見出し画像

英検準一級を受けた。

備忘録として、英検準一級を受けたレポートというか、テスト期間中に自分の身に起こったことなどについて書き留めておく。

この記事は、これから英検準一級を受けられる方にとって有益な情報などではないことを先にお伝えしておきます。誰かのために宛てたものではなく、この期間を思い出す未来の私宛です。

テスト申込日:2023年11月23日
一次試験日程:2024年1月21日 (勉強日数 約50日)
二次試験日程:2024年2月18日 (勉強日数 約25日)

schedule

1月21日 一次試験


試験前夜、これがもう最悪なことに全く眠りにつくことができず、約3時間の睡眠で試験に挑むことになってしまった。

会場へは車で送迎してもらい(田舎なので)、一番乗りで受付を済ませ、右端一番前の席を陣取る。教室は高校生7:社会人3ぐらいの割合だった、英検準一級は大学受験で有利だと聞くので納得した。

試験開始まで1時間ほど時間があったが、周りの高校生が必死に単語帳をめくっている中、私はというと一人睡魔で撃沈。教室の机に突っ伏し寝てしまった、学生時代の授業風景を回顧しながら。やれやれ

問題用紙が配られてもまだ時間が余っていたが、教室の窓から吹く風が心地よかったせいか、ここでも寝てしまった。何してんねん


さぁ、やっとテスト開始。

まだ寝足りなかったが、アドレナリンに任せてReadingセクションを解く。
開始は順調だったが、最後の長文がやや難しく感じた。なんだっけ、あ、『Meritocracy』についてだ。単語は知らなかったものの、なんとなく推測で解いた。後ほど答え合わせをすると 3/4 合っていた、私の勘は頼りになる。


続いてWritingセクション。

うん、私はあまり Government ネタが得意ではない。確かお題は『young people にもっと erection を encourage すべきか。』みたいな感じだった。
得意ではない割には、これは書きにくい内容ではなく安心した。
ん〜、なんて書いたっけ。とりあえず disagree を選んだ。理由は、選択の自由に対する侵害だ〜みたいなのと、選挙って大事やから知識のない人が適当に選んだらあかん。みたいな感じで書いた。最後に字数がオーバーしていることに気づき、無理やり単語を消したらすごく不自然になった。Listening の先読みの方が大事だと思い、そのままにした。
後に知ったが、字数はオーバーしても減点にはならないらしい…


最後に Listening セクション。

ここで睡魔が帰ってくる、うっわ、おかえりなさい。Real-life 形式の問題まではなんとか、かろうじて耐えた。が、Real-life 形式の問題は 4/5 死亡。眠気には抗えない、最後の最後で集中力も切れてしまっていた。


一次試験を終えて。

Listening の手応えのなさから、正直落ちたかもな〜とおもった。でも実際は、出来なかった問題にフォーカスし過ぎてしまっていただけで、他の部分でしっかり点数が取れていた。お疲れさま、私。


【 一次試験の結果 】

The results of the first exam


2月18日 二次試験


一次試験が終わり、さぁ二次試験だ!
という時に、不幸にも謎のめまいと数日間にわたる微熱に襲われた。二次試験の対策を全くしていなかったので、一次試験が終わってから二次試験までの約40日しか時間がない、英会話は習っていない、日頃のアウトプットは主にライティング。と焦っていたら、さらなる試練が降りかかる。

二次試験は C日程の3月3日と思い込んでいたのだが、実際は A日程の2月18日だった。2月13日に届いたテストバウチャーを見て、試験日を試験の5日前に知った私。またしても、何してんねん
結局、二次試験の準備期間は想定していた日数の約半分、25日しかなかったのだ。もちろんのこと、ここで諦めるという選択肢はなかった。なんなら「取りあえずやったんでぃ!」とこの状況をポジティブに捉えていた。


2月17日 (土) 試験前日

ふう。だが、試験前日の土曜日、またもや緊急事態発生。
最悪な気分で朝を迎える。ボロボロ泣いて起きて、あぁこれもまた夢かって、夢の中だけで会える存在というのはかえって辛い。私が「ずっと寂しかった。だから帰ってきてくれて嬉しい。」と夢の中で発したことをはっきりと覚えている、その直後に夢が覚めたんだもの。残酷なものだ

そんな憂鬱な朝だったから、本当はずっと避けていたけど、今日こそ精神科に電話するんだと決めた。連日続く心身の不調がストレスからきているということは分かっていた。案の定、電話しながらボロボロと泣いてしまったが、電話の向こうの先生は優しく、うんうんと聞いてくれた。

しばらくして落ち着いたので、スピーキング対策の参考書を開いた。
なんだろう、目が回って本が読めない。ペンを持つと手が震える。連日の不眠と食欲不振、めまいに微熱に手の震え、一次試験が終わってから二次試験までの3週間はなかなか辛いものだった。結局、何もできない私は窓辺で日向ぼっこをしながら、参考書をぼんやりと眺めた。

夜はどうせ寝られないと分かっていたから、20時に布団に入り電気を真っ暗にした。何時から何時まで寝た、みたいな感覚はなくて、合計すると睡眠時間は2〜3時間ってところだった。


2月18日 (土) 試験当日

6時20分に体を起こす。試験会場へは9時15分必着だったが、その時間帯に合うバスがなかったので7時10分に家を出るしかなかった。
幸いなことに、この日の気分は決して悪いものではなかった。会場近くのマックで少し参考書を読み、8時40分ぐらいに受付をし、待機場所に向かった。受付を誰よりも早くに済ませた私の順番は、もちろんトップバッター。私は最後よりもこういう時は一番を選ぶ。緊張に打ち勝てないからだ。
一次試験に比べてかなり人数が減っていた、準一級の二次試験の受験者は14人程?だったと思う。

試験開始

ドアをノックし、"May I come in?" と言う。試験官は一見怖そうな年輩の日本人男性だった。英語は流暢すぎるというわけでもなく、カタカナ英語でもなく、日本人の英語熟達者って感じだった。表現が難しい

試験前の簡易トークでは自己紹介をした。"It's 月. I was born and raised in Osaka. My work brought me here (田舎) prefecture." と言った。そしたら試験管に "Do you have an opportunity to use English in daily life?" と聞かれたので、"No, unfortunately. But I want to use English in daily life. So I'm using an application called Hello Talk that can exchange messages with people in foreign countries." と答えた。 まずまずの出だしだ。


ナレーション問題

イラストは老夫婦のレストラン経営に関して。一人の男性の、近くに動物園ができるからレストラン経営のチャンスじゃない?みたいな問い掛かけから始まった。

↓すごくなんとなく覚えている内容
① The elderly couple? was running their own restaurant. ABC zoo was being constructed nearby, so the man (※ a customer) told them that it was a great opportunity to open their restaurant.
感想:他にもなんか言ったけ… あとこれ絶対 was being constructed じゃなくて had been constructed だよな…

②They made a decision to open their restaurant nearby the zoo, and put a notice (on the wall) about their new menu? to attract more customers.
感想:覚えてないけどここ全然言及できなかった。

③Their restaurant was filled with many customers including family or children. They were enjoying their meals. Some of children were taking a photo (of their meals).
感想:some of ではなく本当は一人だった… ここで試験管がイラストをめっちゃ目を凝らして見ていた、そうだよな。

④However, they were tired out from their hectic schedules. Because they were older. (忘れた、なんだこの文章) They were thinking about how to deal with the problem and new idea to reopen their restaurant.
感想:いや、reopenはおかしい。あと after it was closed って言いたかったな、時間帯言及するのめちゃくちゃ忘れてた…

1分30秒?ぐらいで終わってしまった、時制がダメダメ、文法も拙い。やっぱり本番は緊張して普段より早口になってしまう。予想点数は 9か10/15 ってところだ。


Q&A

No1 : ④番目のイラストに関して
I'd be thinking that… なんて言ったか全然覚えていない。ほぼ④の説明と同じことを言ったのは覚えている。予想点数はちょっと良くみても 3/5 だ。

No2 : young people these days have had a bad eating habit
Yes. Because there are many obese or overweight people, even young people because of a lack of exercise and bad eating habits. So I think they should do more exercises and have more well-balanced meals.
感想:これはスピーキング大特訓先輩の言い回しに助けられた、良い感じ。感覚としては 4/5 ってところ。

No3 : big companies have a big influence on society (合ってるかは分からん)
Yes. Because many college students recruit (最悪だ、apply for だろ。なんで recruit やねん。) big companies with stable jobs. So I think big companies have an influence on this society.
感想:いや、ここの出来は最悪。沈黙よりかはいいが、、2/5

No4 : すべて electric transaction になると思うか。
No, I don't think so. Even though electric (ここで transaction が出てこない…) is very useful because we don't need to bring any money, I mean paper money with them, oh with us, there is a danger. (riskって言いたかったな) There are some reports about cybercrimes. So I think paper money will remain. (continue to be used の方が良かった…)
感想:言いたいことはわかるけどものすごく微妙。3/5 だな。

*予想点数 合計*
ナレーション:9or10 / 15
Q&A:12 / 20
Attitude:3/3 (願望)
【合計】24 or 25

2/19 self-assessment


二次試験を終えて。

やっぱり本番は緊張した。だけど、英語を話すことや、文法や単語を間違えることについての恐怖は一切なかった。ところどころおかしな単語が混ざってはいたが、沈黙することはなく、自分の言葉で精一杯伝えられたと思う。

自己採点では、合格ギリギリの 24点 ぐらいかなと仮定していたが、実際は31点 獲得できていた。これには少し驚いた。Attitude で満点をもらえたのは嬉しかったなぁ、努力は報われるのだ。


【 二次試験の結果 】

The results of the  exam
The details


感想


試験を申し込んでから二次試験までの約3ヶ月間は、短いようで長かった。
最後に英検を受けたのは高校1?2年生の時だから、8年ぶりということになる。あの頃は、自分が英検準一級に、まさか社会人になってから挑戦するとは思ってもいなかっただろう。

途中体調を壊してしまったものの、総じて挑戦して良かったという気持ちが大きい。やっぱり英語が好きだなって実感するし、もっともっと英語のことを知りたいって思った。

英検準一級に合格することは、2024年の目標のうちの一つだったので、早い段階で目標を達成することができて安堵している。英検一級にもいつかは挑戦してみたいが、これはまだまだ先になりそうだ。しばらくはテストと距離を置こうかな、洋書を読んだり、洋画を見たり、もっと他のことに時間をかけたい。

そして、世間の人たちに一つ物申したいことがある。
英検準一級についてネットで調べていると、「小学生の従兄弟が合格していたから別にすごくない。」とか、「英検準一級は誰でも受かる試験。」みたいなコメントが目についた。いや、わかってる。こんなコメントに目を向ける必要がないことは。だけど、せめてそれをいうのは英検準一級に合格した本人であれよ。と思った。
社会人になってから、何度目かの挑戦で英検準一級に合格した人のツイートや、noteの投稿を読んだ。仕事や家事育児と勉強を並行させる難しさが今の私にはわかるから、決してそんな人たちを侮辱するような言葉は一文字たりとも出てこない。これは自分に向けた言葉だが、どんな意見を耳にしようと、やりきれたことに誇りを持ってね。他人と比較しなくていいからね。目標に向かって努力し続けられる姿勢はかっこいいものだよ。


Hope everyone who is preparing to challenge the Eiken pre-level 1 exam will give it their best and feel proud of their efforts.

Thank you for reading this to the very end ;)


この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?