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Epsode4  -Life Theme 反抗期 -

中学時代のことをお話しする前に、小学校6年の大事なことを書かなければなりませんでした。私の母は東京の叔母の影響を受けて、もともと教育に関しては親族の影響を受けやすかったのですが『中学受験』をすると言い出したのです。自分としては親の言ううことなので素直に従っていたが、毎週日曜日は朝から塾夏休みも志賀高原でも勉強合宿、家庭教師もついた。友達とも遊びたいし、勉強はさせられるしで、まあ忙しい日々だった。

親に対する反抗はなかったが、家庭教師のやつには反抗した。なんでできないんだ!と責められ泣きながら勉強した。このころから、大人が嫌いになる。もちろん勉強も大っ嫌いになる。

当然ながら、第一志望は不合格。それなのに家庭教師は、俺の出来がいまいちみたいな感じで全く悪ぶれるでもなく普通にお金を受け取る。子供ながらに悔しいというより、嫌悪感のほうが優った。
大人の階段を上り始めたころだ。まさに、反抗期の土台はできている。

本格的な反抗期は中学に入ってから、桑名に戻りもとの私立の学校へ第二志望で入学。そこでもまた、カルチャーショックが待っていた。3年生に仲の良かった友達がヤンキーとなっていた。角刈りで色付き眼鏡をかけ、体格もよくなり不良スタイル全開だったのだ。
最初は自分もおとなしくしていたが、『朱に染まればあかくなる』ですぐに今の東京リベンジャーズのようになっていった。大人も勉強も大嫌いだったので、その素地はあったのだろう。
しかし、部活を変わったり、喧嘩したり、女の子にちょっかいだしたりと調子に乗っていたからか、グループの中で四面楚歌状態になった。
喧嘩は負けなかったので、そこまでひどいいじめのようなことはされなかったが、自分の身は自分で護らないとヤバいような日々が半年くらいあった。このころが一番闇の時代。調子に乗っていたので、自業自得ではあるのだが。。。

中3に入りクラスも変わったころ、やはりヒーローはいるもので、そんなに仲良くはないが喧嘩のめっちゃ強い正義感あふれるやつらが助け舟を出してくれた。そのおかげで高校の進学クラスへ上がることができた。もし、あのままなら勉強していなかったのでどうなっていたかわからない。

このヒーローたちによって私のレールがまともな方向へと切り替わった。
振りかえっても、ここまで人に人生の羅針盤を狂わされたこともなかった。闇の時代であった。このまま無事に高校進学するが、このころから遅い、自我の目覚めとなる。

次回は自我に目覚める高校時代



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