「もうひとつの夢幻鉄道」〜私はあなたで、あなたは私〜 ④

このnoteは、キングコング西野亮廣さん作「夢幻鉄道」の二次創作です。 *物語を書くのは初めてなので、拙い部分もございますが、私の頭に流れるフィクションの世界をお楽しみ頂けると幸いです。 

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「ひとつ尋ねて良いですか?」

私は聞いた。

「良いわよ!何でも聞いてちょうだい。」

お姉さんは歯切れ良く言った。

「お姉さんは今いくつですか?」

「今?"今"とかではないけれど、25歳よ。コチラの世界ではずっと。歳は取らないわ。そちらの世界では重なっていく一方だけど、コチラの世界では、時間が無いから自分で“25歳"って決めたら、ずっと25歳なのよ。変でしょ(笑)。そちらの世界からしたら。」

「はぁ。ずっと25歳。。。?みんなですか?」

「いや、みんなじゃ無いわ。"好きな歳"を選んで良いのよ。」

「選ぶ?そしたら、なんで"25歳"ですか?」

「良い質問ね!私が"25歳"を選んだのは、まずは"楽しいから!"。それと、"好きだから!"。あとは、あなたに会った時に分かりやすいから!シンプルにただそれだけね。ある意味"25"っていう数字が浮かんだからかもしれない。(笑)」

「浮かんだ?」

「そうよ!浮かんだの!"25"って。考えた訳では無い。

だからそれにしたの。大切な事よ!」

「はぁ〜。。。」

「数字にはね、色んなメッセージがあるの。あなたもあるでしょう?好きな数字や縁を感じる数字が。」 

「あ、はい。言われてみたら好きな数字は"5"で、縁ある数字は"8"です。」

「それはなんで?」

「"5"は小学校低学年の時に、お兄ちゃんの野球のキャンプに付いて行っているバスの中で、"好きな数字を答えるゲーム"みたいなのがあって、真剣に考えて"5か6"で迷って、"5"にしたんです。それと"8"は誕生月だから。」

「なるほどね⭐︎よく覚えているわ、そのエピソード。やっぱり印象に残っている事って、ずっと変わらないのよ。それだけ考えて、考えを絞り出して出た答えだから、一生変わらないと思うわよ!でも良い事よ、"自分のラッキーナンバー"的な感じがあって。これからも大切にしてちょうだい。」

「はい。ありがとうございます。」

「これからきっと、もっともっと色んな事に気付いていくわ。それを大事にしてちょうだい。あなたは大きな運を持っているから、必ず私がサポートするわ、25歳までは確実に。」

「25歳までですか!?その後は!?」

「ずっと頼ろうとするのはダメよ。それじゃ人生のカンニングよ(笑)。だから期限を決めて、それまでに習得してもらうの。生きるコツみたいな物を。それを私はあなたに託したいの。自分の人生を輝かせるために。そのためにあなたは生まれたのよ⭐︎」

「あっ。はい。」

「それぞれ他のみんなにも付いているのよ。そういう存在が。気付くか気付かないかは、本人次第だけれど。」

「私は気付いたのですか?自分では分からないですけど。」

「それで良いのよ。コチラが判断するから。あなたは開いていた。それだけで十分だった。一番大切な事は"開いている"という事なの。コチラの世界の事に疑いを持たない。素直であるってことね。」

「素直?」

「そうよ、素直。一番大切な事だわ、素直である事。歳を重ねると人間はとかく、疑いやすくなる。だけどあなたは疑わなかった。受け入れた、全ての事を。きつい事がある時にも"なんで自分だけ?"とか、悲観的にならずに、ただ淡々とこなしていた。文句ひとつ言わず、クリアした。だから"コチラの世界に呼びたい!"って要望を出した時も、すんなり受け入れられたのよ⭐︎言わば、今までの人生のご褒美ってトコね。私が一番会いたかったっていうのも、もちろんあるけれど。」

「はぁ。。。」

「チンプンカンプンでしょ?(笑)。ココに呼ぶ時でさえ、あの道で感じた"光"を、"まさか!?"って否定していたら、それは"目の錯覚"で終わらせられていた。だけどあなたは"光を光"として受け入れた。それが、ココに来られた第一関門突破のテストだったのよ⭐︎」

「へぇ〜!偶然ってあるものなんですね!」

「いえ、偶然なんかじゃ無いわ。全ては神の采配。必然よ。あなたは選ばれたの。そして、そのテストを"自分でクリア"してココに来た⭐︎」

「わぁ〜⭐︎なんだか嬉しいです!テストに合格したんだぁ〜⭐︎」

「そうよ⭐︎」

二人の間に、そよそよそよと心地良い風が吹いた⭐︎

「(ココは風がよく吹き、心地良い⭐︎)」

だんだんとココの空気に慣れ、心地良く感じ始めていた♪

***

⑤へ続く♪




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