に咲く花」

今日は珍しくお昼に書いてみようと思います。書けるかなと臆病な気持ちが体の中心を漂っている最中です。だから少し震えています。面接直後なので、心を隠して閉じ込めて、良く見せようとしていたから。狭いところに押し込められた私の心が、異様に圧迫されてのことかもしれないです。

やっぱり面接というのはしんどいなぁと今しみじみ感じています。気が合わないなぁと、つくづく思います。もう十分。早く終わりにしたいです。あぁ、だんだんと落ち着いてきた、私の心。でもやっぱり、夜に書く文章とは違う気がしています。

もう一枚皮を剥がして本音を言うと、面接が始まる前、というか朝、10時くらいに目が覚めて起きられずにいたときから、臆病で小さな私になっていました。この肌寒い天気が相まってのことかもしれません。

昨日、いろんな人からメッセージをもらえたんですね。私自身がそういう機会を作ったからなんだけど、でも、それに応えてくれる人がちゃんといたんです。こんな私にもファンができて。「一部になってる」と言ってくれた人もいて。嬉しかったなぁ。

そう、嬉しかったんです。嬉しかったの、私。書いてよかったと思うことはあったけど、一年前に書き始めて良かったなぁと今回初めて思いました。

それで今度は、知らない人にも伝っていくようにと、祈りを込めて別の場所で発信したんです。上でもらったあたたかさを抱えてね。

でも、残念というか、悲しいというか、なんて表現するのが正確なのかわからないけど。あたたかさをもらった代償に、怖さっていうのも抱えてしまったんです。私、このまま「あったかい」っていう場所から抜け出せなくなるんじゃないかって。そう思ったらもう止まらなくて。また小さくしぼんでいってしまいました。

けれどこれ、自己防衛。しぼむって分かっていて怖さを抱えたし、等身大の私に戻りたくてやったことだと思うんです。だからこの小さくて臆病で、震えているのが、本当の私。あったかくなくて、輝いてもいなくて、いろんなところに傷がある。崖の上に立って少し身を乗り出すとパラパラッ、、、って落ちていく石なのか、砂なのかもわからない、あんな感じの人間。感情なんてなくて、色とかもわからなくて。落ちたってことしか認識されないようなそんな人。

幼稚園のとき。音楽の発表会で木琴を担当するけれど、緊張の強さに負けて、肩で呼吸をし始める。今にも泣きだしそうなのが見てとれて、家族を泣かせてしまう。

小学校のとき。唯一の得意なかけっこ、長距離で。一生懸命になったがゆえに、そのあとの学年合同歌練習で、みんなの歌声の中、倒れてしまう。

小学校のとき。朝起きたら体がしんどくて、学校をお休みすることになる。涙が溢れて伝ってきて、それを見かねた母が本を買ってくれて。それでやっと安心して眠りにつく。

そんな人間なのです。なにもかわいそうな子とか、か弱い子を演出したいわけではありません。そうじゃなくて。

そうじゃなくて、なんだろう?
この先の言葉が見つけられません。

これを書いて何がしたかったんだろうって、夜の私には見えてしまう。


いつだか久しぶりに、午後の電車に乗りました。穏やかで白飛びしそうな陽射しが、私が乗った車両に何本も入ってくる。その揺れと、流れていく田んぼと、春に見慣れたチューリップ畑。そのなかに颯爽と生える一本の木。その木は川縁に立って、ピンクの花を抱えていて。きっと電車に揺られる人でないと、見ることのない花。

そういうのが好きで、美しくて、見捨てられない。そういうのになりたくてたまらない。

痛い奴でも構わない。そういうのに憧れるの。なってみたいの。その方が良くて、ただあったかいなら、不幸のままで。



またね👋






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