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あの頃は目先のことだけ考えればよかったけれど、気づいたらそうもいかなくなっていた


最近、将来のことを考えるような機会が増えている。

将来というとどう生きたいのかということもあるけれど、結婚はするのか、定住するのか、子どもや親のことはどうするかなど、今までは「憧れ」で済んでいたことやまだ先のことだろうと思っていたことがもっと手に届く距離で、リアルに、考えるようになっている。

20代の前半は憧れを語っていても可愛いけれど、後半にもなると周りも人生の駒を進めていて、考えていないほうが「なんかやばい?」と思う空気を少なからず感じる。


あの頃は毎週のように友人と遊んでいて、「今」が楽しかったらそれでよかったし、その時間が永遠に続くんじゃないかと思っていた。
学校の勉強も大変だったけれど、一番近い距離にある課題をこなすことだけを考えればよかった。

そんな同じ時間を共有していたはずの可愛い妹みたいな子と先日会ったときに自然と結婚についての話になっていた。お互い年上の友人が多いことやパートナーがいるからか、結婚が身近に感じているのだろう。

たった3~4年前のことなのに随分と状況は変わるもんだなとぼんやり思った。

理想論で語ればお気楽で、大好きな人とずっと一緒にいれると考えれば幸せだと思う。実際はそんな簡単に考えられず、自分と相手の将来のことを詳細に考えれば考えるほど安定なんてものはなくて気が遠くなる。

あまりにも目に見えないことを考えてしまうから、「もっとシンプルに考えたら?」と言われるのだけども、今までの人生でいちばん先が見えなくて。その解決する方法を私はまだ持ち合わせていない。

今までは決められた雛型に沿って生きて、目先のこと、自分のことだけ考えればよかった。
きっと、自分だけのことを考えれば幸せがある方角へ迷わず進んでいけばよいのだろうけれど、それは自分の大切な人にとってよい選択なのだろかと思うと考えこんでしまう。

そういえば、結婚した友人が「結婚って自分たちだけじゃないんだなって思った。意外と親も考えているもんだよ。」と言っていた。その友人が感じたことが今ならわかる気がする。

自分の大切な人のことを想う人だっているのだから、いくら自分たちが第一だとしても無視はちょっとできないなと思うと、やはり「自分が良ければ」とはいかないのかなと思う。

誰かと一緒に生きることを選ぶというのはそういうことなんだなと、なんとなくでも少しずつ感じている。



あの頃は目先のことだけ考えていたら、自然とレールに乗って進めていたんだけど、もうそうはいかない。誰かと一緒に生きるにしても、自分の道を進むにしても、膨大な選択肢の中からベストを選び取っていくのだろう。

どこに進むのか先は見えてなくて霧の中を歩いているような心地だけども、ひとつひとつ丁寧に選んでいくことで、きっとよい未来が待っているのかな。


自分の未来は自分で切り拓くんだぞ!

そんな心意気でぼちぼちと歩めたらいいなぁと思います。

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