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いつでも別れられる自分でいたい

「あのこは貴族」という映画を観た。

東京のお嬢様と田舎出身の子が交差しながら進んでいくこの映画は、登場人物と同じ境遇でなくても、誰もがどこかに共感を見出せる映画だった気がした。

そして、階層女子同士についてぼんやりと考える。

-階層-

私は小学生の頃、外国に住んだことがあった。周りのお友達はみんな礼儀正しくて、素敵な服を着ていた。私自身も、高層マンションに住み、学校から帰宅後はピアノ・バレエの習い事をしたり、お友達のおうちに呼ばれて、パーティーをしていた。

日本に帰国してからは、地方に住むことになり、一気に田舎暮らしが始まった。コンビニやスーパーは車がないといけなかったので、駄菓子屋さんでよくお菓子を買ったり、畑でおにごっこをしたりしていた。

そして、その後も父親の仕事の関係で色々なところを転々とした。


住むところによって、そこで暮らしている人たちは全然違ったし、階層もはっきりと別れていたように思う。

転勤族だったため、小さい頃から色々な階層を行き来していた私は、よくそれが見えた。

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しかし、私は混在を初めて目にした。

自分が通う東京の大学で。

各地域から人が集まる大学では、本当に色々な人(階層)と出会った。

社長の息子もいるし、インスタで高級ホテルや高級レストランでのディナーばかり投稿するキラキラ女子もいる。

一方で、奨学金をもらいながら大学に通ったり、休学してボランティアをする友達もいた。

極端に言えば、今まで交わることのないお金持ちや地方出身者が出会える人種のるつぼみたいな場所だ。

確かに、東京は棲み分けられていて、階層が違う人同士は会わない仕組みになっていると思う(実際私も東京のお嬢様には会ったことないし)。

でも、大学は少し例外な気がした。


-女子同士-

そしてもう一つ。この映画でとても良いなと思ったセリフがある。

「いつでも別れられる自分でいたい」


結婚しても、自立していたい(経済的にも)という思いが込められている。

大昔、女性は社会に出て働くことが困難であり、家事・育児だけするのを強要されていたらしい。

そこから時代は進み、国際女性デーに賛同する声は毎年大きくなっている(気がする)。

私も、(当たり前に)自立していたい。

例えば、離婚してもノーダメージ。(は、無理にしてもダメージは最小限にとどめたい)

「いつでも別れられる自分でいたい」

うん。このセリフが個人的にとても気に入った。

そういえば、

「あのこは貴族っていう映画面白いよ!東京のお嬢様と田舎出身の子が交差する話!」と
男友達に勧めたところ、第一声が「ドロドロ系?」だった。

女性同士の物語=対立 が潜在的にあるのかもしれない。

しかし、今のムーブメントはその逆である。

これからは女性同士の協力がより多く、コンテンツとして出てくる気がした。


#国際女性デー


いつもありがとうございます☺️