【前十字靭帯断裂の旅】手術後15~20日目

体重の半分をかけられるようになった15日目

手術後15日目は、前十字靭帯再腱した左脚に、ようやく体重の2分の1をかけられるようになりました。現在50kgの私はちょうど25kgまでの荷重となります。

初日は、平行棒を握りながら体重計に脚を乗せて25kgの感覚を掴み、平行棒での歩行訓練、松葉杖2本での歩行訓練、1本の松葉杖での歩行訓練に取り組みました。

最初はこわごわと1歩をしましたが、痛みや違和感などもなく、けが前や手術前のように普通に歩くことができました。

また、この日から、平行棒に手を添えながらの約3分間の両脚かかと上げトレーニングが始まりました。まだまだ先は長いものの、確実に回復へのステップを踏んでいる喜びを感じます。

最近のMust Do(リハビリ1セッションあたり)

NMES治療
・大腿四頭筋:20分×1セット

チューブ
・シーテッドトゥプレス(下腿三頭筋):20回×3セット
・レッグカール:2分×1セット
・サイドレッグレイズ(外転筋、中臀筋、腹斜筋):2分×1セット

ボール
・ヒップアダクション(大内転筋、小内転筋):3分×1セット

平行棒
・ヒールレイズ(下腿三頭筋):2分×1セット

実際に行ってみないとわからない?整形外科のリハビリ室事情

私は、これまでに通ったことのある整形外科とリハビリセンターではなく、はじめての病院に来て手術と治療を受けています。

病院によってリハビリのアプローチや考え方、設備も大きく異なると思いますが、私の通っている整形外科には膝用のCPMマシンはなく、NMESを除いては、筋力アップのためのマシンはありません。日々の治療は、理学療法士の手技や平行棒を使った歩行訓練などがメインで、チューブやボールを使ったトレーニングがオプションといった感じです。

前十字靭帯再建に関しては、「ACL再建手術後のリハビリ成功率は、9割が手術した医師の腕で決まり、残りの1割が理学療法士の仕事」というのが、今回お世話になっている数人の理学療法士の共通認識のようです。

私の場合、手術をした整形外科では、手術からのリカバリーをおもな目的にしているので、設備の充実度はとくに気にならず、日々のリハビリセッションに不満はありません。

しかし、手術や入院前にリハビリ室の設備を一通り見ておくこと、リハビリの過程をおおまかに把握しておくこと、転院などの可能性を確認しておくことなどが必須だと思います。

また、理学療法士と合わないと感じる場合には理学療法士の担当替え、スポーツ復帰に向けたリハビリ転院を視野に入れている場合は設備の整ったリハビリ施設を持つ整形外科への転院なども視野に入れておくとよいと思います。


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