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似ててぜんぜん違う|リカレント教育とリスキリング

iCARE金原です。今回の記事では、リカレント教育とリスキリング、最近よく聞く2つのワードの違いについて、考察をしてみたいと思います。
この記事は「人生半ばの過渡期に差し掛かってるなー」、という方にお勧めです。

共通していること

どちらもDX(デジタル・トランスフォーメーション)への対応として、デジタル人材の獲得が、多くの企業にとって急務となったことを背景に急速に広がったものです。

リカレント教育について

これは文字通り「リカレント」な「教育」です。
Recurrent(繰り返す)な教育、つまり社会人となり仕事をはじめて教育から離れた人が、ふたたび教育に戻る、そしてまた仕事をする、といった循環することを指します。端的言うと「社会人の学び直し」です。退職後に学ぶことも含まれますが、生涯学習との明確な違いは仕事に生かすための知識やスキルを学ぶという点です(生涯学習は仕事に無関係なものも対象としている)。

リスキリングについて

新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」

リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流―

こちらも明確にされていますが、端的に言うと仕事に必要なスキルを身に着けないといけないよね、ということです。計算に電卓じゃなくてエクセル必要だよね、なら関数覚えないといけないよね、みたいなことだと理解しています。

言いたかったこと

で、結局何が言いたいのかというと、2つの決定的な違いについて書いておきたかった、ということなんです。何かというと「主語」です。

リカレント教育は義務でもない教育を自ら受けるわけですから、従業員(個人)が主語になるわけです。自ら学び、身につけ、自らの価値を高める、事が目的だと言えます。
他方で企業にとっては、デジタル・トランスフォーメーションが進もうが事業運営上必要な業務を、誰かにやってもらう必要があるわけです。新しい技術が出るたびに従業員を入れ替えるわけにもいかないため、今いる従業員にやってもらう必要があり、スキルを身につけてもらわなければならない事になります。で、どうやるのかの答えの1つがリスキリングです。企業が、従業員に、スキルを身に着けさせる、つまり主語は企業だと言えます。

と、いうことで、あなたが働いている会社が急に「我社もリスキリングを導入だ!」と言い出す前に、自らリカレント教育により、新しいスキルを身に着けましょう。何を学ぶかは状況や目的によりさまざまですが、働きながら学べる講座も増えていますし、教育訓練給付制度で費用も一定額返ってきます。

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