なんかまた会いたくなる人になりたい|土屋蒼空さん
「なんかまた会いたくなる人になりたい」
仕事でも友達でも関わってくれる人にとって、余韻のようなものを残せるようになりたいです。
自分にしか出来ないことをする人生にしたいと思っていて、土屋蒼空としてそこにいられるような人になるのが夢です。
そう話してくれたのは、土屋蒼空さん。(以下蒼空さん)
蒼空さんとは学生時代からの友人で「女優になる」という夢をひたむきに追う姿、前向きな言葉にいつも元気をもらっていました。
今回は、そんな蒼空さんにこれまでの夢や現在の活動、これからについてインタビューしました。
これまで追い続けてきた夢
ーーこれまで女優になることを夢に活動してきた蒼空さん。夢を持ったきっかけを教えてください。
きっかけは、幼稚園の頃から中学生の頃まで習っていたジャズダンスです。ステージ上からみる景色が好きで、自分を表現するのって楽しいな、これを仕事にしたいなと思うようになりました。それからは、いろんな経験や知識を活かせる役者の方が自分を乗せて届けられると思い、勉強やスポーツにも積極的に取り組むようになりました。
ーー幼い頃に始めたジャズダンスがきっかけで、そこから夢を追い続けていたんですね。幼い頃からずっと同じ夢を持ち続けていることに凄さを感じます。
そうですね、ずっと根本的な夢は変わっていないと思います。夢を叶えるために高校時代はオーディションを受けたり、学校のファッションショーに出たりといった経験をして、やっぱり自分が表に立つ仕事がしたい、表現したいという思いが強くなりました。
大学時代は自分で活動できる範囲が広がって、オーディションを受けたり、都内でスカウトしてもらえたりするようになりました。少しでも女優という漠然とした夢に近づくために、アルバイトで稼いだお金で演技のレッスンに行ったり、演技のワークショップに行ったり、体づくりのためにジムに行ったり、歌を強みにしたくてボイトレに通ったり、とにかくむしゃらに、努力と行動をしてきました。
ミスコンに出場して気づいた好きなこと
ーー大学時代はミスコンにも出場されていたそうですが、きっかけと出場してみた感想を教えてください。
ミスコンに参加したのはミスコンに憧れていたというよりも、夢に繋がる道だと思ったからという理由が大きいです。振り返ってみると、ずっと見られる環境にいるということもあり、生きる気力が凄かった4か月でした。
投票してもらうために写真をアップしたり、ミクチャを使って配信をするときもただ配信するのではなく、アイテムをもらえたら相手の名前を書いたヒマワリを背景に貼るということをその場でやったり、見てくれる人と一緒に空間を作りたいという思いがありました。
配信時間は毎日同じ時間にして、〇時になったから蒼ちゃんの配信にいこう!1つアイテムを投げてヒマワリをつけてもらおう!と思ってもらえるようにしていました。
配信の最初と最後には歌をうたう時間を設け、心をひとつにできるようなルームにしたのがこだわりでした。また、ツイッターやインスタグラムで皆が撮った空の写真を募集し、ミスコン本番ではそれ繋げてひとつの動画にして、その動画を背景に歌を披露しました。そんな、皆で作る空間がすごく好きで、とても楽しかったです。
こういうことをこれからやっていきたいかもと思った経験だったし、4か月という短い期間にあれだけ気持ちを込められたのは自分でも頑張ったなと思います。
地域に関わるお仕事を通して見えた世界
ーー毎日の工夫と頑張りが準グランプリという結果に繋がったんですね!現在はどのような活動をされていますか?
今は千葉西警察署の広報大使として活動したり、秋田県と山形県のラジオ番組の一角のコーナーを担当したりしています。
千葉西警察署の広報活動は、ヘルメットかぶりましょう、ライト付けましょう、飲酒運転をやめましょうという広報活動をイベントで行い、交通安全課のお手伝いをしています。イベントに足を運んだり、5月に1日警察署長をさせていただいたり、千葉県出身ということあり活動にも心がこもります。
ラジオ番組は、地域トークを少し入れながら、自分の身の回りにおきたことをフリートークで話しています。アドリブが苦手なので、1か月で身の回りに起きたことを振り返る時間をとっていて、感じたことや考えをメモしています。聞いてくれる人に、自分の考えや思いを聞いてもらう場なので、自分のこと見直すきっかけにもなっています。
これまでの葛藤とこれからの夢
ーー女優を目指すというのは大変なことも多いと思いますが、いつも前向きな蒼空さんに惹かれます。これまでで大変だったことがあれば教えてください。
大学時代、就職しないと決めたものの、就活期間中の雰囲気と、同級生が社会人1年目の時は自分は周りに取り残されているという感覚があって苦しかったです。将来の保証がないという不安もあるし、やめたいと思ったこともあるけど、テレビ見たり、映画見たりしてやっぱり人の心を動かせる人になりたいなという気持ちに戻るんです。
夢を公表しているから後に引けないし、自分にはこれしかないという思いもありました。
しかし最近、自分の心情に変化がありました。
自分はずっと女優になりたいと言ってきたし、そう思っていたけれど、もしかしたら私のやりたいことは女優ではなくても達成できるのかもしれないと思うようになりました。
スクリーンの中の人に憧れを持ち続けてきましたが、最近は、今しているお仕事の影響もあり、地域の魅力を自分が表に出て発信することに興味が湧いています。それは、追い続けてきた女優とは少し違うかもしれませんが、千葉の顔になりたい、そんな新しい夢として生まれ変わり、今の私の原動力となっています。これまでやってきたスタイルを変えるのは怖いけれど、そうなっても今まで女優という夢を持っていたことは変わらないし、その夢を持っていたから今があるなというのを心から感じているので、今までの生き方に後悔はありません。
ーー千葉の顔になる蒼空さんが想像できます。今実際に行動していることがあれば教えてください。
今は地域の発信をするために千葉県のことを改めて勉強中です。SNSでの発信はもちろん、YouTubeもはじめたいと思っています。
誰かに似せた何かじゃなくて、オリジナリティのあるもの、私にしかできないものを撮影から編集まで全部するようなコンテンツができたらと考えています。
千葉の観光地とかではなく自分が気に入った場所を発信したいです。例えば、長年やっている老舗のお豆腐屋さんとか、発信を通してそういうお店の後押しなんかできたら幸せだなと思います。
そこでまた演技の仕事とか、歌の仕事の話が来たらそこに向かっていけたら嬉しいです。
今の夢は女優ですかと聞かれたらもしかしたらそうじゃないけど、やっぱり自分が主となって発信するような仕事をしていきたいです。
インタビューを終えて
今回、なにか夢を持って頑張っている人を記事にしたいという思いがあり、学生時代からの友人である蒼空さんに取材をお願いしました。昔から夢を追いかけて努力している姿や、前向きな姿勢が素敵な蒼空さんの魅力を多くの人に知ってもらいたい!という思いで執筆しました。蒼空という名前には、蒼々とした広い空のように、曇りひとつない心。そして、済んだ心を常に持ち、伸び伸びと健やかに育ってほしい。という思いが込められているそうです。名前負けしない性格の良さが素敵な蒼空さん。これからの活動も楽しみです。
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