【前十字靭帯断裂の旅】入院初日編

思わぬ大けがから約2か月。
待ちに待った手術への第一歩となる前十字靭帯再建手術の前日、ついに入院の日がやってきました。
私にとっては、人生で初の入院です。

意外とたくさんのものを収納できる病室

人生40年ちょっと生きてきましたが、今回が初めての入院。
手術前日に入院し、約1か月の入院生活を予定しています。
あまり事前の説明がなく、着替えや日用品などどのくらいのものが実際に必要になるのかがわからず、たくさんの荷物を準備してしまった私。
しかし、病室には、4段プラスチックケース、テレビと簡易冷蔵庫サイズのキャビネット、備え付けの棚、簡易洗面所があったので、持ってきたものをすっきりと収納することができました。

でも、一言伝えたい。
病棟や病室の内装や雰囲気があまりにも悲しいことを。
日本では、患者や個人の精神的なサポートがあまりにも軽視されていることを。

私が入院した整形外科医院は、通院施設はモダンな内装で明るい雰囲気なのに、入院施設は戦時中のドイツやロシアの人体実験施設のような何とも言えない雰囲気です。何となく想像はしていたけれど、やはり実際に体験すると結構な衝撃です。

明るく前向きな気持ちで手術とリハビリに向き合いたい方は、比較的新しい入院施設がある病院かお金にものを言わせる入院生活がよいのかもしれません。

1人になれるけれどどうも落ち着かない個室 VS 1人はなれないけれど気楽そうな大部屋

私が入院したのは3月某日。
とくに個室希望を出してはいませんでしたが、手術前日から約1週間は個室での滞在予定です。
最初は1人で過ごせて快適かつ気楽かなと思いましたが、ホテルの客室などではなく殺風景な病室ということもあって正直微妙なところです。
鍵を閉めることはできず、看護師さんやお掃除の方がいつ何をしに来るかもわからないので、どうも落ち着きません。

入院前のトレーニング納めは気の向くままに

私の手術前最後のトレーニング日は、入院前日でした。

いつものように、ストレッチ、上半身の筋トレ、脚のエクササイズ、エアロバイク、スイミングのメニューをこなし、トレーニングの締めくくりにはジャグジーとドライサウナにも入り、翌日からの入院生活におびえつつ、とりあえずはトレーニング納め完了です。
次に本格的にトレーニングにできる日や泳げる日がさっぱりわからないので、ストレッチやブリッジも含め、今できることに念入りに取り組みました。
上半身はいつものメニューに数種類のマシーンをプラス、エアロバイクはいつもよりも短めの10分、スイムはいつも気持ち長めの1400mにしてみました。

手術後1~2週間は車椅子生活、手術後1か月までは松葉杖生活の予定なので、筋トレが欠かせない方の場合、入院前のトレーニングは「無理をせず、でも気の向くままに」がよいと思います。
あとは、トレーニング納めの日にインボディなどで数値をチェックしておくとよさそうです。

前十字靭帯再建入院前のがけっぷちとまだ見ぬ世界

けがから約2か月が経ちましたが、相変わらず「この体では生きていけない感」が凄まじく、私には、手術をしないという選択肢は考えられません。
最近は、階段を普通に降りたり、スイムで普通っぽいキックを打ったりといったことも何となくできるようになっていましたが、やはり、痛みと違和感が強く、ストレッチやトレーニングのシーンではまだまだできないことがたくさんあります。
今はとにかく無事に手術を済ませ、誰よりも真面目にリハビリに取り組みたい気持ちでいっぱいです。

当初、整形外科を受診した時は、東京の専門医を招いて私を含む4人の患者さんの再建手術をするという話でしたが、今回は私ともう1人で合計2人の患者のみのようです。
とりあえず、スラムダンクの彩子さんの「がけっぷち」やミッチーの「バスケットボールがしたいです」、リアルの戸川清春の入院体験や夏美のリハビリ体験などを励みに、再建手術と約1年のリハビリに向き合っていきます!

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