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オマヌケかぞくのたのしいいちにち


Ҩ……本日、新刊が発売されました......✍︎

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この絵本に出てくる家族を紹介します。パパ・オマヌケさんと、ママ・オマヌケさんと、お姉ちゃんのペチューニア・オマヌケと、弟のバスター・オマヌケ、それから、犬のタマと、猫のポチです。

ある朝、目を覚ましたパパ・オマヌケさんがいいました。

「おい、みんな。きょうは、とっても たのしい オマヌケなことが おこりそうな きが するぞ」

子どもたちは、それを聞いて、大よろこび。そこでまず、シャワーを浴びながら、朝ごはんを食べて? 次に、芝刈り機で絨毯の毛を刈り? 家の中でスプリンクラーを回して……???

あれあれ? 何だか、この家族、すべてが変! 一体、どうなってるの???

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「おはなし3にんぐみ」シリーズと同じ画家、ジェームズ・マーシャルの絵本です。ページをめくるごとに、文章の中に、挿絵の中に、おかしなことがいっぱい。読者である子どもたちには、単純に「フフフ」と笑ってもらうだけでOK。でも、読み手である大人からの隠れたメッセージに、いつか気づいて欲しいなぁ。

それは、生きていくって、楽しいことばかりじゃない、辛いことだっていっぱいある、でも、その辛いことを、いちいちすべて、真正面から受け止める必要はないんだよってこと。時には、体を逸らして、受け流したっていい。というか、辛いことのほとんどは、そうしてもいい。この絵本は、そんな受け流し方を身につけさせくれる本なのです。

「ハッ! そんなことするなんて、バカみたい!」読んだ時は、そう思うだけかも知れないけれど、きっと心のどこかで「そっか。でも、物事をこんなふうに考えてもいいんだ」と、無意識に感じてくれるはず。それは「心の余裕」であり、車のハンドルで言うところの「あそび」。

「こうあるべし、こうすべき」と言ったガチガチの思考より「こうであってもいいよね、こうしたっていいよね」というマインドを持てた方が、どれだけ人生が豊かになるか! 現代の窮屈な大人社会は、知らず知らず子どもに伝染しています。だからこそ、こーんなノンキで、こーんなおマヌケな世界を楽しんでもらいたい!

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実は、この絵本、原書は4冊のシリーズなのです。残りの3冊も、とってもおマヌケで、とっても楽しい! 対象年齢は、絵本ではあるものの、この本の面白さがわかるのは、年長さん以上かな。なので、小学校の学校図書館や、小学校での朝の読み聞かせなどにもぴったりです。残りの3冊も紹介できますよう、どうか応援よろしくお願いします!

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