おおたうに展の話

先日は、私の人生に多大な影響を与えた
イラストレーターのおおたうにさんの個展へ。

おおたうにさんはかわいい女の子のイラストに手描きの文字がびっしり添えられたイラストが有名なファッションイラストレーターさん。
そんなうにさんの、意外にも初個展！が開かれるとのことでドキドキわくわくしながら行ってきたよ～！

渋谷の会場へ到着するといきなりうにさんご本人がっっっ！
発表時に「会期中は毎日在廊しています」とアナウンスがあったので当たり前なんだが、受付でいきなりの遭遇だったのでめちゃめちゃ緊張してしまった。
コミュ障発症しながらお土産（って言う？差し入れ？）とメッセージカード（という名のびっちり殴り書きしたデカいふせん）をお渡し。
気さくに対応してくれて良い人やぁ～

展示内容は
今まで出版された本の原画や、近年描かれている浮世絵の女の子たち、かわいらしい手描きの短冊画など。。
ひとつひとつゆっくり堪能させていただきました。

ご本人にお会いしておしゃべりできて…本当に胸がいっぱい。

中学生のとき、今は無き地元の小さな本屋で衝撃の出逢いをした最初の御本、Cherry coke。文字通り擦り切れるまで読んだこの本を持参してサインをいただいてしまった！
今までも宝物(たからもの)だったけどこれからは宝物(ほうもつ)〜

大げさでなく、この本との出逢いがなかったら私の人生は全く違っていたと思う。
多分今の職業にも就いていないし、東京にもいないし、夫とも出会っていない。
まあ人生なんて全部その時その時の選択によって変わるんだから何でもそうなんだけど。
それにしてもめちゃくちゃ影響は受けたと思う。

うにさんの本に書いてあったこと、ファッションや映画や音楽が、私をたくさんの人やものに出会わせてくれた。思えばこの本を読み、好きなことは好き！という信念を持ち続けることの大切さを教えてもらったんだと思う。

あの頃の自分に言ってあげたい。
「あなたが今夢中になっていることは、あなた自身を将来助けてくれるから、そのまま突き進んでオッケーだよ！あんたの未来はめちゃくちゃ明るいから大丈夫だよ！！」

最近こういう、人生においての伏線回収みたいなできごとが多い気がする。
大人になるってこういうことなんだな。
なんて、思った素敵な展示でした。