仲良くゆこう
北風と仲良くゆこう背に受けて
雁の喇叭を道連れにして
北風と雲のおりなす絵は流れ
灰赤千切れて地に差す梯子
北風とまり、太陽が撒くひかりの粉
憂いの外套脱がすきらめき
北風と夜通し遊んだ湖は
氷の布団にもぐってねむる
なにかと嫌われがちな北風と、仲良しのものは?
と、探してみました。
カナダグースはぎょっとするほど大きくて、
その声も、ラッパのように響きます。
北風が吹く頃、旅立っていきました。
写真のダイヤモンドダストは、
寒く、晴れて、無風のときに見られるそうです。
北風が冷気を運んできて
太陽が照らすとき、そっと息を止めて
ひかりの粉をまく
そう考えると、これは彼らの共同作業なのかも、
と、楽しくなりました。
小牧幸助さんの企画に参加しています。
何かと忙しい十二月、でも、お題を思い巡らす時間が、ほっと気持ちをゆるめてくれます。感謝。