意味がわかると怖い話 [難問 | No.31-40] 2 imi 2023年8月2日 11:09 割引あり ¥0〜 「意味がわかると怖い話」のまとめから、10話ずつ解説付きでまとめました。怖いだけでなく一度読んだだけではわからない、謎解きのような面白さがあある話が厳選されています。※解説は1話あたり10円ほどになります。本文2時22分22秒うちの地方では2時22分22秒に鏡を見ると自分の死に顔が見れるという話があるんだ俺は試してみた恐る恐る小さな手鏡で見たわけよでも何も映ってないおや、と思って目を鏡に近づけたが映ってるのは後ろの壁だけやっぱり噂なんてでたらめだらけ びびって損したぜhttps://imi.matomeyo.me/high/2-hours-22-minutes-22-seconds/完全自殺マニュアル俺の友人に東京消防庁の消防士と地元交番の警察官がいて、お互いにとても仲が良い。そんな友人達の話なんだがこのまえ久し振りに会って居酒屋で三人で飲んだんだ消防「この前現場があってさ、親子が三人仲良く川の字になって黒コゲで死んでんだよ。良く火事になったら落ち着いて逃げましょう、なんて言うだろ?それは不可能なんだよね、ガス吸うとまず体が動かなくなるわけ、意識のある中でジワジワと焼かれていくんだ。だからきっついんだろうな・・・」警察「署で聞いたな、その事件放火じゃなかった?ひでー事しやがる。最近俺も仕事で行ったよ現場。駐車場で練炭自殺があってさ。マジやっぱりおっかねえ、練炭なら苦しくないなんてのは大嘘らしい、顔が変だったもの」俺「少し前硫化水素なんてのも流行ったな」消防「あれも駄目、あっさり死ねるなんて大嘘、ガスマスクしてないと不味い実際緑色に顔変色して苦しみもがいて死ぬから」警察「それも聞いたな、ここらで流行ってるよな最近まあ確実なのはやっぱり縄で首吊りだなそれも誰にも発見されないように樹海で」俺「こえー話すんなよ、まるで完全自殺マニュアルみたいじゃねーか」消防「馬鹿言うなよ(笑)」そして別れたあと、警察の友人から電話がかかってきた「おい今日の話は誰にも言うな」結構真剣な口調だった、いきなりの事でで全く意味が分からないそれが何だか怖かったhttps://imi.matomeyo.me/high/the-complete-manual-of-suicide/麻酔歯医者に行って麻酔を打ってもらった。麻酔が切れるまで何も食べてはいけないと言われた。飲みに誘われて、焼肉に行ったが自分一人だけ食べないのはいささか惨めだ。一枚だけ食べてみた。何ともなかった。もう大丈夫だろうと思いそのまま食べ続けた。その中でどうしても噛み切れないのがあった。5分後激痛が走った。https://imi.matomeyo.me/high/anesthesia/アパートのドア俺が住んでいるアパートのドアは立て付けが悪い。バネの部分が壊れ、音もなく閉まる。ある日の0時過ぎ、俺はそろそろ寝ようと思い、 電気を消し、布団の中に潜った。俺はあまり寝付きが良い方ではなく、 布団に入って眠りに落ちるまでだいたい30分はかかる。その間何度も寝返りをうった。目覚ましの時計の針の音が耳に障る。うとうとしかけた時、外でこつこつとハイヒールの音がした。距離にして俺の部屋ふきんで止まった。その後、ノブをゆっくりまわす音が聴こえた。深夜ということで他の住人に配慮したのだろう。今日の夜は本当に空気が澄んでるのか、よく音が通る。虫の小さな鳴き声までよく聴こえてくるのだから。その音色を聴いて思い出した。玄関先にある庭の草がぼうぼうだ。今度管理人にいって刈ってもらおう。「住人が帰ってきたんだな。こんな遅くまでご苦労なこった」 うとうとしていた所を邪魔され少しばかりイラっとしたが、 俺は再び眠りにつくよう努めた。それから数分ぐらい経っただろうか。またノブをゆっくりまわす音が聴こえた。「こんな時間にまたどこか行くのか?」 まあ俺にはどうでもいい事だ。明日も早いし、さっさと寝よう。それから俺は身じろぎ一つせず、 布団の中でどうすべきか考えていた・・。時計の針の音が恐怖心をさらに煽る。https://imi.matomeyo.me/high/apartment-door/背の小さい婆ちゃん俺が去年某洋楽バンドのライブに行った時の帰りの話。俺と友達二人(仮にA・Bとする)の計三人で行って、ライブ終了後、テンション最高潮で帰ってたんだよ。そしたらAが後ろから誰かに肩を叩かれたんだ。振り返ると、80才くらいの背の小さい腰の曲がったばあちゃんが立ってたんだよ。なにかな、道に迷ったりでもしたのかな?とか色々思いを巡らしてたら、そのばあちゃんはこう言った。「私、死にそうに見えます?」って。一瞬「は?」ってなったんだがなんかばあちゃんの目が虚ろですごく怖くなって返事もしないでその場を去ったんだ。しばらく歩いてから、みんなで俺「怖っ何あれwww」B「お化けかと思ったぜwww」A「俺、肩叩かれた時、逆ナンかと思ったぜwww」俺・B「ねーよwww」とか半ば笑い話的に話をしてたんだよ。だけど、話してる途中で気付いちゃったんだよ。さっきの一言で気付いちゃったんだよ。https://imi.matomeyo.me/high/small-grandma/集合写真ある中学校に仲良し五人組の女生徒がいた。五人は休み時間も、お昼休みも、帰宅後もいつも一緒に遊んでいた。皆で友情を誓い合ったりもした。しかし、いつもリーダーシップを取っている生徒が、自己中だとか自分勝手だと他の四人に陰口を叩かれるようになった。しだいにそれはエスカレートしていき、彼女を自殺に追い込んだ。四人もそんなことになるとは思っておらず、動揺しだした。暗い気持ちになったのか一人の生徒が、今度の休みに四人でどこか静かな所でも行こうよ、と言い出した。誰も反対はしなかった。四人は山に出かけた。周囲には人が全くいない、壮大な景色だけが広がっていた。四人は来る途中のコンビニで買ったインスタントカメラで、写真を思い出として残した。数日後、一人の生徒が現像した写真を持ってやってきた。よく取れている写真に四人はわきあいあいと盛り上がっていた。一人の生徒が「この写真よく撮れてるね」と一枚の写真を手に取った。そこには山の景色をバックに四人が楽しそうに笑っている写真があった。https://imi.matomeyo.me/high/group-photo/サウナ銭湯に行った。あがる前にサウナで一汗かくのが俺の日課だ。俺が入って1分くらいで、男が1人入って来た。勝負だ。コイツが出るまで俺は出ない。これも日課だ。10分経過。相手の男は軽く100キロはありそうなデブだった。15分経過。滝のような汗を流してるくせに、頑張るじゃないか、デブめ。18分経過。ついにデブが動いた。今にも倒れそうな程フラフラになりながらサウナを出ていく。俺の勝ちだ!!俺はサウナルームの真ん中でガッツポーズをとった。目を覚ますと俺は見慣れない部屋にいた。どこかで見たようなオッサンが覗きこんでくる。番台にいたオッサンだ。オッサンは言った。「私が点検に行ったら君が倒れてたんだよ。ドアにもたれかかるようにして失神していた」どうやら熱中症を起こしたらしい。少し頑張り過ぎたか。オッサンはやれやれとばかりに「君を運ぶのはまったく骨が折れたよ。今度からは気を付けてくれよ」俺はオッサンにお礼を言って帰った。ビールでも飲んで寝るとしよう。https://imi.matomeyo.me/high/sauna/留守電6月の終わり頃、アパート暮らしの大学生が、腐乱死体の状態で発見されました。兄の勝巳さんが呼ばれ、身元確認に続いて、留守電のメッセージが再生されました。3月14日-母親から 思い出話、途中で切れる。3月16日-友人から 旅行の誘い。3月21日-父親から 祖父が会いたがってる旨。4月25日-友人から 大学に顔を出せと。5月1日-母親から 勝巳に連絡しろと。そこでテープが終わり、「ご両親からの電話はいつも深夜2時過ぎですな」と刑事がつぶやくと、勝巳さんがうなずいてから言いました。「両親は、僕らが小さい頃に死にました・・・」https://imi.matomeyo.me/high/answering-machine/アトリエ10年程前の話。美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない!そう思った私は姉に頼み込んでその部屋で一人暮らしをさせてもらうことにした。一人暮らし初日。わくわくしながらアトリエに帰宅。くれぐれも戸締りに気をつけるようにと言われていたため帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。その後夕飯を作ったり本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。気付くともう夜も更けていたため、もう一度戸締りをチェック、ガスの元栓も締め眠りについた。しばらくして、多分夜中の2〜3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。どうやら姉が絵を描きに来たらしい。こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしながら思っていると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。隣の部屋は画材やらキャンバスやら置いてある部屋。そこで、姉はブツブツ言ったりクスクス笑ったりしてる。うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、酷い事wを思いながらいつの間にか寝てしまった。朝、目が覚めると姉はもう帰ったようで居なかった。姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出掛ける準備をして家を出る。玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れることはなかった。https://imi.matomeyo.me/high/atelier/着信履歴間違えて携帯を階段に落としてしまった結構古かったから折りたたむ部分で真っ二つに割れた着信履歴が2件あったから、誰からの電話だったか気になる一週間後に新しい携帯を買ったから、とりあえず電話帳に登録している人に片っ端から確認して見たでもその時間に誰も俺に電話した人はいなくて、結局ワン切りとかそういう類のモンだったんだろう次の日、友達からメールが来た内容は「明日ヒマ?一緒に映画見に行かない?」次の日はヒマだったから迷い無く映画見に行くことにしたんだけど、返信した瞬間、携帯に電話がかかってきた「そういうことか……」一人で呟いたけど、気づくのが遅すぎたhttps://imi.matomeyo.me/high/received-history/解説 ダウンロード copy ここから先は 1,361字 拡散で応援して無料で読む 定価で購入:¥100 ログイン #小説 #短編小説 #ショートショート #ホラー #怖い話 #意味怖 #意味がわかると怖い話 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート