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ここ1週間くらいの話

 新しい生活の準備でバタバタしていて。少し落ち着いたと思ったら体調を崩してしまい、寝込んでいました。今はもう元気です。
 私は元々、あまり体調を崩しません。風邪を引いても熱は出ないし、そもそも風邪を引くのは何年かに一度。半日寝ていれば元気になる、お得体質でした。中高生の頃は学校を休みたくても休めなくて、どうにかして風邪を引こうと色々試したことがありました。でも、丈夫すぎてどれも不発。1学期に何回か休む同級生を密かに羨ましく思っていました。体調を崩しやすい人にはその人なりにしんどいことがあると分かっているのですが。やっぱり少し、羨ましかったです。
 今回、感染症以外で2日近く寝込むという、ここ10年で初めての経験をしました。下がらない熱と倦怠感に、「また何か大きな病気だったらどうしよう。」と何度も考えました。熱以外に症状がないのが、かえって怖い。浅い睡眠を取って、起きて、熱を測って、「下がらないな。」と思いながら寝る。この繰り返しでした。術後初めて数日間かなり無理をしたのが原因かもしれないな、とぼんやり考えました。
 手術で多少リンパ節を切除しているので、これまでよりずっと体調を崩しやすくなっているのかもしれません。無理をしても身体に出ないことに慣れている私にとっては、結構致命的。獲得してきた感覚は、もう頼りにできないみたいです。

新たな不安

 今はお仕事をしていないので自分のペースで動けます。働いていなかったから、気兼ねなく寝込むことができました。もし今回体調を崩したのが、数日無理をしたのが原因だとしたら。週5日フルタイムで働き始めたら、いったいどうなってしまうのだろう。そんなことを考えて、不安になりました。
 でも、分かりやすくなっていいのかもしれません。今まではかなり無理をしても大丈夫だったけれど、これからは疲れたかどうかが分かりやすくなる。自分にしか分からなかった、自分でさえ分からないことがあった「限界」が目に見える形で現れる。もう少し肩の力を抜いてもいいよ、と言われている気がしました。
 フルマラソンじゃなくて、かけっこくらいの気持ちで。ぼちぼちいこうと思います。



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